日々の雑感(2010年1月〜3月)

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3月28日
何故日本人が海外文学を読まないのかと言うことが、某所にてちょこっと話題に取り上げられていました。ハードルが高いと感じてしまうことや、 原文至上主義の害毒、翻訳文が読みにくい、そういうことがとりあげられていましたが、自分の半径50センチ以内のことにしか興味のない人間には そもそも海外文学で扱われている事柄は理解できないのかなという気もします。漫画だとそういう風な感じではないのですが、漫画の場合は絵が 既に存在し、それが理解を助けてくれると言うことがかなり大きいけれど、文学だとすべて文字で表現され、何もないところから文字で書かれた 情報を拾って、創造しないといけないということになり、そのプロセスが面倒だと感じるのでしょう。あと、本の評価を「共感」できるかどうか だけで判断する人がいますが、それってどうなんだろう。もうちょっと他の読み方があるんじゃないかという気がしますし、その読み方だと海外 文学は読めないと思います。そもそも日本人と違う人が書いているんだし。

3月17日
ナム・リーの「ボート」を読んだ後、川瀬貴也「植民地朝鮮の宗教と学知」をよみ、なんとなくオリエンタリズムについて考えてみよう とおもいつつ、結局考えがまとまらず辞めました。一番最初の短篇におけるエスニック小説に対する見方が、まさにオリエンタリズム そのものなんじゃないかという感じを受けたりしたからか?

この辺はもうちょっと詰めて考えてみようか。

3月16日
あ、雑感の方はすっかり間が開いてしまっていますね。10日間、忙しかったり、体調不良で更新どころでなくなったりしたため、 書き込みをストップしていました。

体調も大部回復したとはいえ、何か歩くとふらふらしたりするので、じっくり回復を図りたいところですが、何せいろいろと雑用を 貯めてしまっていて、いい加減処理しないとまずいから、頑張ろう。

3月6日
むう、いかん。ここ1週間、スポーツクラブ通いをさぼっているような気がする。その成果がでたのか、体が重い…。来週は月曜と火曜、 あとは木曜に行こう。それくらいやっておかないと、ちょっとおなか周りが…。

もっとも、あまりハードにやり過ぎると体に悪そうなので、そこは気をつけます。あとは水分補給は大事。

1週間の休みの後、果たしてどれだけ弱くなっているか、それを考えると何とも微妙ですが、頑張ります。

3月3日
最近読んだナム・リー「ボート」は、ヴェトナム出身の作家による短編集ですが、ヴェトナム及びヴェトナム人を題材にした小説だけでなく、 コロンビアの殺し屋の話、原爆投下前と思われる広島を舞台にした話、ニューヨークの画家がチェリストとして大成した娘に何とか会おうとする 話、イランで政治活動をする友達を訪ねる話、といった具合の話が多くを占めています。意図的にヴェトナムの話を外しながら、最後の「ボート」 ではボートピープルの話(最後の終わり方が結構ショックをうけました)をもってきます。

そういえばアメリカ人やイギリス人、ドイツ人など西洋の作家に対しては、その国固有のことを書いたとしても、それほど取り上げられる 事はないのに、なぜかアジア系作家の場合だと、そういったことがことさら注目されることがあるような気がするんですが、それってどう 何だろう。気のせいかなとも思いますが、ルポルタージュやノンフィクション作品、歴史書を書いているのではなく、小説を書くと言うこと において「@@人が書いたことに意義がある」といって評価するのは、じゃあその作品の長所はそれしかないのかと勘ぐってしまいます。 書き手の出自とか体験というのも確かに大事なところはあると思いますが、それだけでは評価するのではなく、それなりのテクニック等々も 無いとまずいんじゃないかなあ。「ボート」は自分の出自や体験に縛られないように書こうとして色々なところを取り上げ、最後の作品も 著者自身の体験がベースになっているものの(著者は生後3ヶ月で親に連れられボートピープルとなった体験があります)、あくまで小説として 作り上げた物として読んでも結構衝撃的な話になっている(一番最初の小説でその辺予防線を張ってるのかも)、単なる「エスニック小説」 とはちょっと違う物となっていると思います(著者もその辺は狙っているような気がします)。


2月24日
「ヒストリエ」の最新話を読んできました。近所でアフタヌーンを早売りしているので、それを購入。すでに先月号で出てきているので 今更ネタバレもなにもないかなと思いましたが、一応伏せて、この漫画ではアレクサンドロスとヘファイスティオンはどうやら@@@@ という設定で行くようですね。まさかそういう風に行くとは思っていなかったので、ちょっとびっくりしています。そういうことをやると 後の展開がかなり面倒なことになると思ったのですが、こちらの予想もつかないさらなる展開があるのでしょう。果たしてそれを知ること になるのは何年先のことになるんだろうかと、今から気になります(で、このあと2ヶ月休載、7月号に掲載されるらしいので、かなり待た されますが)。そろそろ単行本化されてもいいはずなのですが、講談社のサイトを見ても4月の予定の中に入っていないため、6巻が出るの はいつのことになるんだろう。

気がついたら、オリンピックももうそろそろ終わりそうな感じです。フィギュアスケート女子で盛り上がっているようでしたが、自分は テレビがないから見られない…。ま、いっか。ただ、ネットで見ていると、何か阿Qみたいな人たちが結構いるのですが、そういうのは何 とかならないかなあ。みっともないから。

さて、そろそろ「ヴァインランド」を読み切らないとな。そのうち「煙の樹」も来るだろうし、色々読みたい本もあるので。

2月23日
昔一時期やっていたブログを閉鎖してかなり経ちます。もともとはサイト更新の前のメモ帳代わり、途中からは飲み食い日記と化して いましたが、なんか面倒になったので全部消してしまいました。ここの歴史記事のいくつかはそこに書いていたメモをベースにして 作成しましたが、まあ、サイトとブログの両方で被る話題を書く必要って無かったよな。

今トップから貼っている読書ブログに関しては、中身はさほど被っていません。サイトの方よりちょっと長めの紹介文&感想をかくという スタイルで現在まで継続しています。今月はとりあえず1冊(本郷和人「天皇の思想」。面白いですよ)、まだあと1冊くらいは何か書く かもしれません。あと、クレア・キーガン「青い野を歩く」の感想があまりに寂しいので、もうちょい加筆するかもしれませんが。

ちなみにSNSについても、一応いくつか参加していますが、mixiは飲み食い日記にしています(行きつけの飲み屋のマスターに教えてもらったので、 やはりそういう方向で書くべきかなと)。

なにげにtwitterもやっていたりします。本の情報を得たり、なにげにどうでもいいつぶやきを放り込んでみたりすると言う使い方ですが。

こんなに色々手を出していて、サイトの更新はどうするんだって言われるような気がしますが、サイトの方もちびちびいじっていこうかと。 何か近いうちに1本くらいはアップしたいな。3ヶ月に1本くらい出来れば御の字だと思います。

2月21日
うちのサイトにも、アクセス解析はついていて、ある程度はどの頁から来たのかが分かるようになっています。で、うちの掲示板の アドレスから来ている人がいて、書き込みがあったのかなと思うとそういうわけでもないと言うことが多々あるのですが、そんなに うちって書き込みにくいかなあ…。う〜ん、何かまずいことでもしたのか?

今月はオリンピックをやっていますが、なんか前ほど盛り上がってないような感じがします。大本営発表にそれ程おどらされなく なったってことでしょうかね。

今月の読書傾向を見ると、外国文学の比率がかなり高いというより、他の本をあまり読んでいないような気がします。日本文学より 外国文学の方に行ってしまうのは、単にそっちの方が好きだからですが。

2月18日
オリンピックが始まっていたことをつい最近まで知りませんでした。それにしても、テレビがないとこうも静かに過ごせるんですね。 大本営発表を見ないからかな。

なにやらスノーボードの選手の服装及び言動が色々問題になっているようです。4年前にも色々やらかしているのですが、要は全然 成長してなかったと言うことで。あと、人間的にもかなりなっていない人だということも言われているのですが、それが本当だと すると、何も同情する気にはなりませんね。非常識な愚か者の軽率な振る舞いをニュースでずっと取り上げてるってのも変な感じ ではありますが。それにしても、ネットの動画で見ましたが、なんか船場吉兆の会見みたいだったな、あれ。

メダルをとったら180度態度が変わるんだろうという人もいますが、メダルを取ろうが何しようが、人間的に問題があるんだったら ほめる気にならないな。もっとも、スノボでメダルはまずないだろうと思いますが(日本人が出ているFISの大会には実はあまり 有力選手は出ていないって話があります。オリンピックの出場権が欲しいときだけちょろっと出て、あとは全く別の大会に出ている ようです)。

2月13日
ここ数日、日本史関係の本を集中的に読んでいます。おもしろそうな本がないかと思って探していて、結果としてそうなったのですが、 どれも結構面白かったです。ステレオタイプへの挑戦という感じの「北政所と淀殿」、日本史を外国にある史料をもとに違う角度から 書いた「幕末日本と対外戦争の危機」、地道な実証を積み重ねた「天皇の思想 戦う貴族北畠親房の思惑」、この3冊を最近読み終え ました(内容紹介兼一言コメントは2冊分はアップ。後1つはブログの方にも書こうかと思っています)。

外国史の邦語文献だと、どうも横書きの物を縦書きにしたような本が結構ありますが、そこはやはり日本史、結構独創的なことを言って いたりもします(特に「天皇の思想」)。

2月8日
久しぶりに雑観に記事を書いていますが、色々忙しくてねえ…。

それはさておき、ネット上で歴史を語る媒体というと、(うちもそうですが)従来型のサイトだったり、ブログであったり、あるいは SNSのコミュニティだったりと、色々な形があります。そんななか、最近流行のtwitterから始まった歴史サイトがあります。

ひすとり! 歴史ごった煮闇鍋マガジン

もともと歴史が好きな人たちがtwitterでつぶやいていたところ、同好の士が集まってきて、やがて何かやろうという事で立ち上がった企画 のようです。基本はエンタメ路線のようですが、参加されている方々を見ると、相当専門の方でばりばりやっている方が多いようです。 専門でやりつつ、こういうこともやっていくって、いいよなあ、うん。twitter上で漫画夜話のようなことをやったりもしているようで、 これからもっと面白くなっていくのかな。とりあえず、うちのサイトからもこっそりリンクを張っています。twitterやっている方がいたら 行ってみてはどうでしょう。

1月26日
今月のアフタヌーンに「ヒストリエ」が掲載されていたので、早速読んできました。

タイトルが「ヘファイステイオン」で、アレクサンドロスの無二の親友ヘファイステイオンが初登場する回でした。ただ、彼の扱いは この後結構面倒なことになりそうな描かれ方でした。ネット上で大勢を占める考え方でこの後はなしを作っていくのは相当力業になる ような気がしますし、下手したら話が破綻するかもしれないですね。人生に空白が多いエウメネスと異なり、それなりにネタのある人々 なので、どう収拾を付けるんでしょうか。そこがちょっと心配だったりします。

それはさておき、今回は意図的にミスリードするような形で作っているんじゃないかという気がしないでもないなあ…。ヘファイステイオン がアレクサンドロスの***っぽい設定で取った方が、化粧品やら日焼けやらの台詞は理解しやすいような気がするのですが。アレクサンドロス が@@@@という設定にするのは、なんだか違和感を覚えるんですよね。

1月24日
今年の本屋大賞の候補作を見ましたが、もう終わったな…という感じしかしません。

もちろん、本屋は慈善事業ではなくビジネスなので、生き残るためには本が売れてくれないと困るので、売れ筋をプッシュしたいという ことは分かります。しかし、本屋の側から何かを仕掛けようという意志はないのかなとおもってしまいますね。本屋大賞は書店員が選ぶ 賞ということになっていますが、単に売れている本を並べるだけなら別に誰がやっても良いわけであって、本について色々知っている 書店員ならではという感じがあまりしないで、やる意味はあるのかなという気がします。これだったら、「ダ・ヴィンチ」とか「王様の ブランチ」とかでじゅうぶんなんじゃないかな。「単に本屋にいる人」ではなく、「本についてある程度の見識をもっている人」に選んで ほしいなあ。

また、書店員というしごとが誰でも勤まるような仕事になってしまっているのなら、別にネット書店でも十分な感じもします。実際に 店舗を構えて書店を経営し、そこで仕事をするのなら、それなりの見識は持っていて欲しいのですが、おかしいこと言っているかな、自分。 ネット書店との差別化を図りたいのなら、何らかの付加価値をつけていかないと、特に都市部ではかなり厳しいんじゃないかと思うのですが、 どうでしょう。

1月19日
最近読み終わった「マルコムX」(岩波新書)によると、マルコムXの議論の進め方において、言葉の語源の知識を頼りに、歪曲・こじつけ するという事が良くあると取り上げられていました。たとえば民主主義(democracy)について、demo-cracyのうち、demoをdemon と結びつけ、 歪曲して解釈するというものです。マルコムX自身は辞書を熟読する人なので、当然demosとcracyに分かれることは知っていたようですが、 意図的にdemonに結びつけ、アメリカの基本理念すらも歪曲して解釈し、アメリカ合衆国及び白人アメリカ人の根本的転覆をはかったという ことのようですが、この強引な論の展開に多くの黒人達が魅せられていったというのは、それだけアメリカ社会に問題があったのでしょう。

現代において、こういう形で議論を展開したら、冷ややかな笑いを浮かべられながら「あいつはトンデモさんだな」と言われ、その後は生暖かく 見守られるだけで、社会的には何ら反響を生むことなく「トンデモ」として消費されて終わってしまうかもしれません。また、マルコムX の場合、分かっていて意図的にやっているような所もありますが(アメリカの白人優位の支配体制を揺さぶるため)、そういったことまで 考えが至らない人からは、とんちんかんな反応(それも激烈な批判の方が多い感じ)を受けそうな気がします。どちらにせよ、「トンデモ本の世界」 あたりで仰々しく取り上げられ、弄られることにはなると思います。

単に「トンデモ」というレッテルを貼り、それをバードウォッチングよろしく観察するだけの行為は、正直なところ不毛なような気がしています。 昔は自分もそういう傾向がありましたが、それは良くなかったかなと思うところもあります。いわゆる「トンデモ」なものが支持を集めるのは何故 なのか、そこの所を考え、その後で行動を起こすなり何なりしていくほうがよほど有益なんじゃないかと。

1月17日
ここのところ、モデムの具合が悪いようで、ネットにつながったりつながらなかったりを繰り返しています。そのため、更新が停滞 していますが、何故そういう事態が発生したのか、あまりよく分かりません。プロバイダの問題ではないので、やはりモデムの会社に いうしかないか。

世の中には、多数の歴史小説があり、それを書いている人がプロアマ問わず結構います。ですが、その中には、一歩間違うと「中2病」、 どうみても「中2病」ではないかと思われる方々もいます。ある歴史人物・出来事について小説を書くにあたり、先行する諸作品および、 映像化された物にたいして、鬼の首を取ったかのような批判を行い、しかもことあるごとに繰り返したり、知っていることを全部詰め込み、 壮大なネタ帳のようなものを書いたり(で、そこでまた先行する物に対する批判を繰り返したりします)、まあ、見ていて痛いというか 何というか、つらいですね。

何でもかんでも詰め込むと、話の軸や焦点を当てていることがずれてしまいますよ。それと、そんなことやるんだったら、小説じゃなくて ちゃんとした論文でも書いてみればいいのに。

1月7日
引 用にいちいち許可もらわなかったら研究って出来ません

この記事に出てくるケースの場合は、強いて言うならば、引用と言うより剽窃なのかな。そこまで言うことなのか分かりませんが、何となくそんな 感じ。それにしても、ここで「無断引用」という言葉を使って何とも思わない人が記事を書いているって、新聞社ってのはどうなっているんでしょう かねえ。こういうのを「日本語の乱れ」というのかもしれませんね。

1月6日
あの塩野七生が、「ローマ人の物語」の次に選んだのはヨーロッパ中世でした。なんでもこの夏から、十字軍を題材にして4冊くらいのシリーズもの を書くという情報が入ってきました。「ローマ人の物語」は読み物としてはよいのかもしれませんが、彼女の思い描くアウトラインがあって、そこに パーツをはめ込んでいる感じがしてしまい、途中からまじめに読まなくなりました。歴史書ではなく、リーダー論やビジネス書のコーナーに置かれて いるような本だと思えばいいのでしょうが、歴史研究書と同じ扱いにするのはどうかと。

彼女が本の中で、研究者の見解に異を唱え、それと違う主張 を展開していくところに、一般読者は痛快さを覚えるのかもしれません(中には、彼女は一次史料に当たっているのに研究者はそれをしていないと 主張した恐ろしい方もいた記憶があります)。ただ、色々な史料を分析し、従来の研究とは違う新しい何かを付け加え、新しい見方を提示 する本と、自分の主張の補強のために歴史のネタを引っ張ってきて適当に使っている本をごっちゃにしちゃまずいんじゃないかねえ。

もっとも、最近の歴女ブームとかのような歴史との関わり方を見ていると、日本人の大多数は歴史なんて好きじゃないから、あれでいいのかもしれ ませんが。歴史的な文脈から切り離して、ある対象(人であれ国であれなんでもいいです)を愛でるってのは、歴史が好きというのとは全然違うこと でしょう。

1月4日
新年早々、面白い物を発見。い つから格闘技になったんだ

採点競技って端から見るとよく分からないですからねえ。はたして今年のバンクーバーオリンピックはどうなるんでしょうね。 それはさておき、端から見たらどうでも良いことにここまで気合いを入れて取り組むってのは、ある意味尊敬に値しますね。 仕事をまじめにやるのは当たり前、遊びだからこそまじめにやるものだと思いつつ、それがなかなか出来ない私としては、 何かうらやましいです。

読書の方は、掲示板に書いたフェルナンデスーアルメストは延長手続きを取り、ゆっくり読む体制に入りました。全然頭の中に 内容が入ってこないからなあ…。で、アラン・ベネット「やんごとなき読者」を読了しました。エリザベス2世が読書に嵌ったら どうなるのか、という設定で書かれた小説ですが、面白いですよ。

1月3日
久しぶりに家にいます。初詣に行こうと思いつつ、だらだらと過ごしてしまい、気がついたらもう昼です。こんなのでいいのか…? それより、年賀状を書かなくては。一枚も書いてないので。

1月1日
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

「ゼロ年代」もおわり、これから「10年代」にはいります。このサイトを始めたのが2003年、まさかこんなに長い間サイトを継続できる とは考えてもいなかったですし、もっと早くマケドニア史のまとめが終わって、あとはほかのヘレニズム諸王国等々を取り上げていこう 等と考えていました。今から考えると、それはさすがに無理かもしれないと思うところもありますが、なんとかしたいですね。

昨今、どうも人文系の学問に対して扱いが悪くなってきています。そのため、歴史や文学関係の本で、シリーズで出ているものが 途中で打ちきりになったりしないか、ろくでもない本ばかりが出版されて売れる状況で、面白いまともな本が出版されるのかどうか、 色々と心配なことはあるのですが、そこに関しては私一人はどうしようも無いことです。ひたすら祈る、買う、図書館に買わせる、 布教活動をする等々、一人一人が頑張るしかないのでしょうかねえ…。

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