日々の雑感(2011年7月〜9月)

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9月30日
台風の後、一気に冷えてきた気がします。その前までは残暑が厳しく、かなり扱ったのですが、いつの間にか半袖に上着 を羽織らないと少々辛い感じに。しかし、過ごしやすい気候なので助かります。

それはさておき、雑感の更新がえらく間が開いてしまいましたね。色々と忙しく(ここには書くつもりは全くありませんが、大変でした)、 更新のことをすっかり忘れていたのもありますし、何かあっても間が開いてしまって、何か恋うとしたんだっけと言う状態にもなっていた ということもあります。

まあ、気が向いたら適当に何かを書こうかなとは思います。それより、歴史の記事の更新の方が先だろう。

9月25日
えらく間が開いてしまったような気がします。

この間、色々と忙しかったために更新が滞っておりました。またそれ以外にも更新をする気にならずに(読書コーナー以外)、 一寸放置してしまいました。

で、久し振りの更新ですが、芸大美術館で行われていた源氏物語絵巻にかんする展覧会と、江戸東京博物館で始まった「ヴェネツィア展」 を見に行ってきました。

源氏物語にかんする展示ですが、絵巻そのものを展示しているわけではありません。芸大の修了制作で、源氏物語絵巻を複写するという 物が行われました。現状模写ということで、現在見える姿そのままに模写するというもので、制作者それぞれが表現や色彩を考えながら 描き上げていった物が展示されていました。同じ絵でも、見る人が見ると微妙に違いが分かるのだろうなとおもいながら、よくここまで できるなと感心しながら見てきました。見に来ているお客さんも非常に熱心に見ている人が多かったです。

その後、お昼ご飯とおやつを食べた後で場所を変え、両国の江戸東京博物館において始まった「ヴェネツィア展」を見に行ってきました。 ヴェネツィアにのこされた様々な芸術作品や道具などが展示されており、こちらも思ったよりも見応えがある展覧会でした。もういっぺん 見に行けたら行ってもいいかな。


9月2日
9月に入りましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

雑感の更新が一寸間が開いてしまいました。「ヒストリエ」ネタの記事はそろそろ仕上げたかったのですが、まだ仕上がらず。 マケドニア戦争についても、アエミリウス・パウルス登場直前までは色々と読んでまとめているところですが、これもまた記事 として仕上がらず。夏休みの宿題が終わらないまま新学期を迎えてしまったような状態です。

この間何をやっていたかというと、「空海と密教美術展」を見に行ってきたり(変わった顔がおおいなか、帝釈天だけ妙に整った 顔をしていました。でもちょっと機嫌悪そう)、根津美術館にいって日本刀を見てきたり(未だに太刀と刀の区別がよく分かっていません。 刃を下にしておいてあっても刀だったりしましたし)、それに連動して都内を散策したり(広尾界隈なんて滅多に行かないので)、 まあそんなことをやっていました。

今年も残り4ヶ月を切りました。頑張りましょう。

8月17日
最近、「ヒストリエ」関連の話題で記事を一本書いています。で、途中まで書いてまだ放置している状態で夏がもうすぐ終わりそうな のですが、いい加減仕上げようかな。連載が再開される前に。

何か失敗をしたとき、自分の責任にならないよう、他人に全部押しつける人って、現代社会でもいると思います。責任を取らない、 それを回避できる構造が何かしらの形でできあがってしまっていると、それを利用して責任回避・自己保身をはかると言うことは 可能ですし、実際に行われています。

執務審査とか弾劾裁判がある古代のアテネで、そんな人はいるかなとおもってみてみると、一人いるな…。2度、大敗を喫した後で 負けたのを同僚のせいにして、告発した人が。今書いているのはその人のことです。

8月13日
古代ギリシャ展の感想、第1稿上げておきま す。あとで加 筆修正をどんどん入れる予 定(というか、また見る つもりですし)。


8月4日
もう8月ですね。気がついたら雑感や読書コーナーの更新も放置した状態になってます。月末、出張で留守にしていたのと、疲れもあって 放置してしまいました。ぼちぼち色々たまった物を書いていこうかと。あ、ギリシャ展の感想もかきますよ、これから。

とりあえず、すこしずつ更新はしますよ。歴史関係の記事のほうも、そろそろ完成させようと思う記事が1本ありますし。  

7月22日
ギリシャ展の感想、ちゃんとかきますよ…。大部経ってしまいましたが。

読書は、土口史記「先秦時代の領域支配」という本を読んでいます。名前からして中国史をやるために生まれてきたかのような著者に よる一冊です(博論をベースにした専門書です)。とりあえず第1章を読みましたが、邑に対する支配の強化が進むのは、軍事動員 (遠征時の経路上の邑や、侵攻された時の当該地近辺の邑から動員)が行われる過程でのことだという感じの結論でした。春秋時代 にも「県」はでてきますが、それは決して世襲制をとらない、氏族社会を打破する物、というわけではなく、秦漢時代のイメージを そのまま反映してはいけないと言うようなことを言っています。

封建から郡県へという教科書的なイメージで捉えてはいけないんだなあということですかね。まあ、軍事動員→支配強化という過程に 対し、当の邑側でどう考えていたのか、その辺がちょっと気になります。遠隔地の邑に対しては支配が及ばなかったり、反乱を起こす 際に邑がその基盤になっていることが結構あります。支配強化に対し、邑側の不満や反発という物もあったと思うのですが、それに対 しどう対応したのかと言うことには触れられていない感じです。そこの所はどうなんだろう。とりあえず第2章以降も読んでみますが、 果たして・・・。

7月17日
ギリシャ展の感想、もうちょっとお待ちください.実は7月15日の夜にもまた見に行ったりしているので。

読んだ本の感想、そういえばちょっと書き忘れているのがあったなあ。オズボン「ギリシアの古代」とか、アッティラ大王の本とか。 その他には特にないはず。


7月8日
東京国際ブックフェアを覗いてきました。

混雑はかなりしていましたが、それでもまあ、何とか覗いて回ることはできるレベルでした。全体的な感想として、電子書籍コーナーが 増えた分、普通の本のスペースが減った感じがします。また、昨年出展していた会社が出ていなかったりします。出版業界はそれだけ厳 しいんでしょうか?また、出展している会社でも、前年までと比べてスペースが縮小しているところもありました。筑摩書房のブースも めちゃくちゃ狭くなっていたし(他の会社との共同企画ブースのおまけみたいな感じになっていたなあ)。

あと、語学系の出版社が少なくなった気がします。去年はアルクでキクタンをかったのですが、今年はアルクは来ていませんでした。その 他に語学系の本をあつかってるのは三修社(ドイツ語関係が多いけれど、英語も結構ある)、ベレ出版(前置詞マスターとか、なかなか マニアックな品揃え)、白水社(例年と比べ少し少ないか?)、それくらいかなとおもいますが、アスク出版というなかなか紛らわしい 会社もありました。

大手出版社も、新潮社とか文藝春秋社とか来てないし、ほかもなんとなくブースを出しているだけという所もあり(講談社…)、もうちょっと 何かあるかなと期待したのですが、大手はあまり本がなかったですね。

一方で、この前世界文学全集が完結した河出書房新社とか、外国文学読みだったら大抵ここの本は手にとっているであろう国書刊行会は あいかわらず変わった物、定番、色々置いていました。国書刊行会の本は普通に買うとちょっと高いかなという感じですが、こういうときは チャンスです(2割くらい安くなっていたはず)。その他、歴史書懇話会は細々と頑張っており、そこで今回一番欲しかった物を発見して 買うことができました。はじめ見たときには置いておらず、「刀水書房、新刊は置かないのか」とおもったのですが、一周して戻ってくると 棚に一冊だけ刺さっていました。それが欲しくてここに来たような物だったので、すぐさま手にとって会計へダッシュしました。さて、これから 読むぞ、「ギリシアの古代」。

他にも気になる本はいくつかあったのですが、欲しい物全部買うと大変なことになるので一端諦めて後日もう一度。 ただ9日と10日はもっと 混雑するんだろうな、きっと。

7月5日
午後、時間がちょっとできたので、「古代ギリシャ展」を見に行ってきました。本当はこの日に感想を書いてしまえば良かったのですが、 実はその後連続して何度か見たりしたので、それから感想は書くことにして、しばし放置していました。ちゃんと書きますよ、感想。

7月1日
久し振りに落語を聞きに行ってみました。はじめから聞きに行こうと計画していたわけではなく、たまたま新宿紀伊国屋に出たところ、 紀伊國屋で寄席をやっている事が分かり、当日券も買えそうだったから、という、それだけの理由です。

演目は以下の通り。
ろくろっ首 春風亭一之輔
抜け雀 金原亭馬生
その時歴史は動いた 林家木久扇

仲入

豊竹屋 古今亭志ん輔
庖丁 柳家さん喬

ほんとうは、ろくろっ首の前に前座がありましたが、何だったか覚えていなかったりします。なんとなく自分語りだった木久扇の演目 以外は一応古典落語と言うことになるのでしょう。ただ、あらすじそのままではなく、落語家それぞれが工夫を凝らして、面白くする というところに、それぞれのオリジナリティがあるんだなあとおもいながら聞いていました。大爆笑という感じの話はなかったかなと 思いますが、落語を楽しむのは、実は色々と予備知識がないと厳しいのかもしれないなと思った一日でした。確かに、ネタがあまりに 古すぎて木久扇のは笑えないところが多かったからなあ…。


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