日々の雑感(2007年10月〜12月)

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12月31日
今年ももうすぐ終わりですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

来年はサイト開設から5年目という事になりますが、そんなに持つとは正直なところ思っていませんでした。その間、岩明均「ヒストリエ」 が単行本化されて、瞬間風速ではあっても大勢人が来たり、映画「アレキサンダー」が公開されたり、うちのサイトの内容と関係がある 事もいくつかありました。一方、この間歴史系サイトについては新しいサイトがあまりできないということもあって、どちらかというと最近 では読書関係のサイトやブログにリンクを張ってみたりしています。歴史サイトより、そっちの方がおもしろいと思うサイト・ブログが多い ということもあるのですが、来年はしっかりした内容の新しい歴史系サイトがもっと色々できるといいなと思っています。

来年は今年より良い年になるといいのですが、果てさてどうなることか。

12月29日
現在、読書コーナーで「『世界史リブレット』で読むイスラム」という一括紹介コーナーを作りつつあります。まだ(現在読書中) となっている物しかないのですが、そのうちここを充実させていこうと思っています。本はすべてそろえて持っているので、あとは ひたすら読むだけです。薄いけれど内容が濃い本なので、これを全部読み切るのは結構労力を要するかもしれません。

12月27日
今年読んだ本の中で、おもしろかった物を10冊リストアップしてみます。

森谷公俊「アレクサンドロスの征服と神話」講談社(興亡の世界史第1巻)
カズオ・イシグロ「日の名残り」早川書房(epi文庫)
リジー・コリンガム「インドカレー伝」河出書房新社
松本典昭「パトロンたちのルネサンス」日本放送出版協会(NHKブックス)
宮下規久朗「食べる西洋美術史 「最後の晩餐」から読む」光文社(光文社新書)
シャン・サ「碁を打つ女」早川書房
伊東俊太郎「近代科学の源流」中央公論新社(中公文庫)
井野瀬久美恵「大英帝国という経験」講談社(興亡の世界史第16巻)
ディノ・ブッツァーティ「神を見た犬」光文社(光文社古典新訳文庫)
平沢廉「カメのきた道」日本放送出版協会(NHKブックス)

このほかにもおもしろかった本はいろいろあり、ロダーリ「猫とともに去りぬ」とかクラーク「幼年期の終わり」、小宮正安 「愉悦の蒐集 ヴンダーカンマーの謎」、瀬川拓郎「アイヌの歴史」等々、おもしろい本はあったのですが、10冊あげろといわれると こんな感じになりました。最近は中身がすかすかな新書が大量に出て、それが売れたりする一方で中身がしっかりしてそうな本が なかなか見つからなかったりと、かなり本選びは大変になりましたが、来年もおもしろい本に出会えることを期待しています。

12月26日
久しぶりにふらっと入ったベルクでビールを1杯、この店の中ではあまり頼まないものをいってみようと思い、琥珀エビスを注文 してきました。アンバーエールじゃなくてアンバービールってなんか不思議な響きがしてしまうのは気のせいでしょうか。大手 メーカーのちょっと変わったビールって期待はずれなことがあるので(グ*ンドエールとか…)、果たしてどんな味なんだと 思って頼んでみましたが、結構味がしっかりしていたので頼んで良かったなあと思います。ただ、これが期間限定というのは もったいないなあ。

それはさておき、今年1年を振り返ってみることにします。ついでに、来年の抱負も。

まず、映画関係については9月の頭のあたりからずっとスランプ?というかあまり見に行こうという気分にならず、未見作品が 多数あります。いろいろな映画が公開されているのはわかっているのですが、どうしても映画館まで足が向かなかったり、時間が とれなかったりして、結局秋と冬はほとんど映画館に行っていません。あとでDVDでみればいいかなと思ってしまうのもよくないの かもしれませんが。見に行きたいという気持ちが強くなったらまた見に行けばいいのかなと気楽に考えています。無理してみる必要は ないし、その時間でほかにいろいろなことができるとかんがえればいいのですし。

読書関係は前より少しは幅が広がったような気がします。昔と比べるといろいろなジャンルの本に手を出すようにしたのは今年の 秋冬あたりから(ちょうど映画をあまり見なくなった頃)ですが、昔より小説を読む冊数はふえたようなきがします。でも、一番 多く買っているのは歴史の本なのですが。読書の幅を広げるとはいっても、それほど時間があるわけではないので、何を読むか 選ぶのは大変ですが、来年もいろいろな本を読んでいければいいなと思っています。やはり歴史関係の本が中心になると思います が、海外の翻訳物あたりからおもしろそうな本を探して読んでみようと思います。日本人のは、気が向いたら、ということで。

サイトの更新の方は、ゆっくりやっていくしかないかなと。焦ってもしかたないし。ネタが切れて終わりというのは避けたいなあ。 ま、がんばります。あと、リンク先については、読書関係のリンクの方は充実させるべくがんばってみましたが、歴史の方は少し だけ追加したくらいで、後は閉鎖されたところをリンクから外したりする作業しかしていません。来年もたぶんその傾向は変わら ないとおもいます。正直なところ読書関係のサイトはおもしろいと思うモノが結構あるのに対し、歴史関係のサイトでおもしろい 思うものがあまりないので、こればかりは仕方がない事です。リンクを貼るか貼らないかについては、自分で見て、おもしろいと 思ったところにリンクを張るという方針は今後も継続していきます。別に相互リンクを強要したりはしないですし、私もこっそり リンクを貼る程度のことしかしませんが(リンク貼るな、と書いているところには張りません)。

12月25日
「ヒストリエ」が第1部完という展開になったのをみて、某バスケ漫画と同じようなことにはならないように願っている今日この頃。 いろいろと話が動き出すところで終わりとはならないと思うのですが、休載が多い人だけにちょっとだけ心配です。それにしても、 あの人はさておき、あっちの人が何者かまでは考えていなかったな…。

長年気づかずに放置してきたミスが発覚。漫画「ヒストリエ」の設定と思いっきり混ざっていたのですが、ついついエウメネスの父親 をヒエロニュモスと書いてしまいました。最近、エウメネスの父親については確か名前は出てなかったよなと思ってちょろっと調べて みたら、やはり漫画と歴史がごっちゃになっていた模様。それを数年間放置していたとはわれながら情けない。というわけで、「故郷 カルディア」の一部分を修正しました。ほかは大丈夫だろうなあ…。かなり心配になってきました。

12月24日
ヘミングウェイ「老人と海」というと、老漁師がカジキマグロと壮絶な死闘を繰り広げる小説ですが、テレビで見た(テレビ東京って こういう番組好きだなあ)ホンマグロを狙う漁師の番組を見ていると、「老人と海」を地でいくような場面がありました。ペースメー カーを埋めている老漁師とホンマグロの1時間近い死闘はなかなかすごいモノがありました。それにしても、300キロを超えるマグロって どんな感じなんだろうな。

また、日本海の見島では竿を使った一本釣りをやっていたりと、同じ一本釣りでも大間とは違うやり方もあるようですね。たしかに竿 を使う方が手でたぐるよりも体力を消耗しないような気もしますが、最近の竿やリールというのは相当しっかりできているんですねえ。

そういえば、昔子供の頃に読んだつりの入門書に、世界で釣られた大物一覧コーナーがあり、やはりカジキマグロは大きいなあと思い ながらみていましたが、一番大きな獲物としては軽トラック1台分の重さがあるホオジロザメがのせられており、そんな魚を釣り上げる 事ができるんだろうか、何より下手したら釣っている人が食べられてしまうんじゃないか等々考えてしまいました。

12月23日
新しく購入したMac MiniとLeopardですが、現在は非常に快適な使い勝手で満足しています。音は非常に静かだし、熱をあまり感じない し、当分これでやっていけそうです。

昨日は神田にて魚屋の経営する飲み屋に一人で行って飲み食いしてきました。結構食べた割にはやすくすんだのかなという気がします。 丸富水産

このお店、値段もめちゃくちゃ高くはないし、なんといってもおいしい魚が食べられるのでおすすめですよ。

12月20日
前日深夜より、Mac Miniのセッティングをずっとやってきましたが、一応仕上がりました。これで何とか使えそうです。

12月18日
今使っているパソコンも既に5年になりますが、そろそろ新しい物に買い換えようと思い立ち、Mac Miniを買ってきました。しかし、 うちのモニタの線はそのままでははまらないようなので、何か手を考えないといけません。新しいモニターを買うのも何だかもったいない ので、現在使っているモニタをどうやって利用するか、それが問題だな、うん。

12月13日
新宿のベルクが何やら大変なことになっていると言うことについては2007年11月23日の雑感で取り上げました。そんなベルクのファンが このようなページを立ち上げているのを発見しました。

LOVE! BERG!

何とかベルクには頑張ってほしいなと思っています。私も時々行っています(最近行けなくて残念な思いをしているのですが)。 軽く立ち寄ってさっと飲んで満足して帰れる貴重なお店なのです。

何か、前にも同じ文体の人がいたよなあと思う人をよその掲示板で見かけることがあります。句読点をほとんど使わずだらだらと書く・ 改行の位置が妙(別に字数で決まってもいないし、句読点で切っているわけでもない)というところがとても似ている人がいるのですが、 同一人物じゃないかなという気がします。別人にしてはあまりにも似すぎですが、同一人物だとすると何故名前をころころ変えてるのか 不思議でなりません。

12月8日
ムカッとしたこと2つ。

(1)国立新美術館のフェルメール展にいってきました。ただ、あまりの混雑のせいでまともに見ていられないため、20分ほどで出てきて しまいました。それはまあいいとして、人が落としたパンフを1度ならず2度までもふんづけた(すいません、取ります、といっても全く 無視)おっさんには腹が立ちました。結構傍若無人な客が多い(あたってきても何も言わない・自分の周りしか見えていない客が上野の 展覧会と比べて多かったような気がしました)なかでも、一番腹が立ったのはこの時です。それにしても、箱だけあって企画展のみって いうこの新美術館、東京国際フォーラムや幕張メッセとどう違うんでしょう?

(2)先日の雑感でも書いた間違えて2冊買ってしまった本ですが、実は後で届いた方を見るとかなりすごいことになっていました。 なんせ印刷されていないページが6頁ほどありましたから…。やれやれ、なんでこう言う本ができるのか?もうちょっときちんとしてほしい ものです。

12月4日
注文していた本2冊が家に届きました。で、片方の本を見ると、何かうちで見かけたような気がする…。それもそのはず、最近でたばかり の本(アレクサンドロス関係)で、本屋で見かけて買ってきた(11月30日の雑感参照)その本と全く同じでした。

同じ本を2冊、それも注文していたことをすっかり忘れて買ってしまうとは思っていませんでした。結構な出費になってしまいましたが、 2冊目の本をどうしたものかと思案中です。別にマニアじゃないので保存用とか言って置いても仕方ないしなあ。

12月2日
朝起きてきてからテレビをつけると、今年の2月にやっていて見損なった大化改新を扱ったNHKスペシャルが再放送されていました。 よきにつけ悪しきにつけ話題になった番組なので見てみましたが、この内容を鵜呑みにしては危ないなぁと言う気がします。蘇我氏 の館の配置を見ると、どう見ても天皇を守ると言うよりも包囲して見下ろしているような感じですし、唐船の復元に使った史料は かなり後の物だけれど果たしてこの時代の復元として使えるのか気になりました。ここのページのよ うに、一つ一つ確認しながら見ていくと、 どうも蘇我入鹿の先進性を強調したいがためにかなり突っ走った作りになってしまったようです。過ぎたるは及ばざるがごとし。

12月1日
今年も残すところ後1ヶ月、師走ですね。

本日は、府中のリニューアルオープンした中央図書館へ行ってきました。9月から暫く休みになっていたのですが、ようやく 新しい図書館ができたのですが、言ってみると前よりかなり広いうえ、書棚も大きめなので、前は閉架にあった本が表に並べて 置かれていました。どっかの大学図書館より使えるんじゃないかという気がしますが、それはちょっと言い過ぎかな。

かなり駅から歩くので、そこの所は不便ですがあの辺に住んでいる人は是非利用してみて下さい。

11月30日
昨日、一寸時間ができたので神保町へ行ってきました。そこで洋書を買ってきたのですが、お店の人から、まだ店頭には並べていない けれど、こんな本がありますよと、1冊の本を教えていただきました。値段が正直なところ今すぐに手を出せと言われても難しい値段 (1万越えてるとすぐには出せない…)だったので、ちょっと見るだけにしてきましたが、もしかえるのならほしいなあ。サイトの記事 更新に使えそうでしたし。

しかし、そんなにあの店に頻繁に出入りしていたのか、自分…。滅多に来ない客のことを覚えているとは思えないのですが。それとも、 いつも決まった場所だけ眺めて、決まった本ばかり買って帰るからマークされていたのか?まあ、どちらでもいいのですが、次回に行く 時はちょっと多めにお金を用意しておこう。

しかし、その店で買ってきた本を別の所で注文していて、もうすぐ届いてしまうことを知ったときはちょっとへこみました。2冊も 同じ本を持っていてもしょうがないし…。どうしようか。

11月24日
ネットサーフィン(ほぼ死語)をしているときに、あるサイトで歴史を学ぶ醍醐味について、教科書で簡単に触れられている史実と 断片的な知識が組み合わさって一つの物語が成り立っていく所にある、と言うような事を書いている人がいました。

物語と言うことは、結局あるプロットから外れた物はどうでもいいのかなと読んだときにちょっと思いましたが、そのサイトの文章を 見ると、どうもそう思ってるみたいでした(笑)。自分の視点の偏りについて自覚していればいいのですが、見ていてちょっと心配に なってしまいました。そう言う人に限って読書ガイド作っていたりするから…。で、やたらと「初心者向き」かどうかを気にする、 新しい研究を見ると思考停止するのか細かい・煩わしいと言って拒絶するところがあったりと、かなり困った人もいます。

そんなことをいっているおまえはどうなんだ、といわれると、まず、歴史を物語(ストーリー)として語りたがる人は一つの歴史だけ しか認めてないような,いろんな視点から眺めた総体としての歴史なんて事は考えようともしないような、何となくそんな感じがして います。あまりお近づきにはなりたくないなあと思っていますし、おそらくうちのサイトにはそう言う人は来ないでしょうし、来ても 何も理解できないだろうと思います。

また、うちのサイトの場合、初心者向きから専門書まで、とにかくおもしろそうな物は何でも載せると言うスタンスで本は紹介しています。 その中には教科書に触れられた史実をさらに補強するものもあれば、そう言った物とは全く違うところから歴史を見ていく物までいろいろ あります。初心者向けの本なんて世界史の教科書くらいしか存在しないのではないかと思っています。あるのは概説書と高度な読み物、 専門書だけであると思っています。さらにそのなかでしっかりした本・駄目な本・日本語が難しい本・分かりやすい本等々に分かれていく のですが、それは概説書であれ専門書であれ同じです。

で、私としては歴史を学ぶと言うことは、自分たちの生き方・あり方だけがすべてではないと言うことを知り、そのうえで自分たちの行く 道を考えるというところにあると思っています(ぁ、研究の場合はまた別だとおもいますが)。その時代・地域に由来すると思われる特殊 な要素と、普遍的(と言うと何となく妙ですが、今にも通じる)要素を見極めることができれば、ある程度は可能だと思いますが、そこに 至るまでが大変なのだろうなあ…。そのために読書をするわけですが、単に歴史の知識を集積するだけではなく、そこに書かれていること を色々と考えながら読んでいきたいと思う今日この頃です。

11月23日
新宿で途中下車したときに時々立ち寄っているベルクというお店があります。コー ヒー、酒、 ワイン、そしてビールと飲み物の質料はとても充実していますし、食べ物も安くて美味しいところです。そのせいか、ひっきりなしに お客さんがやってきて、夜に行くと店の外の椅子で飲んでいる人がいるほどの繁盛ぶりです。

しかし、最近そんなベルクに対して駅ビルの「ルミネ」が退店を迫っているという情報が入ってきました。なんでも売り上げとかそんな 事は関係なく、ただ単にファッションビルには似合わない、飲食店はいらないの一点張りのようです。「店が客を選別する」かのような 態度も、駅ビルとしてどうなのかと思いますし、あれだけお客さんがいて支持されているところを無理矢理追い出すとはなんとも横暴な 振る舞いですね。

なお、ルミネによる客の選別とは、要するに若い女性さえ来ればいいということのようで、マイシティがルミネに変わってからそう言う 路線が非常に強くなったようです。そのあおりでベルクが退店を迫られているのではないかと思われますが、若い女性=ファッションしか 興味がないというような捉えられ方について、ルミネが客として見込んでいる層の人たちはどう思ってるんでしょう。その通りと思って いるのか、バカにするなと思っているのか、その辺の所は私には分かりませんが…。

ベルクくらいお客さんの来る店であれば、逆にルミネを見限ってでていくという手もあるかもしれませんが、一方であの場所で何とか やっていく方法はないのかと考えたりもします。

11月22日
先々週にかなり飲み過ぎたため、現在禁酒中です。とりあえずの目標として、最低でも今月いっぱいは酒は飲まないことにしました。 やはり飲み過ぎると体に悪いですし、色々と気を付けないといけないなと思ってはいたので、これを機に節制しようかなと。また、 食事も少しは気を付けようかなと思っています。とはいえ、今晩はうどん大盛とか食べてしまいましたが…。

11月17日
今日のテレビ番組表を見ると午後8時からはNHKの世界遺産番組でアクロポリスが、午後9時からTBS「世界不思議発見」でトラキアが 扱われている事が分かったので、家でおとなしくテレビを見ることに決定。

アテネのアクロポリスとパルテノン神殿の番組は、トルコのナザールボンジュと同じ物じゃないかと思われる物がギリシャの 土産として売られていたのがちょっと面白かったです。内容的にはギリシア史概説っぽい内容でしたが、発掘された遺物が色々 見られたのは良かったですね。

「世界不思議発見」のほうは、最近発掘の進むブルガリアの事情を放送していました。非常に精巧な作りの金や銀の器をみると、 その高度な技術には驚かされます。13年くらい前にトラキア展がありましたが、あれで来ていたものもいくつかありました。 それにしても、古墳がこれだけあって、そこからまだ色々物が出てくるというのはすごいなあ。また、セウテス3世の墓とされる 古墳も発見されているようで、ここはかなり整備されていました。そこを発掘した先生がTシャツまで作ってるところが何とも おかしかったなあ。なお、その先生が菓子箱からひょいと黄金のマスクをとりだしてそれを普通に手で持っていましたが、そんな 風に扱って大丈夫なのかと少し心配に…。ドングリや犬が装飾の意匠として用いられていたり、やけどしたときにヨーグルトを塗る といったことがクイズのネタになっていました。さすがにトラキアが中心だったので、フィリッポス2世にやられたとかそう言う話 は出てきませんでしたが、意外と面白かったかな。

11月11日
光文社古典新訳文庫から「幼年期の終わり」がでていたので購入してきました。一部分を書き改めたヴァージョンを訳したため、 プロローグの部分から米ソ冷戦が関係しているような感じが無くなっているそうですが、なかなか面白い話ですね。人類より遙かに 高度な生命体の支配下で暮らすなかで、人類が変わっていく様子が書かれていますが、オーバーロードたちの支配の正統性は何によって いるのかを考えると、やはり彼らが人類の支配者であることがふさわしいということを人類に認めさせ、なお且つそれを続けていくこと ができると言うところにあったんじゃないかと言う気がします。オーバーロードによる統治の元で明らかに人類の置かれた状況はそれ 以前と比べて遙かによくなっている(犯罪がなくなる、平和で快適な暮らしが保証される)、オーバーロードは人類など足下にも及ばぬ 圧倒的な力を持っている、そしてその力の使い方が人類から見て適切であると判断され、彼らの方針がぶれることはない(いきなり凶暴 になったりは今読んでいるところまででは見られないですし)、それ故に人類の大部分はオーバーロードの支配を受け入れているのでしょう。

なんとなく、最近読んだ「大清帝国と中華の混迷」を読んだときに感じたこととだぶってしまい、その影響がかなり反映されているような 文章になってしまいました。

11月8日
前の雑感で、疲れがたまってだるいといっていますが、今日は二日酔いで夜まで頭痛がつづいていました。

新宿で飲んだあと、何故か渋谷に出てそこでも飲み、計4.5パイントも飲んでしまいました。
渋谷で飲んだのは最近できた「Failte(フォルチェ)」というアイリッシュパブで、色々なビール(英国・アイルランドのもの)が あるだけでなく、色々な種類の牡蠣が食べられるお店です。料理も普通のアイリッシュパブとはひと味違うものがでてきます。その ため、値段はちょっと張りますが、うまいですよ、ここは。結構静かに飲めますし(今はどうだか知らないけれど)、渋谷に出たら 是非一度は行ってみてほしいですね。

11月4日
ちょっと疲れがたまってきて、全身がだるい…。

11月2日
ワールドシリーズも日本シリーズもあっさり終わってしまった今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

お笑いの世界も楽屋落ちがうけ、テレビ番組でも身内だけで愉しんでいるような番組が視聴率を取る時代だと、ああいうのがうけるの でしょうか。そのチームのファンが喜ぶのは良いけれど(最も、本当にそれでいいのかなとは思いますが…)、特にそうでない人間まで 一緒になってはしゃがなくとも…。

それにしても、勝ち負けが野球の醍醐味なのであれば、勝ったか負けたかだけが分かれば良いんじゃないのかなとおもうんですが。 あんなに紙面を使ったり番組の時間を使う必要はないでしょう。何やっても勝てばよいのであれば、別にプロセスなんか追っかける 必要はないでしょう。

ま、それはそれで、ああいうのが野球だと言うことになれば、新聞とネットをみるだけでいいから楽で良いのですが、私自身はあれ が野球だとしたら見るためにお金払う気にはならないな。世の中色々みたい物はありますし、いくらでも代わりはあるから良いですけど。

以上、特定のチームのファンでない者として例の話について思ったことをかいてみました。

10月28日
今日を逃したら恐らくいけないと思うので、朝早起きをして神田古本祭へ行ってきました。始まる前に行けばかなり空いているかな とおもっていったのですが、すでに会場は人だらけ、結局開始時刻前倒しで神田古本祭・神保町ブックフェスティバルが始まりました。

ここ数年はなかなか欲しい本がなかったのであまり買っていなかったのですが、今年はいままでよりも読む本の範囲を広げてみようと 思って色々見て回ったせいか、結構成果は上がりました。専門書も1冊買いましたが、今回は2006年ノーベル文学賞作家オルハン・パムク の作品をブックフェアと古本市でみつけて3冊購入してきました。いずれも破格の低価格だったため、今回の買い物では1万円を突破する こともなく(新刊本で買っていたら大変なことになっています)、なおかつパムクの3冊はいずれもページ数が多く読みごたえがありそう なので、今年はかなりの成果がえられたと思っています。

ブックフェスティバルの会場を見て回っていると、この秋で閉店する書肆アクセスのブースがでていて閉店セールをやっていたり、一部の 筋では非常に有名なレイ@ボー通商のブースがあったりと、なかなか面白い物が見られました。また、飲み物や食べ物のブースも出ており、 日比谷バーでは午前中からカクテルがでていてそれを飲んでいる人がいたり、ろしあ亭ではピロシキ街頭販売をしていたほか、ヤキソバや 各種料理の屋台も見られました。スヰートポーズは休みだったので残念ながら餃子は売っていませんでしたが中華料理屋で色々作っていた からまあいいのでしょう。また、スズラン通りには現在オーガニックレストランと有機野菜の店があるため、野菜市みたいなものもありま した。そこでは新米もうっていましたが、本だけでも重いのに米まで以て買えることができる人が果たしてどれくらいいたのか…。

いっぽう、古本市の会場は岩波裏、神保町交差点のほか、靖国通り沿いに古本の棚がならべられ、そこを何度も往復しながら欲しい本を 探している人が結構いたんじゃないかと思います(自分も何度も往復しましたが、前に見たような人がちらほらと…)。一方で三省堂 一階が古本祭の会場でなくなってしまったので、纏まってみられる場所は減ったかもしれません。前は岩波裏、神保町交差点、三省堂と 3箇所をまず抑えておけばよかったような気もするのですが、それと比べるとちょっと面倒かもしれません。しかし、駿河台から専大の あたりまで古本の棚がずらっと並んでいて、それを大勢の人が群がって見ているというのもなかなかすごい光景ですし、混雑が何となく 分散したような感じもします。

10月25日
この日の未明、「2001年宇宙の旅」をやっていたので、それを見ながら徹夜で仕事をしていました。でも、よく考えてみると 夜中に仕事しながら見る映画ではなかったような…。それにしても最後の方のサイケデリックな映像はやはり何度見ても変。

帰り、「アフタヌーン」今月号を見つける。「ヒストリエ」はそろそろ話が大きく展開しそうです。メナンドロスやるなあ。

10月20日
今日で当サイト開設4周年、で、歴史関係の記事は特にありません。ただ、トップページにも既にリンクを張ってありますが、 まずはこの辺は読んでみよう というコーナーを、別にブログ を借りて作ってみました。内容としては、その月に読んだ本の中で、特に紹介したいと思う本について、ちょっと長めに内容紹介 と感想文をかいてみようという物ですが、可能な限り色々なジャンルの本を紹介できるといいなあと思っています。4周年目の 新企画と言うことでそんな物をはじめてみましたが、これからもよろしくお願いします。

10月19日
そう言えば、掲示板を新しくしてから1年が経ち、明日でサイト開設から4年になるんですね。早い物だな、時が過ぎるのは…。

で、掲示板にも書きましたが、これからはかなりスローペースで更新はしようかと思っています。あまり早く更新してしまうとネタが なくなる(マケドニア史もなんだかんだでもうすぐ終わりそう)ということと、ここの所あまり歴史ネタで突っ込みたい気分ではない (ヒストリエ)ということが大きいですね。後のコーナーもかなりゆっくりやろうとは思っていますが、ネット上の歴史マニアの需要 とは違う方向を目指そうとすると、実は結構資料がないなあと思って結構困ったりもしています。それにしても歴史マニアとされる人 たちの多くが戦国・幕末・三国志しか興味がなかったり、あるいは軍事の些末な事柄にしか関心がなかったりするのをみると、何とか ならないかなあと思うところもあります。新しいサイトができたと思って見に行ってみても、そう言うのばかりではねえ…。

最近はリンク集を2つに分けましたが、あれは歴史系サイトは全然増えていません。増えたのは読書サイト・ブログです。いろいろ 見て回っていると、こちらの方では興味深い内容のブログやサイトが結構あるので、面白そうだなと思ったところにはリンクを張って います。これからは読書関係の方面をもっと充実させてみようかなと思っています。うちの読書コーナーは歴史関係の書籍が中心に なっていますが、色々な時代や地域の歴史について、こんな本が最近も出ていると言うことを知ってもらえると良いなあと思って可能な 限り色々な物を読んで紹介していこうと思っています(くどいようですが、書評ではありませんし、感想文を書こうとも思っていません)。 こちらの方で何か新しいことができないかなと考えていますが、企画倒れにならなきゃ良いんだけどなあ。色々忙しい物で。でもやりたい。

というわけで、これからの1年間の目標は、読書関係のコーナーの充実をさらに進めていくと言うことですね。歴史の方もやるけれど、 それ以上に読書関係の方に力を入れていこうと思っています。やはり色々な物を読みながら勉強していかないことには歴史コーナーの 充実も無理だと思いますから、これからはそう言う方向でやっていきます。

10月18日
明日にでも「大徳川展」にいってみようかとおもっています。しかし混んでいそうだしなあ。

それはさておき、最近になってラテン語を復習しはじめましたが、単語は全然覚えられませんね。辞書を引き引きじゃないと全然分からなく なっています。覚えるのはどうやら無理か・・?

10月14日
ここの所書くことも無し、ということで1週間ほど間が空いています。

本屋で本を見かけたとき、題材としては興味があっても著者をみて「これは辞めておこう」と思ったり、内容概略をみて求めている物と明らかに 方向性が違っていて買わなかったりする事が結構あります。歴史の本は好きですが、ビジネス書のコーナーにあるような物はあまり手は出さない ようにしています(でもたまに買ってしまうこともありますが)。ある歴史上の人物を、その歴史的文脈から切り離して絶賛したり酷評すると 言うことにはあまり意味はないでしょうから、戦国大名とか昔の王様をビジネスの手本にすることはかなり無理があると思っています。現象と して似ていることも、そこに至るプロセスや背景が全く違っているということはよくあることですし。

著者をみて買うか買わないかを決めると言うことはそれほど多くはないのですが、「ローマ人の物語」終結後、塩野七生さんの次回作がアレク サンドロス大王だという噂が流れたときは、正直なところ、一体どうなるんだろうと不安な思いを抱いていました。結局のところ「ローマ人の 物語」もそうだったように、ビジネス書にある戦国武将ものみたいな本が出来上がるのだろうと思っているので…。次回作は未定とのことなの で、できれば別の時代や地域に行ってくれないかなと、まだまだ不安な日々は続いています。

10月8日
もうすぐサイト開設から4周年を迎えますが、今回は歴史関係の記事をアップする予定は全くありません。ちょっと忙しくて記事を書いている 余裕がない物で。来月か再来月には何かアップできると良いのですが、準備が結構大変ですね。

4周年を迎えるうちのサイトですが、雑感の部分をブログにせずにつづけています。ブログにした方が更新は遙かに簡単であるということは わかりますが、どうもブログってその記事に関係ないことで何か効いてみたいとか書き込んでみたいと思うことがあってもなかなか書き込み がしにくいような気がするので、雑感のブログ化を行う予定はありません。また、掲示板があるので、できればそれを利用してほしいなと サイト主としては思っていたりもします。難しい歴史の話をしないと駄目なんて事は言いませんし、むしろ雑談スペースとして活用してほし いと思っているところです。

10月5日
自分もこうやってサイトを持っていてあれこれ書き散らかしていますし、よその掲示板やブログにコメントを書き込みに行くことは良くあります。 その時に、何気ない一言で元気づけられたり、その反対にへこんだりと、色々なことがありましたが、果たして私は誰かに何かを還元できている のかなとふと思うことがあります。もらうだけもらって、何もお返ししていないんじゃないかな…。何かを少しずつでも還元できるようになり たいと思う今日この頃です。

10月3日
予約していた本が届いたとの知らせを受け、急遽千代田図書館に行ってきました。別に千代田区民ではないし、勤務先でもないのですが、 千代田図書館の券を作ることは誰でもできるようなので作ってみました。但し、作ってからはなかなか利用する機会もなかったですし、 図書館自体には以外と思ったほど本がなかったのであまり立ち寄らなくなっていたのですが、仕事帰りに立ち寄って本を借りるとなると ここが一番立ち寄りやすいので最近また利用するようになりました。やはり夜10時までやっているというのはいいですね。ちょっと遅く なってもまだ空いていると思うと安心して立ち寄れますし、予約やリクエストした本も取りに行きやすいですから。強いて言えばエレベーター がなかなか来ないというところくらいでしょうか。4つのうち2つが使えないというのは何とかならない物でしょうか。

図書館を出た後、九段の坂を上り飯田橋まであるいてきました。何か昔懐かしい風景もあり、いつの間に九段下駅前に理科大ができたのか と不思議な感じがするところもあり、夜の九段も散策コースとしてはなかなかいいかもしれないなと思いつつうろちょろしてから帰って きました。かなり歩いた気もしますが、たまには運動しないと。

10月1日
仕事の後、映画でも見て帰ろうかと思いつつ、結局面倒になって帰宅。何となく鼻風邪っぽいようなそうでないような…。

急に寒くなってきた物の、散歩するには丁度良い季候になりました。なので、今日は吉祥寺〜三鷹〜武蔵境まで歩いてみましたが、 この辺くらいなら道に迷うこともなく簡単に歩けることがよく分かりました。で、問題は武蔵境からさきの方です。道が線路に対し 斜めになっているところが多く、遠回りを強いられることがおおく、気が付くと妙な場所に出てしまうことも度々。

よそのブログをみていて、そう言えば自分は同期との交流を疎かにしている事に気づき、何となく胸が痛む…。幼小中高大いずれの、 時代の同期とも私はほとんど交流を持っていない状態です。我が身を省みると、昔のそう言う繋がりを意図的に断ち切って(と言うか 自然消滅させて)今まで生きてきたような気がします。そう言うことをやっているから、数年前に大学の同期が同期会をやったとき にも当然連絡なんか無く、たまたまそのころ年賀状をやりとりしていた人の年賀状でその存在を知ったりすると言うことがあるわけですが。 また、交流のあった一部とも、仕事が忙しいと言うことでなかなか会う機会はなく、筆無精ゆえに返事なども全く出していないと言う状態 です。

人の繋がりは財産と言うけれど、自分の場合、それをほとんど捨てながら生きてきたような気がします。果たしてこれで良かったのかなと思う 今日この頃。ま、しかし、無いものはしょうがないし、今更そう言う性分は変えようもないし、今から突然愛想良く振る舞うのも何だか なあ…という気がするので、その辺に関しては当たり障り無く緩く適当にやっていこうかなと思っています。それに、新しい出会いだって いろいろあるだろうし(希望的観測)。

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