日々の雑感(2007年7月〜9月)

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9月30日
そう言えば今年の9月は映画館で一本も映画を見ていないような気がします。みようと思っていた物はあったのですが、行く時間が なかなか撮れず、気が付いたら全くみていない状態です。テレビだと何本かみていますし、DVDで見た物もあるのですが、新作について はTsutayaの会員にでもなってレンタルになった物を借りてみるか、どこかの名画座に行って映画を見るしかないかなと思っています。

最も、忙しいというのは仕事があるからなのであって、仕事がなかったら映画どころではなくなっているでしょうから、これはこれで いいのかもしれません。それに、最近映画館に行くと寝てしまうことが多くなったので、それなら家で見た方が絶対によいでしょう。

9月29日
ロシア料理店のコーナーの情報を更新。渋谷に あったサ モワールが よ うやく再開しました。

そういえば、テムズ川をその小ささから本当に河なのか訝しんだ話って何で読んだんだっけと思い家の本棚をあさってみて本を発見 しました。「新東洋事情」(深田祐介、文芸春秋社)の中国を扱った章で、作家の韓素音の言葉として出てきたものが、ちょっと 記憶の中で形が変わっていたようでしたが、テムズ河をみて、このちっぽけな汚らしい河がテムズなのか信じられなかったという 事を言っていたそうです。また、ヨーロッパの何もかもがこぢんまりとしていて、玩具みたいだったともいっている記述がありました。 これと似たような話で、李鴻章が関門海峡をみて日本にも河があるといったという逸話が伝わっています。やはりあれだけのスケール の国で育ったひとと、そうでない人の間では物凄く大きな違いがあるような気がします。

9月28日
久しぶりにゆっくり休めたので、何か有意義なことに使おうと考えました。そして何をしたかというと、携帯電話を新しく しました。さすがに長年使っていて、色々なところで不都合なところも出てきていたので丁度良かったです。これの何が 有意義なことなのか思うかもしれませんが、私にとっては有意義だったのだからいいじゃないですか…。

読書の秋、と言うことで何冊か同時に本を読んでいるところです。サイトの更新に使えそうな物ではないので、読書コーナー にでも後であげておくことにします。

9月23日
ついつい調子に乗ってしまい、昔ちょこっとかじった程度でしかないイタリア語で書かれた本を注文してしまいました。それも 2冊も…。やっちゃったなあ…。

いえ、何気なくネットを覗いていて、そう言えば映画「ジョヴァンニ」に出てくるジョヴァンニ・デ・メディチについての本って 何かあったかなと思って調べてみたところ一冊引っかかったのと、うちのサイトの内容にちょっと関わりそうな本を見つけてしまった と言うことがきっかけなのですが。しかし、イタリア語、独学でやるのはちょっときついなあ。どこか語学学校でも通おうかとも 思いましたが時間がないし。

出たとこ勝負で文法からやり直してみるか、本が届く前に一通り終わらせてやる。

9月20日
ここのところ、歴史関係の専門書以外の本を読むようにしています。勿論、歴史の本も読もうとは思っていますし、京大のほうの ポリュビオスも買ってしまいましたが、色々な人の紹介してくださる本を読みながら読書の幅を広げていってみようかなと思って 読書に励んでいます。行き帰りの電車とか寝る前に本を読んでいますが、物凄い勢いで読めるときもあれば、読んでいる途中で寝て しまうこともあり…。

9月15日
本日、吉祥寺のカフェロシアで夕食を食べてきました。その時にブラジル音楽ライブもやっており、お酒を飲みながら音楽を 愉しんで帰宅しました。食べ物の方は1品(毛皮のコートを着たニシン)をのぞいてグルジア料理で固めてみましたが料理も 美味しかったです。

9月14日
時々のぞきに行くブログを最近久しぶりにみたところ珍しくコメント欄での言葉のやりとりがかなり活発になっていました。 興亡の世界史「ケルトの水脈」について、感想をみる限りではブログ主は内容にかなり不満があるようでした。それに対して この本を結構面白いと思って読んでいた方からの書き込みがあり、それに対するやりとりがちょっとヒートアップしたような 感じでした(現在は終わったみたいですが)。読んでいて色々と考えるところもありましたが、何となく書き込みはしにくか ったし、まあいいか、と言うことでROMっていました。ただ、色々と気になるところもありました。

専門分野が違う人に全く別の時代について書かせるというのはかなり厳しいのではないかともおもいます。例えば山川出版社の 新版世界各国史でキエフ・ルーシ成立の歴史について「ロシア史」と「ポーランド・ウクライナ・バルト史」(「ポ史」と略す) では全く違う説明になってしまっています。これは「ロシア史」の方が従来の中世史研究の通説的見解にのって書かれているのに 対し、「ポ史」のほうでは一部のかなり極端な説にのって書かれていて、参考文献も異様に少ない(片手の指でたりるくらいか) というところからおきた現象です。自分の専門と違う時代について書かざるを得ないということは日本で外国史の本を書く 際には良くあることだと思います(もともとそんなに研究者の層が厚くないジャンルだとなおさら)。そのため、どうしても チェックがうまくいかないと言うこともあったのでしょう。それに比べると「ケルトの水脈」の方は一応古代史の方にも目配り はできているのではないかとおもわれますし、古代についてはあれくらいまとめておけば十分だと思われます。

何か他にも書こうと思ったことはありましたが、何となくめんどくさくなってきたのでもうこれで終わりにします。個人的には 面白い歴史の本が多くなればそれで良しとおもってるので、大仰なことを言う前に内容的にしっかりしていて面白い本を書いて 出してほしいなと思います。

9月8日
本日夕刻、ブラジルフェスティバルに行ってきました。こ んな感想もあ りかと。

9月7日
ブラジルフェスティバルというイベントが代々木公園にて開催されるとのこと。代々木公園と日比谷公園は色々と変わったイベントを やってくれる公演ですが、これも行きたいけれど時間的に厳しそうな感じがします。ここ数年、こういうイベントでいけたのは日比谷の ドイツフェアだけだし…。

何で自分の都合のつきにくいときにいろいろあるんだろうと恨めしく思う今日この頃。

9月6日
ネット上で、元渋谷の「サモワール」が復活したらしいという情報を見かけたものの、どこにあるのかが分かりません。ググっても正確な 場所はいまだ分からず。そのうち色々情報もでてくると思うので、それをまってからでも遅くはないとおもいますが、何はともあれ復活 を喜びたいですね。ロシア料理屋、一回つぶれるとそのまま消えるところが多いから…。昔の「サモワール」は円山町の中、現在のユーロ スペースの入っている建物の近くにあったツタのからみついた建物で、場所柄落ち着きのない町のなかでもお店の中は落ち着いた感じでし た。はたして新しい「サモワール」はどんな感じのお店になっているのか楽しみです。

神田にて世界各国(時には日本のビールも)のビールが飲める店にて、現在ドイツビールが樽生で2種類でています。同じメーカーの瓶 ビールも頼むとちょっとした祭になって面白いかもしれませんが、やると家に帰るのがちょっと面倒かもしれません。

9月3日
久しぶりにビールを痛飲してきました。いきつけのバーでピルスナー・ウルケルがでているという情報を聞きのみに行ってきたのですが、 他にもマーフィーズがでていたりしたので飲んでしまい、さらに調子に乗ってギネスや他のスタウトと飲み比べるという無茶苦茶なことを してきたので、結果的にかなりの量を飲んでしまいました。ちなみに、ギネス、マーフィーズ、ビーミッシュ、オハラ、ギネス(フォーリン ・エクストラ)を飲み比べることになったうえに、別の店に移ってからも島国スタウト(日本の地ビール)を飲んだりしたので、今日は まさに「腹黒ナイト」といった感じです。こんなに飲んで無事におきられるんだろうか…。

9月2日
本日、午後より神田、丸の内界隈を散策。新丸ビルやらオアゾなどができてからは少し変わりましたが、日曜日の神田や丸の内界隈は ゴーストタウンのような感じですね。人の数はかなり少なくなっています。いろいろある苦のには都合が良かったりしますが、店も休み な所が多いので、昼ご飯には少々困りますが。

神田を歩き回り、丸の内の方まででて、丸善に立ち寄ってみたところ在庫僅少本フェアが開催されていました。専門書から岩波文庫、 筑摩文庫およびちくま新書、それに平凡社ライブラリーなども並んでいましたが、そこで掘り出し物を見つけて何冊か購入してしまい ました。ついつい調子に乗ってお金を使いまくっていますが果たして大丈夫なんでしょうか、自分。

9月1日
「防災の日」ですが、我が家は間違いなく大地震が来ると駄目だろう。親の本の下敷きになって死ぬんだろう…。

それはさておき、2005年6月6日の日々の雑感にドイツ映画祭である映画を見たときの感想を書きました。それから2年の月日が流れ、 その時に見た作品がようやく単館レイトショーで上映されることが判明しました。前に見たときに色々分からないことがあったので、 見に行ってみようかと思います。それにしてもあの映画ではラコルーニャとガラタサライが決勝で戦っていましたが、ガラタサライは あまり今は強くないし、ラコルーニャの低落ぶりは目に余るものがある今となっては、この組み合わせはファンタジー以外の何者でも ないのかもしれないと思います。一方、モスクワがチャンピオンリーグ決勝戦の舞台というのは実際に今シーズンにあることだったり するのが何とも面白いところです。

ワン・デイ・イン・ヨーロッパ

8月31日
久しぶりに更新している気がします。仕事でちょっと離れていたので…。

ウィキペディアの「ガウガメラの戦い」の項目が映画「アレキサンダー」そのまんまな記述なのをみてどっと疲れが出てきたので、 ちょっと更新は無理そうです。なんとかしてよ、ああいうのは…。あ、わたしはウィキペディアをいじる予定は無いのでどなたか 他の方がやって下さい。図書館で本を借りてきてまとめればあれよりよい物は書けると思います。

8月23日
しばしば覗かせていただいているサイトの記事の影響で無性にブラジル料理が食べたくなっていたところで、神保町に古本を買いに 行ったあとで神保町のブラジル料理屋に立ち寄ってきました。かなり前に友人との飲み会を設定したことがある店でしたが、神保町 近辺でブラジル料理屋というとそこくらいしかないので立ち寄ってきました。

シュハスコ(シュラスコ)盛り合わせを頼もうかと思ったのですが、二人前になっていたので、これを頼んでしまうと恐らく他の物 は食べられないかもしれないので今回は肉は別の物を注文(牛の盛り合わせ)、あとはムケッカと椰子の新芽サラダを注文し、ブラジル のビールとカイピリーニャを飲んで晩ご飯は終了しました。その跡別の場所でまたビール飲んだりしてるのですが…。

他にも都内にはブラジル料理屋はありますが今日の活動圏内ではこのおみせくらいですね。あとは中央線沿線とか六本木、渋谷あたり にいくとブラジル料理屋はありますね。で、今日行ったところですが、ネットで調べていると昔はFC東京の選手が時々飯を食べに来て いたとか、ランチもあったと言うことを見かけたのですが、今はランチはやってないみたいですね。

8月22日
仕事のあと、神田駅東口からずっと日本橋の方へと歩いてみました。勿論単に大通りに沿ってまっすぐ行くと言うだけではなく、横の道に 入って、どんな店があるのかとか、町並みがどうかとか、そういったことを見たりしながらです(単にまっすぐ歩くのではウォーキングの 大会とかみたいでつまらないし)。今回は神田駅から出発したので、日本橋室町の辺りを中心に東京駅八重洲口付近の辺りまでをみてきま した。

表通りには高層建築が並び、最近はコレド日本橋なんて言う集合施設もでき、丸善も新しくなった日本橋ですが、一方で一本横道に入り、 路地を覗くと小規模店舗が多数並んでいます。その多くは食べ物を扱っているようでしたが、お昼時や夜になると恐らくあの界隈で仕事を している人たちがランチや帰りの一杯を求めてやってくるのではないかと思われます。その一方で結構高級そうな割烹や寿司屋もあり、 こういうところを利用する人も日本橋界隈ならいるだろうなと思いながら見ていました。あと、行ってみようと思いつつ場所がわからな かった日本橋「玉ゐ」の本店の場所が分かったのはちょっとした収穫でした。

その後、ブリジストン美術館へ行き、ちょろちょろと絵画や彫刻を見ながら涼んできました。結構遅い時間までやっている美術館で、 交通の便も良いので、いけるときには時々行っています。今行くと青木繁の作品が展示されています。よく見かける「海の幸」などが 見られるので、是非行ってみましょう。

今日は結構暑い中を歩いたのですが、昼間に食べたラーメンがあまりに重く、まだ全くお腹が空いてきません。メタボ一直線か?

また、ロシア料理のページの情報を少し修正しました。サイトがあるとこ ろにはリンク を張ったりい ろいろ やっています。で、最近経済成長著しいBRICs(ブラジル・ロシア・インド・中国)諸国の料理店が全部あるところはどこかあったかなと 思い返してみると、まず新宿があるかとおもって考えてみると、あそこはブラジル料理はなかったような気がします。インド料理と中華料理 は多数ありますし、ロシア料理もスンガリーがありますが、ブラジル料理だけが見あたりません。全部あるのは渋谷、吉祥寺、神保町あたり でしょうか。さすがに全部の料理を食べて回るのは金銭面でも、胃袋への負担を考えても、厳しいものではありますが、ちょっとやってみた いと思うこともあります。

8月20日
仕事の帰りに銀座を徘徊、昔風に言うなら「銀ブラ」してきました。最近「銀座四百年」を読んだから、と言うわけではありませんが(この 本自体はつまみ食い的に読んでいますが、なかなか面白いです)、サエグサビルってそういえばアップルストアになったよな、とか、路地が 消えたようで微妙に残っていて、そこに人が結構集まっていたりとか、色々と見るとおもしろい物ですね。で、食事は銀座のニューキャッスル にてカレーを食べるというのが平日夜に銀座に出てこられた場合の行動パターンですが、ここのカレーは無性に食べたくなることがあります。 やはり銀座と言うことで、いろんな人がここには来ますね…。書くのは良くないので書きませんが。

8月18日
滋賀旅行記をアップしました

8月13日
あ る年 代前後の人にはたまらないの ではないでしょうか。

上記のリンク先のことに限らず、ある年代の人たちの間ではまるで共通語の如く作用する話題というのは結構あるように思われます。 それはそれで別に構わないのですが、たまに他の人たちの対してもそれを知っていて当然という反応を示す人がいるのはどうかと思われ ます。後、あまりそう言う話題だけで盛り上がると、話の輪に入れない人がいると後々面倒なことになるかもしれないですし。

8月11日
夕方に「アズールとアスマール」を見に行ってきました。

長々とストーリーの概略を書くのはどうかと思うので、詳しくはgoo映画のあらすじを読むか、公式サイトを見て下さい(公式サイトは ちょっと重いですが)。話の流れとしては、子供の頃に自分を育ててくれた乳母から聞いた話を信じ、若者がイスラム世界に渡って旅を する、と言う感じです。ラストの展開はちょっと読みが外れましたが、ハッピーエンド、と言うことで。

美しい映像、深いテーマ、これは早く見ておいた方がよいと思います。都内だと渋谷、立川(17日まで)でやっているので、是非見に 行ってください。

8月10日
欲しい本があるとき、最近は八重洲ブックセンターに本を頼んで取り置きしてもらうようになりました。昔は地元の本屋にはいるのを ひたすらまっていましたが、どうも最近品揃えが前と比べてあまり良くないので、仕事帰りにちょっと立ち寄って帰れる八重洲ブック センターを利用するようになりました。

今日、久しぶりに八重洲ブックセンターの上の方の階へ上ってみましたが(最近はもっぱら4階止まりなので…)、「栗林忠道からの 手紙」展というイベントを8階でやっていたので、ちょっと覗いてきました。「硫黄島からの手紙」で有名になった栗林忠道中将に まつわる様々な物(幼少期の勉強道具とか、家族への手紙、生家に眠っていた「ジョニ赤」のボトル等々)が展示されていました。 講談社から出たムック本を一緒に買って帰ろうかどうか迷いつつ、後に回してもいいかなと思い今回は買わずに帰宅。13日に加藤陽子・ 福田和也・保坂正康3氏による鼎談があるとのことなので、それに行ってみようかどうか考えているところです。

その他にも八重洲ブックセンター8階ではイベントをやっていることがあり、8月中は23日に義太夫か何かがあったように記憶してい ます。これもチケット入手が出来たらいってみてもいいかなとは思いますが、あそこは狭いから結構難しそうです。当日券もあるみたい ですが、そんなに大勢は入れないでしょう。

洋書を探すときは丸善ですが、和書を探すのならこちらの方が変わった物が店頭に置いてあったりしますし、なんとなく丸善より多い ような気がします。お腹が空いている時は丸善に行きますが(ハヤシライスがあります)。

8月8日
久しぶりに飲み過ぎました。そのせいで何となくまだだるいですし…。

「ポリュビオス世界史」第3巻が手に入り、これでポリュビオスの邦訳はすべてそろいました。あとはなんとかしてリウィウス等も 手に入れて読んでおきたいところです。そうすると、「続・古代マケドニア王国史」の更新も進むでしょうから。

暑いさなか、神保町の古本街を徘徊してきました(その後でポリュビオスを入手しに歩いて八重洲まで行ったのですが)。最近は 再開発が進んでいるようですが、昔あった本屋が消えていたり、新しいビルになっていたりするのを見ると何とも言えぬ物があります。 しかし、そんなレヴェルではすまされないすごい建造物が神保町(と言うか九段下のほうになるか)にあったりします。

昔、あの界隈をうろちょろしていると、周りの建造物からも明らかに浮きつつある物凄い古いビルがありました。最近は全体がネットで 覆われているのですが、昔はそんな物もなく、一体これは何の建物なのかずっと不思議で仕方がなかったこともありましたが、調べて みると、関東大震災後の復興計画の過程で造られた建物だとか。で、何となく変わった建物だなとしか思っていなかったのですが、この 建物の近くには鉄筋コンクリート造の現代建築に和風の瓦屋根を載せた帝冠様式の典型例九段会館(旧軍人会館)があったり、案外この 変には変わった建造物が多くあるみたいですね。最近は古い建物はすぐ壊されて、新しい巨大なビルに変わっていくところが多いですが、 この辺の味のある建物はそのまま残っていてほしいなとも思います。一方で九段下ビルは果たして保存可能なのかどうか心配ですが…。 いつ壊れてもおかしくないふんいきですし…。

神保町界隈には結構昔の建物が昔は多く残っていましたが、最近は随分開発が進んでそう言う建物は少なくなっています。文省堂のあった 建物も消えて駐車場になっていましたが、あれも結構変わった建物だったと記憶しています。古い町並みを残しつつ開発するというのは 難しいことなのかもしれませんが(建物の耐震基準などの問題もありますし)、何でも高層ビルにすればいいという物でもないでしょう。 高層ビルの建ち並ぶ町にそれほど魅力があるとは思えないしなんとかならないものかなあ。

8月4日
「トプカプ宮殿の至宝」展をみてきま した。

8月3日
日本橋「玉ゐ」の支店に行ってみようと思って神田駅界隈をぐるぐる回った物の見つからず、別の店で飲み食いして帰ってきたのですが、 後で調べてみるとどうやら全く逆方向を探していたらしいと言うことが判明しました。

道理で見つからないわけだ…orz。
此からは地図をきちんと確認しよう。というわけで、男でも地図を読み損なうと言うことがおわかり頂けたかと。例の本のタイトルは 当てはまらないこともあると。

8月2日
「ヒストリエ」第4巻に登場するダイマコスを見ていると、なんとなく「ドン・キホーテ」を思いおこさせる物があります。「ドン・ キホーテ」はラ・マンチャ地方の郷士キハーナが騎士道物語の読み過ぎで現実と物語の区別がつかなくなり、ついに自らを遍歴の騎士と して世の中の不正を正すために旅に出て、周囲の状況をすべて騎士道と結びつけて行動して次々とトラブルを巻き起こす様子を描いた 小説です(旧態依然としたスペインに対する批判精神が随所に盛り込まれていると言われてます)。騎士道物語の読み過ぎで突然旅に でて、各地でとんちんかんなことを繰り返す(「マンブリーノの兜」だと思いこんで床屋の金だらいを被ったり…)ドン・キホーテと、 戦場で全ギリシアの英雄になるとかとんちんかんなことを言い出し、場に合ってるのかどうか微妙な詩を吟じるダイマコスがかぶって みえてしまいました。

ドン・キホーテの場合は、その作品中で彼がどんな本を手元に置いていて、読んでいたのかと言うことが結構細かく書かれていて(で、 後でその本の多くが焼かれ、書斎は塗り込められてしまうんですが)、そう言うことは作品を読んでいて知ることができます。一方、 ダイマコスがどんな本を読んでいたのかは分かりませんが、当時のギリシア人なら「イリアス」くらいは知っていたでしょうから、 その辺の英雄物語に感化されたり、あとは何気に歴史を知っていそうなのでヘロドトス「歴史」とかクセノフォン「アナバシス」あたり も知っているかもしれません。その辺を読んで重装歩兵の優位を信じ込んでしまったんじゃないかと言う気がします。

ただし、ドン・キホーテの場合は周りの人たちは彼を担いで楽しんでいたり、基本的に彼の行動は巻き込まれた側はともかくそれほど 害のある物ではないのですが、ダイマコスの場合は周りの人の大多数は彼の奇行を楽しんでいる場合ではなさそうです(もっとも、彼 を嵌めようと策を練るエウメネスや一攫千金を夢見る傭兵たちは別でしょうが)。また、ドン・キホーテの場合はその奇行のせいで ぼこぼこにたたきのめされたり大変な目に遭いながらも旅は続けることができましたが、ダイマコスの場合は最初の遠征で死んでしまい、 かれの話はそこで終わってしまうと言うところも違います。

それにしても、出だしで躓いてゲームオーバーって、まるでダイマコスは「スペランカー」のような…。

8月1日
単なる挨拶とちょっとした質問を書き込んだら、それを削除されたのは何故だろうと悩む今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

昨日のことになりますが、「魔笛」を見てきました。といっても、オペラを見に行ったわけではなく、映画のほうの「魔笛」です。 第1次世界大戦の頃に舞台を置き換え、歌詞をすべて英語にした本作ですが、私はこれは結構面白く見ることができました。個人的には ミュージカル映画はちょっと苦手なのに、これを見に行ってしまったわけですが、これの場合はオペラだから歌いまくりになるのは当然 だと思い、事前に覚悟を決めてからみたということもあり、結構楽しめました。特にパパゲーノがらみの場面は笑えましたね。

また、演出も舞台を第一次大戦の頃に置き換えただけでなく、イシスとオシリスをたたえる場面が共同墓地で平和への祈りを歌うシーン になっていたり、火と水の試練が戦場になっていたりと、色々と変わっているところがありました。で、共同墓地のシーンなのですがなぜか 日本人の名前が結構あり、しかも皆二十歳前というのは何故なのか、そこの所は見ているだけではよく分からず。何らかのメッセージなのだ とはおもいますが。あ、そういえば、戦車に乗って登場する夜の女王、というのがまるでクシャナのように見えてしまいました…。

7月30日
健康診断結果がようやく届く。前回悪化していた尿酸値があれだけ飲んだくれていた割に下がっていたり(と言うよりここ数年で 一番いいんじゃないかと)、色々改善されたところが多かったのでひとあんしん。しかし検査から今日までの間に豪快に飲み食い してるんで、また数値が悪化してるんじゃないかという気もしますが。とりあえずは大丈夫みたいですね。とはいえ油断大敵、 節制しながら過ごすことにします。でも、肝臓関係で他は値が少し下がっているなか、ALPだけ数値が跳ね上がっている(安全圏内 ではありますが)というのはどういうことなんだろう?やはり何かあるのか?

昨年より食べるものの量や質を変えた(でもビールはガンガン飲んでいる)からか?はたまた直前にやっていたビリーズブートキャンプ も効いたのか?多分前者だとは思いますが、これからも気を付けながら美味しいものを飲みかつ食べ続けるつもりですが、もうちょっと 何か見なおさないといけないのかもしれません。どれだろう?

7月23日
ようやく「ヒストリエ」第4巻がでました。ようやく回想編が終わり、次の巻からまた話が進んでいくはずですが、また休載が多く なって、次の巻がでるのはかなり後になるんだろうと思います。何はともあれ良かったです。

7月22日
昨日は沢山飲んできたため眠くなってしまってすぐ寝てしまったのですが、飲む前に何をしていたかというと、映画を見てきました。 みたのは「ピアノの森」です。声優がちょっと…と思うところはありましたが、全く違う境遇でピアノを弾く2人の少年の話です。 時々ファンタジーなシーン(登場人物のイメージ場面みたいなものとか、モーツァルトのお化けとか)がでてくるのですが、この辺は 「花田少年史」の一色まこと原作だからかなあとか思いながら見ていました。話としてはありふれた構図なのですが(破天荒な天才型 主人公と、努力の秀才型ライバル、もろもろの事情により一線を退いた後で主人公の才能を見いだす元天才といったあたりは良くある パターンではないかと)、なかなか良かったですよ。

7月21日
本当は科学博物館のマヤ・アステカ・インカの展覧会について書きたいところだったのですが、あまりにひどい混雑に嫌になり、 図録を買ってとっとと出てきてしまいました。なので、実はほとんどまともに見ていません。

科学博物館を出た後、西洋美術館に行って常設展をゆっくり鑑賞。此方の方は静かに見ることができて良かったです。やはり 特別展や企画展を週末の午後に見に行ったのは失敗でした。こういうのは行くなら午前中に行かないと駄目ですね。

7月20日
最近あまり映画を見たりする時間がありませんが、ぼちぼち何か見に行けるかなと言う気もします。さて、何を見に行こうか。

「特別な知識や経験があるわけでもなく、独断や偏見に偏った部分もありますが」という事を書いておけば何を言ってもいいという 訳ではないはずなのですが、どうもそう思っていない人がいるようですね。嘘や間違いを書き続け、それを直さないままでいてもいい と言うわけではないので、そう言うことを続けていると下手をしたら営業妨害とか名誉毀損とか色々と大変なことになりそうな気が するんですけれど、どうなんでしょう。

うちのサイトも、色々本を引っ張り出して調べてまとめて書いてはいますが、読み直してみると小さい物から大きな物まで色々なミス が発見されることがあります。そう言うのを見つけたら早めに直すようにはしていますが、中にはそのまま残してある物もあったり します。どれとは言いませんが、自戒の念を込めて残したままにしてある記事とか記述があったりします。

7月13日
思い切って、サイトの構造をいじくってみました。ディレクトリをいじくって、歴史のコーナーのファイルをちょっと整理したのですが、 そのせいでおそらくここに来られなくなっている人もいるのではないかと思われます。エウメネスのコーナーのトップはそのまま残して いますが、後は皆今までより下のディレクトリに移っているので…。

なので、別に閉鎖したとかファイルを削除したというわけではありません。ただ、たどり着けなくなっているから余計な誤解を招いたり しはしないかとちょっと心配です。グーグルで検索して見つかった頁が開けないと閉じたと思う人はいるでしょうから、そこのところだけ 気がかりですが。

というわけで、これからリンクを張るときにはトップページに貼って下さると助かります。それ以外のページだと、色々とサイトの構造を 変えたときに見られなくなることがあります。

7月12日
最近、グーグルで検索をかけると、うちのサイトでここ2ヵ月間の間に新しく書いた記事(参考文献のものとクロイソスのもの)が いつまでたっても検索に引っかからないのですが、何でだろう?検索にかかるまでにそんなに時間がかかるんでしょうか?更新と 違って新しくアップしたものだからでしょうか…。う〜ん、よくわからない。どうして?

7月10日
現在、逆引き人物伝の記事を書くための記事を集めています。「ウ」で終わる人ということで現在資料をあつめ、記事を書いている ところですが、次の人がどうも「ゲ」で終わる人になりそうです。ゲで終わる人ってなかなかいないので、ちょっと困っているので すが、何か面白そうな人がいたら教えて下さい。どっちかというと変わった人の方がいいなあと思ってはいるのですが、なかなか 難しいですね。

7月8日
起きた時点で既に昼近く、果たしてこんな状態で東京国際ブックフェアに間に合うのか?さあどうなる?

で、結局東京国際ブックフェアにはいきませんでした。招待券を職場に置き忘れたので、どこかの本屋に残っていたら行こうと 思ったものの、どこにもなかったので、もうどうでもいいかなと思っていくのは辞めました。その後、映画「プレステージ」を 見て帰宅。2人のマジシャンのどちらにも共感できるところは無し、結末もどうなんだか。というより、パンフを買って読んで しまったため全部わかったじょうたいでみていましたから…。

7月7日
掲示板を有料版にしたけれど有効活用されているとは言い難い状況が続きます。無くしても良かったかと思う今日この頃ですが、 皆様いかがお過ごしでしょうか(ROMな常連さんは何人かいらっしゃるんですけどね…)。

東京国際ブックフェアにでもいってこようかと思っています。もしいけたとしたら、みすずのブースと大学出版会のブース (東大や京大、名大、法大以外の滅多に見かけない大学出版の本が買えるのはこの機会くらいしかないでしょう)は最低限見てこよう。 ブックフェアというのは本来はライツトレードの場らしいんですが、一読書人としては色々な本を見て、ほしいを買うための場 であってくれれば十分です。個人的には人文書フェアに参加する本屋をもっと増やしてほしいですね(藤原書店がいつの間にか 撤退していたのはちょっと痛い)。

7月6日
なんだか、ネット上の映画評では「300(スリーハンドレッド)」はやけに評価が高いのですが、何でなんだろう?普段は小難しい 映画を見て、そっちの方がいいと言ってる人たちがそう言うことを言っているのを見て、何だか奇妙な感じがしてなりません。 原作をあんな風に変な方向に改編するというのは理解不能、しかも原作者も製作に関わっていてああいう風になると言うのは さらに理解不能。あんなプロパガ・・(略)・・。

久しぶりにブートキャンプ以外のDVDを鑑賞。但し映画ではなくてNHKスペシャル「千年の帝国ビザンチン 砂漠の十字架に 秘められた謎」という番組のDVDです。もともとは1年以上前に放送された番組ですが、それのDVDがでると言うことは、意外と 好評だったのか、はたまた番組制作時に費用がかかってるのでとにかく元を取ろうというのか、その辺の所は分かりません。 ただ、本放送・再放送ともに見逃した私のような人は恐らく結構いたでしょうから、そう言う点からすると非常にありがたいですね。

内容は、エジプト・シナイ山の麓にある聖エカテリニ修道院の話を中心に、異文化と共存するビザンチン帝国以来の知恵といった ようなことを紹介した番組でしたが、なかなか面白かったですね。修道院の中にモスクを造っちゃったりしていますが、例えそれが 生き残るための方便だったとしても、自分たちと異なる集団との共存をはかっていくということはこれからの時代に必要なことかと。

また、ビザンチン美術の色々な宝物がヴェネツィアに現在ありますが(コンスタンティノポリス攻略によって入手したのですが)、 そこに並んでいる財宝をみたり、聖エカテリニ修道院の装飾をみていると、もしコンスタンティノポリスがよその勢力によって攻略 されたり略奪されていなかったら、一体どれだけのものが現在残っているのだろうかということをついつい考えてしまいました。 特にアヤ・ソフィアの場合、現在はモスクに改造→博物館ということになっていますが、そうならなかったらさぞかし立派だったの ではないかと思われます。聖エカテリニ修道院でさえ(失礼!)、あれだけ壮麗なのだから、それより大きなアヤ・ソフィアなら もっと立派だったのでしょう。

それにしても、十字軍ってのはここ(聖エカテリニ修道院)でもろくでもないことをしていたんですね…。おまえら一体何しに来たんだ、 って感じです。

7月4日
そう言えば久しぶりに雑感を更新するような気がします。

うちのサイトって一体どんな人たちが見に来ているんだろうと気になることがあります。「ヒストリエ」関係で来る人が一番 多いのではないかとは思いますが、それ以外のページに来ている人も結構いるみたいですし…。でも、メールがきたりとか 掲示板に書き込みがあったりしないので、余りよく分からないですね。

あとは、学期末の頃になると何かレポートのネタを探しているのか、突然人が増えたりしますが、うちのサイトの中身をその まま使うのはどうかと思います。本人が時々内容をいじくって手直ししていたりすることもありますし、間違っているところ だってたまにみかけますから…。最近だとハルパロスの持っていったお金の金額が妙なことになっていたことがありました。

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