日々の雑感(2004年10月〜12月)

日々の雑感(2004年10月〜12月)

日々の雑感へ
12月31日
本日、大雪のため、家に引きこもっておりました。2004年最後の日はそんな形で終わりそうです。う〜ん、こんなこと でよいのだろうか。しかたないかな、うん。結局咳は年内に止まらなかったし、本も思ったほど読めなかったし、どうも 今年の終わりはあまりよいことはなかったですね。

12月28日
久しぶりに読書コーナーを更新しました。ほぼ1ヶ月も開いてしまっていましたが、12月中は色々と忙しく、 あまり本も読めませんでしたし、読んでいても気が付くと疲れて寝てしまっていたりで、ほとんど読書のペースも 上がりませんでした。それにしても今月はほとんど本を読んでいないということを改めて実感させられました。

最近一寸気になる商品に こ んなものがあります。 まさか本当にこんなものが商品化されるとは・・・。これさえあればいつでもバーゴンにあえる(笑)。

12月25日
久しぶりにエウメネスや歴史関連の更新をしようと思い色々と調べてみると、ディアドコイ戦争に関して編年が錯綜しているので、 かなり時間がかかりそうです。特にラミア戦争が終わった後あたりからアンティパトロスが死ぬ前319年までの時期は編年を巡り 諸説があるようです。ペルディッカスがエジプトに遠征した時期に関しても、前321年夏という説と前320年夏という説の2つがあり、 近年の研究書では前320年夏説を採る本が増えています。サイトの記事を書くにあたって参考にした本でも、 Bosworth,A.B. "The Legacy ofAlexander"(Oxford,2001)は前321年夏説をとっていますが、Billows.R.A. "Antigonos the One-Eyed and the creation of the Hellenistic state"(California,1990)は 前320年夏説の方をとっているようです。

編年の結果如何によってはトリパラデイソスの会議の時期も1年繰り下がり、結局エウメネスがいつ死んだのかということにも関係して くるようです。エウメネスの没年に関しても前315年1月頃という説がある一方で、それより1年前の前316年の同じ頃とする説があり、 パラエタケネの戦いとガビエネの戦いに関してもそれぞれ前317年秋・前317/16年冬という説と前316年秋・前316/15冬という説 が あります。この辺のことに関して、当サイトは、ディアドコイ戦争に関しては以前コピーしてきた "History of Macedonia"vol.3(Oxford,1988)をベースにして編年は書いている箇所が多いのです が(こちらは前321年説で、エウメネスは前317/6年冬に死んでいます)、はてさて、どうしたものか。

*現段階でどちらの方が妥当なのか、専門の方がいたら教えてください。

12月24日
久しぶりにこのコーナーを更新しています。というより、ここのところ忙しくて更新する暇がなかったもので・・・。 歴史系のコーナーはこれから更新しますが、もうしばらく時間がかかりそうです

この間何かあったかといえば、「ベルヴィル・ランデブー」というアニメ映画を見てきたことくらいでしょうか。 戦後まもないフランス、内気でなかなか友達を作れないシャンピオンにおばあちゃんはテレビや犬(ブルーノという犬)、 鉄道模型などを買い与えますが状況は変わりません。そんなとき、シャンピオンが自転車選手に興味を持っていることを しったおばあちゃんは彼に三輪車を買い与えます。するとシャンピオンの様子が今までが嘘だったかのように活き活きと したものになり、やがて来る日も来る日も過酷な自転車のトレーニングに打ち込み、ついにツール・ド・フランスに出場 するまでにいたります。ここまで見ると、内気な孫の成功物語のようですが、物語のメインはここからです。

ツール・ド・フランスに出場したシャンピオンですが、レース中に災難に巻き込まれます。レース中、先頭集団から離れ はじめたシャンピオンと他の自転車選手がマフィアに誘拐されてしまいます。おばあちゃんはなんとかしてシャンピオンを 助けようと犬のブルーノの嗅覚を頼りに追いかけますが、シャンピオンを載せた大きな船はすでに出航してしまっていました。 おばあちゃんはブルーノとともに船を追って、ベルヴィルという巨大都市にたどり着き、そこで「ベルヴィルの三つ子」 とよばれる老婆3人組に出あい、彼女たちを見方につけてさらに孫の探索を続けることになりますが、果たして見つけることは できるのか・・・。

極端なまでにデフォルメされたキャラクター、時々「なんでそうなる」とつっこみたくなる出来事の数々、映像と 音楽の組み合わせの妙・・・。はまる人ははまりそうな気がします。

12月14日
更新しようと思っても意外と時間が取れず・・・。とりあえず12月13日に「コラテラル」を見てきたことと、14日 には「翡翠展」と「山猫」の感想でも書こうと思ったのですが。とりあえず「翡翠展」の感想から。

「翡翠展」は科学博物館の展示なので、科学的な側面から迫るところもありますが、文化的な面から翡翠に迫る展示も 数多くあり、結構見応えがありました。科学博物館なので、翡翠に関して、石としてはどんな性質を持つのかと言った ことについても色々と説明がなされていました。その辺の所はパンフレットで後で見ようかと思ったことと、化学や地 学が苦手だったので見ても少々分からないところがあったので適当に流してしまいました。翡翠というと緑という印象 が強いのですが、緑ではない翡翠というのもあるということが分かりました。また、今回は翡翠の原石(巨大な岩石) が展示されており、それにさわることも出来ました。さわったからと言って特にどうということはないのですが、実際 に石にさわるというのもなかなか出来ないことなので、言ったら是非さわってみると良いと思います。

石に関する説明の後はいよいよ翡翠細工の展示に移ります。翡翠というと、中国の翡翠工芸品が非常に有名ですが、実 は翡翠は日本でも取れる宝石です。特に有名なのが新潟県を流れる糸魚川流域で、今でも翡翠の原石が取れると言うこ とが知られています。日本の場合、縄文時代以来翡翠を加工してアクセサリーとして使い始め、古代遺跡からは数多く の翡翠製品が出土します。特に有名なものは勾玉があげられますが、他にも丸かったり、管上だったり、色々な形に加 工して装身具として使用していました。しかしそんな翡翠も8世紀以降は使われなくなり、以後翡翠は日本文化の表舞台 から姿を消していきます。そしていつしか翡翠は日本では取れず、中国から輸入していると思われるようになっていき ました。しかし、糸魚川流域で翡翠の原石が発見され、日本で出土する翡翠製品は日本国内の原石から作られているこ とが明らかになります。

日本の他に古くから翡翠製品を使っていた地域として中南米があります。オルメカ文明やマヤ文明で翡翠が用いられま したが、スペイン人による征服によって古代文明が滅びた後は翡翠は忘れられていきます。日本や中南米で翡翠が使わ れなくなり、存在が忘れられる一方、翡翠の産地であるミャンマーを勢力下に収めた清朝のもとで中国産の翡翠製品が 大量に作られるようになっていきます。今回の展示にも当時の翡翠製品が数多く陳列されています。しかし清朝以前の 中国は翡翠の産地は国内になく、主に軟玉をもちいていました。翡翠製品と並んで軟玉製品も展示されていました。 ちなみに軟玉(ネフライト)に対して「翡翠」という言葉は使ってはいけないそうです。どちらも同じように見えます が全く別の種類の石だそうで。

数多くの翡翠の工芸品が展示され、いずれも高度な技術を用いて細工が施されているものばかりでした。しかし今回の 展示で一番印象に残ったのは、翡翠の原石を一部カットしたものです。一見するとふつうの石より少しばかり綺麗な 石だなあとしか思えないような翡翠の原石ですが、石を割って中を見えるようにすると、冷たい輝きを放つ断面が現れ ます。一見何と言うこともない石から、はっとするほど綺麗なものが見えると、それだけでも惹き付けられてしまいます。 数多くの翡翠の展示を堪能して展覧会会場から出てきましたが、出口の売店では翡翠製品が色々と売られていました。 やはり宝石がらみの展覧会となると、それを使ったアクセサリーも多数販売されていました。もっとも私の場合は買う 当てはなかったので、目録を買ってすぐに出てしまいましたが。

最近見た「コラテラル」と「山猫」の感想もここに載せてしまいましょう。「コラテラル」は主人公はトム・クルーズ 扮する殺し屋ということになるのでしょうか。基本的に殺し屋の足代わりに使われているタクシーの運転手(ジェイミー・フォックス) のほうが主人公っぽい感じもしますが。果たしてこの人は本当に一流の殺し屋なのかと思わされるところがいくつかありました が(いきなり一人殺して窓から落っことしてしまってるし、大勢いるところで銃を乱射しているし・・・)、話としては結構 面白かったです。タクシーで移動する途中の殺し屋と運転手のやり取りがなかなか良かったですね。「山猫」のほうはシチリア 島を舞台に、イタリア統一という激動の時代を書き出した作品ですが、シチリアの老貴族の視点から淡々と書かれています。 ストーリーとして、何か劇的な展開があるのかといわれると、特にそれはないでしょう(甥の妻となる女性が何かやらかす かなと思いつつ見ていたのですが、何もなかったですし)。新勢力に託しつつ旧勢力が退場していくといった流れの物語である とはおもいますが、映画の後半に登場する、貴族達の舞踏会において老貴族がダンスを踊るシーンをみると、旧勢力は表舞台から 退場するけれども、その後を担う新勢力も旧勢力からバトンを託され、それを受け継いで行くには決して十分な力を持ち得ていな いのではないかということを何となく考えてしまいました。統一はしたけれど、その後様々な問題を国内に抱え込み、やがて第1次 大戦に参戦し、その後ファシスト政権樹立、第2次大戦参戦を経て敗北し、王国が滅びるイタリアの歴史の流れを何となく思い起 こしていました。そう言う流れを思い起こすと、新しくなっても何も変わらないし、変えられないというような意味のことを公爵 がイタリア王国の使者に対していっていますが、そちらの方が当たってしまったように思えます。

12月12日
とりあえず、こんなページを作ってみました。ロ シア料理店(実食店)についての記事 でも かいてみましたが、これで少しでもロシア料理に興味を持って食べてみようという人がいましたら、是非行ってみてください。

12月2日
本日、ポリュビオス「歴史」を入手しました。これでアンティゴノス・ドーソーンの関わったクレオメネス戦争について は色々と調べられます。うちのサイトの更新にはずいぶんと役に立ちそうな本です。また内容的にはポエニ戦争に関心の ある人は是非読んでみることをおすすめします。これであとは誰かがリウィウスを全訳してくれればよいのですが。

11月30日
うちのサイトのトップから色々とリンクを貼っている映画Alexanderですが、どうも出だしからかなり躓いた模様・・・。 海外のネットでメディア、個人のレヴューをみても、賛否両論というか否のほうが多いような印象を受けました。この 感じだとどうも興行的には大失敗ということになりそうですね。日本版公式サイトのストーリーを見ても?と思うところ がいろいろとありましたが、日本ではもっと悲惨なことになりそうな予感が・・・。

11月27日
日曜日に映画を見に行って以来、久しぶりに色々と見てみたいと思うものもあり、今日も映画を鑑賞してきました。 見てきた作品は「スカイキャプテン」です。日曜日に見た映画とは全く違う路線の映画ですが、たまにはこういうのも 良いかなと思って見てきました。それに少々疲れ気味でもこういう映画なら眠る心配は全くないでしょうし。

舞台となっているのは1939年の世界で、万博に湧くニューヨークを謎のロボット軍団が襲撃、それに立ち向かうは エースパイロットのスカイキャプテン、というところから話は始まります。で、このロボット軍団なのですが、空を 飛んでいるときの姿が何となく「天空の城ラピュタ」にでてくるロボット兵と似ているような気がしました。そんな ロボットを相手に当時の戦闘機(パンフレットによると1939年に実戦配備されたカーチスP-40ウォーホークだとか) でどうやって戦うのかと思ったところ、スカイキャプテンの天才的な腕前で見事に切り抜けていくことになります。 後ろからあれだけ攻撃されてほとんど無傷で戦ってますし、まるで彼はニュータイプのようです。また、彼の愛機は 見た目はカーチスP40ですが、実はその機体は色々な改造が施されています(後でそれは分かります)。

いっぽう、ロボット軍団がニューヨークを襲撃する前から、科学者が失踪する事件が相次ぎ、それを取材する女性記者 がいます。ニューヨークがロボットに襲撃され、彼女も危険な目にあっているときにスカイキャプテンがやってきて、 間一髪助かるという展開になり、その後彼女はスカイキャプテンとともにロボット軍団と科学者失踪事件を追うこと になります。キャラクターとしては頭はいいんだけど、なんとなく間が抜けているというかんじになっています。そこで そう言う行動を取るのかい、とついついつっこんでしまいそうになりますし、映画のエンディングシーンなどはまさに そう言うところが現れている場面だと思います。

そして事件や謎を追う彼らがたどり着いたのは、マッドサイエンティストのトーテンコフ博士が企てた「明日の世界」計画 でした。その計画が実行に移されると人類は滅亡してしまうという大変な計画なのですが、どうもそれを考えるに至った 理由という物がありふれているというか何というか、どうもその辺の所で一ひねりほしかったなあと言う気もします。

ちなみに主演男優はジュード・ロウ(スカイキャプテン)、主演女優はグウィネス・パルトロウ(新聞記者)ですが、 チラシや宣伝ではもう一人、アンジェリーナ・ジョリー扮するイギリス軍中佐がいます。登場シーンがちょっと少なすぎる 気がしますが、軍服にアイパッチという見た目はなかなかインパクトがあるかとおもいます。また、この映画のどこかで 今は亡きローレンス・オリヴィエが登場しますがそれは秘密、ということで。

作品全体の雰囲気はレトロな雰囲気をCGを駆使したり、衣装や小道具に工夫を凝らしてうまく表現されているとおもいます。 そう言う世界に、イギリス軍の空中要塞やら謎のロボット軍団といった妙な物がうまい具合にとけ込んでいます。レトロな 雰囲気が、何となくこの映画が冷たい雰囲気のSFにならないようにしているような気がします。ストーリーはそんなにひねりの あるというわけではなく、かなり話の流れはわかりやすいですし、気楽に楽しむ映画として丁度良いのではないかと思います。

スカイキャプテン公式サイト

最近、何故か無性にロシア料理が食べたくなり、ちょくちょく食べに行っています。都内に何件か有るので、そこをいろいろと まわっていますが、お店によって違うところは結構あるのですね。ボルシチの具が結構たくさん入っているところもあれば、 ほんのちょっとだけの所もあり、またサワークリームを多く入れるところもあったり、いろいろです。個人的には野菜が多く 入っているタイプが好きですね。決してあれはビーフシチューじゃないので、肉がごてごてというのは少し違うんじゃないかと 言う気がします。

11月21日
本日は久しぶりに映画を見てきました。久しぶりだったので、渋谷の同じ映画館で2本立て続けに映画を見てきました。 一本目はカフカが原作の「変身」、二本目はアンゲロプロス作品の「アレクサンダー大王」です。今日一日のかなりの部分 を映画館で過ごしてきましたが、やはり二本連続は疲れますね。まあ、映画は面白かったのですが。

カフカの「変身」ですが、主人公のグレゴール・ザムザが朝起きると虫になっているという衝撃的な出だしから始まる 不条理小説の代表みたいな物語ですが、果たしてこれをどうやって映画化するのか楽しみにしていました。この映画は、 もとは舞台だったものを映画にしたとのことで、舞台での演出を恐らく行かしているのではないかと思われます。虫 になったザムザをどう表現するのか楽しみでしたが、いやぁ、これはなかなか面白かったですね。それにしても、虫に なってからの家族の豹変ぶりは恐ろしい・・・・。死んだと分かったとたんに明るいふつうの家族という感じになると 言うところは特に怖さを感じさせられました。次に見た「アレクサンダー大王」ですが、 感想はこちら

11月20日
カレーライスやオムライスなどとならんで、日本の洋食の代表的なメニューの一つである(と思う)ハヤシライスですが、 ハヤシライスの起源について色々と調べてみたことがあります。一説には「ハッシュドビーフ」という西洋料理が日本風に なったりするなかで「ハヤシライス」と呼ばれるようになったという説のほか、丸善の創業者早矢仕有的の名前から来ている という説があります。なんでも友人が自宅を訪れると早矢仕さんは家にある野菜や肉のゴッタ煮をつくり、それにご飯を添えて 出していたそうで、そこからハヤシライスができたというわけです。そして本日、丸善にて初めて「早矢仕ライス」を食べて きました。食べた感想としては、通常「ハヤシライス」として出される物とはずいぶん違う感じの味付けでした。一口食べて みると、意外とスパイスがきいているようです。また、具はかなり小さくなっているか溶けている感じで、具の食感らしき ものは感じませんでした。もっともオムライスにしたりしたためそうなったのかもしれませんが。家などで食べる「ハヤシライス」 とはひと味違った「早矢仕ライス」でした。

ちなみに昔はビーフストロガノフとハヤシライスの区別があまり付いていませんでした。近所の喫茶店のランチでなぜか 「ビーフストロガノフ」というメニューがあり、それを頼んでみたところ出てきたのはハヤシライスと同じようなもので、 それ以降ハヤシライスと同じような者という意識を持っていました。最近ロシア料理屋でビーフストロガノフを食べましたが、 たしかにビーフストロガノフにもライスが付いていましたが、あれはあくまで肉料理の付け合わせであって、ハヤシライスの ような汁かけご飯とは違うハヤシライスとは決定的に違うと言うことだけは確認できました。肉がメインかご飯がメインか、 そこがあきらかに違うわけです。

11月15日
(15日に書いたのですがその日のうちにアップするのをすっかり忘れておりました。そのついでに16日になってから ちょこっと手直しをしてあります。)
昨日のことになりますが、「ジョヴァンニ」と いう映画を見 て来ました。 主人公は教皇軍の傭兵隊長ジョヴァンニ・デ・メディチ、通称「黒隊長(黒備え、黒旗という表記もあるようです)の ジョヴァンニ」と呼ばれた人物で、戦いにおいては自ら剣を抜いて突撃し、部下を鼓舞する優れた指揮官です。彼は神聖ローマ 帝国皇帝カール5世の軍勢がローマに向けて進軍してくる軍勢を迎え撃つべく、教皇軍の前衛部隊を率いて戦うことになります。 しかし映画では激しい戦いのシーンが出てくるのかというと、確かに戦闘シーンはあるのですが、大軍同士の決戦というものは なく、もっぱら冬のイタリアでジョヴァンニの部隊が神聖ローマ帝国軍を追撃し続けるようすが淡々と描かれています。その 追撃も決して容易なものではなかったことがその道中では資金が底を尽きかけているために資金の工面を願う手紙を妻によこしたり、 軍馬の肉を喰らったり、教会のキリスト像をばらして燃料にしようとする場面からうかがい知ることが出来ます。また、当時の イタリアの貴族の中には表向き教皇側に付いているように見せて裏で皇帝軍に通じている者たちがおり、彼らの存在も色々と ジョヴァンニを苦しめることになりますし、彼らの中にはこっそりと大砲を皇帝軍に渡す者までいます。そして、この大砲が ジョヴァンニの身に悲劇をもたらすことになるのです。

全般的に劇的な展開がある、という感じの映画ではなく、台詞や音楽は少ないことも相まって、かなり静かに、淡々と流れていく ような感じの映画でした。他にも描こうと思ったことはいろいろあるのですが、もう一度見に行ってからまた改めて感想は追加 します。登場人物についてちょこっと混乱していた部分がありましたし、もう一寸余裕のあるときにじっくりと堪能したいと思う ので。

11月12日
昨日は、携帯電話の料金請求を支払うべくお金をおろしてきた・・・はずだったのですが、本屋にていきなり2冊 も衝動買いしてしまいました。買った本は「中国の歴史」3巻と11巻の2冊です。しかも帰りが遅くなったついでにそとで ご飯を食べてきたものだからまたよけいな出費がかさみ、きがついたら電話代どころか来週分の食費までどこかに消えて しまいました。これは一寸まずいなあ・・・・。来週は昼飯抜きか?

「中国の歴史」に関しては、後で読んだら書籍紹介にでものせておきます。だれか、これと同じくらいの分量でギリシアの 歴史とかローマの歴史を書いてくれないかなあ・・・。出来ればヘレニズム時代を多めでお願いしたいところです。

11月7日
岩明均「ヒストリエ」の1,2巻が発売され、それによってエウメネスやマケドニア、アレクサンドロス大王、ディアドコイ 戦争に興味を持ってくださる方が少し増えたような気がします。今日もちょっくら散歩に出たついでにディアドコイ戦争に 関する記事を扱う「歴史群像」12月号を購入して読んでいます(内容的には非常に良くまとまっているとおもいます。 これも出たことだし、サイトの関連ページはもう不要かも(爆))。

漫画を楽しみたいと思う人の中には物語の展開が分かってしまう、要するにネタばらしになってしまうから、エウメネス に関する歴史についてあまり話題にしないでほしいと思う人もいるかもしれません。その後の歴史の展開は、マケドニア王 の書記官となったエウメネスはディアドコイ戦争でアンティゴノスと対決して敗れるということになります。しかし結論が 分かっていても、その間にはいろいろと漫画家独自の解釈や創作を盛り込むことは十分に可能です。若いときのエウメネス については、フィリッポス2世に見いだされてマケドニアの宮廷で働くようになるまでのことはほとんど何も分からないため、 物語を面白くするためにいろいろと話をふくらませることが出来ます。また、東征期間中のエウメネスについてもいろいろと 創作できる余地はあると思います。遠征終盤、ヘファイスティオンとエウエネスが険悪な関係に陥り、その後和解しますが、 若いに至るまでの展開についてはアリアノス「東征記」でも欠落している箇所ですし、書記官のエウメネスが騎兵隊の指揮 を取る羽目になるいきさつなど他にも色々と作れそうです。また、エウメネスの活躍が詳しく分かるようになってくる ディアドコイ戦争中のことに関しても、古代の史料では語り尽くされていない個人の内面などについてはいろいろと話を ふくらませることは可能だと思います。史料をそのまま漫画にする、なんて事はないと思います。

とりあえず、色々と書いていますが、言いたいことは「ネタばれになったからといってあの漫画はつまらなくなったりは しないとおもいますよ」ということです。ディアドコイ戦争に関する知識を持ったうえで、漫画を読んでいくと、あのネタ はこう扱ったのか、あれはこのように考えたのかといったことまでわかり、色々な楽しみ方が出来るようになると思うの ですが、どうでしょう。

11月6日
今日は東京都美術館にて「フィレンツェ 芸術都市の誕生」という展覧会を見てきました。フィレンツェというと ルネサンスの時期にはメディチ家のもとで華やかな都市文化が花開いた都市ですが、フィレンツェの絵画、彫刻、 金工の優れた作品のみならず、フィレンツェの生活文化をうかがい知ることが出来るような展示も色々となされて いました。今回の展覧会はかなり見応えのある展覧会で、久しぶりにじっくりと楽しめました。写本などの絵を 見ていると、古代を題材にした絵でありながら、そこに書かれている服装や建物、部屋の様子は明らかにフィレンツェ の人々が生きている時代の風俗が反映されています。言ってみれば、古代や中世の日本の様子を書くときに現代風の 格好にして書いているような物です。そういう風に思ってみると、何やら不思議な感じもしますが、そう言う書き方 になっているために、かえって当時のフィレンツェの有力者の暮らしぶりがどのような物だったのか、その一端が 窺えるような気がします。また、織物の展示を見ていると、フィレンツェが元来毛織物業で発展した都市であることを 思い出させてくれます(最も今回の展示を見て、チョンピの乱を思い出す人はいないと思いますが)。イタリアに興味 のある人は是非見に行ってみましょう。本筋とは全く関係ないのですが、イタリアがらみの展覧会のせいでしょうか、 中国国宝展や兵馬俑展とくらべて女性の比率が高かったような気がするのは気のせいでしょうか。もっとも、たくさん来 ていても私には何も関係ないのですが。

11月5日
昨日は飲んで帰って酔っていたために更新できず、今日になってからの更新になりましたが、昨日は久しぶりに劇を 見に行ってきました。見た物は、平幹二朗主演・演出による「オイディプス王」です。「オイディプス王」は色々な 人が日本でも上演しており、2004年には蜷川幸雄演出、野村萬斎主演で上演され、アテネのヘロデス・アッティコス劇場 でも上演されています。その時のオイディプス王は日本風の演出で、音楽が雅楽風だなと思ったら東儀秀樹でした。 今回のオイディプス王は、舞台の雰囲気がアメリカの町のような感じでしたが、パンフレットに書いてある記述を見ると どうやらニューヨークのハーレムのようです。旅芸人の一座がハーレムで「オイディプス王」を上演するという設定で す。はじまりは旅芸人の一座がやってきて、「オイディプス王」上演の準備をするところから始まります。また、楽劇 ということで歌を歌う場面が結構あり、ゴスペルが使われていたり、コロスのせりふは歌になっていたりします。 (アメイジング・グレイスの替え歌らしきものもありました)。個人的にはテレビで見たヘロデス・アッティコス劇場 のオイディプス王よりこちらの方が取っつきやすかったです。「オイディプス王」の話は父殺し、近親相姦といった非常に 暗くヘヴィーな劇なので、ゴスペルや踊りの入っている今回の演出の方が暗い話が踊りや歌で少し軽く感じられるように 思われます。その分、雅楽をバックに演じた蜷川版よりは見やすかったのかもしれません。

11月3日
サイトの記事更新のためには、どうやら色々な語学をやり直さないといけないようです。ギリシア語もそうですが、 ドイツ語に至っては文法まで綺麗さっぱり忘れてしまっているようで全く分かりません。はて、どこから手をつけたら よいのやら。とりあえずドイツ語からかな・・・。なんせフィリッポス2世とペルシア関係の論文が一本まるまるドイツ語 だったりするので、これを何とかサイトの方に活かしたいのですがドイツ語がすっかり読めなくなっているので困って います。しかし語学の復習をする余裕はなさそうですから、当分無理そうですが。

10月31日
ここのところこのコーナーの更新をほったらかしていました。それ以上に読書記録の所の放置ぶりは目に余るものが あります。ちょっと今月は恥ずかしながらあまり本を読めていないうえ、その数少ない読書の記録をまとめていない もので・・・・。こんな状態で「ヒストリエ」関連のコーナーを作ってしまって大丈夫なんだろうかと心配になって きます。「ヒストリエ」関連コーナーはボチボチ更新する予定です。しかし問題は、私は基本的に漫画雑誌を買わずに 立ち読みなどですます人間なので、「アフタヌーン」を確認するのは結構大変だったりします。おまけが付いていると ひもでぐるぐるまきにされていて読めなくなってしまいますし。そんなとき、漫画喫茶においてあったりするとそれを 読んですませることも出来ますが、無いところもあるし。

神保町を徘徊し古本祭をのぞいてきました。今日は色々用事があったため、本を買う余裕はなく眺めるだけで帰宅しま したが、会期中にもう一度行こうと思っています。神保町ブックフェスティバルが本を売るよりあの界隈のお祭りという 感じになってきているのは寂しい反面(出版社の数は減ったし、品数も・・・。ってここにいっぱいあるようではまずい のですが)、色々な出店がでていて、お祭りっぽくて楽しいですね。沿道の料理屋が色々な屋台を出しているので、どれ にしようか迷ってしまいます。

10月26日
「アフタヌーン」12月号を発見、さっそく「ヒストリエ」20話を読んできました。単行本2巻に収録されている19話に 続く話で、ついにエウメネスに買い手がつき、彼は黒海沿岸のオルビアという町に売り飛ばされることになります。 そしてついに長年暮らしてきたカルディアの町を離れることになります。最後は何か思うところがある感じで背を向けた ヒエロニュモスの姿を描いて終わっています。次号よりカルディアを離れたエウメネスがどうなっていくのかを描いていく 新展開になります。単行本1巻において、エウメネスの背中には2つの大きな傷がありましたが、あれが何故付いたのかと いったこともこれから分かるようになるのでしょう。エウメネスの買い手はなにやら大変な人のようですが、一緒について きたお付きの者の様子を見ると、何となくそう言う系統なんだろうか等という気がしてきます。

さて、今日は徹夜してたまっている仕事を片づけないと明日は大変なことになるなあ・・・。がんばらねば。 今週は忙しいので更新は難しそうです。そうはいいながらも、息抜きしながら(というか現実逃避ですが)、 ついにこのようなページを作り始めてしまいました。漫画をより楽 しむ ために、関連する事柄や歴史背景を探っていこうかと思います。

10月24日
昨日はちょこっと飲み食いしてきたためにあまりニュースを見られずに寝てしまいましたが、今朝になってあの地震 の惨状をみてぞっとしました・・・・。新幹線の写真がでていましたが、もうちょっとで大惨事になっているところ でした。また町の様子などもかなりひどいことになっているようです。果たしてこれから先はどうなるのでしょう・・・。

昨日当たりから急にアクセスカウンターの周りが増えたような気がします。で、一応アクセス解析をおいているので みてみると、どうやらエウメネスがらみで大勢の人がいらっしゃったようです。「ヒストリエ」恐るべし、というところ でしょうか。エウメネスに関してはプルタルコス、ネポスの伝記やディオドロスなどの歴史書が基本史料となっていますが、 彼個人を扱った研究書も世の中にはあるので、そのうち何かまとめてみても良いかと思っています。今は忙しいので難しい ところですが。本が欲しいという方は、アマゾンなどを通じてそれを購入するというのも良いかと思います。
*最新の研究書ですがエウメネスに関してはこのような本があります。
E.Anson、Eumenes of Cardia、Brill,2004

10月23日
今日は夜になって大変なことが起こりました。新潟で震度6強の地震が3度も立て続けに起こったとのこと。 こちらも震度は4か3くらいだったようですがかなり揺れました。テレビはどの局も地震情報を流していますが、 これだけの災害となればそれも納得。

「ヒストリエ」1・2巻を手に入れました。マケドニアの書記官にしてディアドコイ戦争で活躍した武将エウメネス を主人公にした漫画です。描いているのは「寄生獣」の岩明均ですので、結構期待していたのですが最近休載中で、 果たしてどうなるのか心配でしたが12月号より無事再開されるとのことです。物語の出だしは、アッソスのヘルミアス を拷問するメムノンの登場シーンから、ヘレスポントスを越えて希臘へ渡ろうとするアリストテレスとカリステネスが エウメネスとであう場面につながります。はじめの辺りでメムノン、バルシネ、アリストテレス、カリステネスと アレクサンドロス大王に絡んでくる人々が次々に登場します。そしてエウメネスは故郷カルディアにむかいますが、 そこではフィリッポス2世(と思われる人物)が率いるマケドニア軍が町を包囲しています。エウメネスは巧みな状況 判断によって町にはいることに成功しますが、ここで後に激しく争うことになるアンティゴノスとであっています。 それから後は少年時代の回想編にはいりますが、この漫画では実はエウメネスはスキタイ人だったという設定になって いるようです。マケドニア人ではなく、ギリシア人ですらないエウメネスが果たしてその後どうなるのか楽しみです。

細かいところをつっこむといろいろあります。冒頭、ヘルミアスが拷問されているところから話が始まり、その後に アリストテレスを追いかけているという展開になっています。そのため、ヘルミアスが拷問されている頃は、アリストテレス はまだヘレスポントスを越えておらずアレクサンドロスの家庭教師にまだなっていません。一応史実としては、前343年 に、アリストテレスはフィリッポス2世に招かれて、アレクサンドロスの家庭教師をし始めます。一方、ヘルミアスは前341 年、メントル(後にアレクサンドロスと戦う傭兵隊長メムノンの兄)にとらえられ、スサにて処刑されています。この辺り は事実関係と漫画でちょっとずれています。まあ、物語としてはその辺の所は気にせずに読むと言うことでいいのではないか と思いますが、念のため。

なお、アリストテレスの招聘に関しても、実はフィリッポス2世とヘルメイアスの秘密軍事同盟締結が絡んでいるという 見方もあります。「ヒストリエ」の冒頭があのようになったのもこの見方が少し関連しているようです。アリストテレスの 妻はヘルメイアスの養女であることからそのような秘密協定についてアリストテレスも知っており、ヘルメイアスの諒解 のもとでマケドニアにわたったのだという推測がなされています。要するにアリストテレスはアレクサンドロスの家庭教師 として働く一方で、マケドニアとアッソスの同盟にも関わったということになりますが、真相は定かではありません。

あと、カルディアを包囲しているマケドニア軍の指揮官がフィリッポス2世であるのなら、右目が無くなっているはずです。 フィリッポス2世が右目をなくすのはメトネ攻略戦の時なので、物語の舞台となっている時代から10年以上前になります。 もっとも漫画に登場している指揮官がフィリッポスじゃない可能性は充分ありますが・・・。

10月20日
当サイトは本日10月20日にサイト開設1周年を 迎えまし た。見に来てくださった 方、 書き込みをしてくださった方、ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

サイト開設から1年、色々な方がこちらに来てくださっているようです。書き込みなどをしてくださる方の 他にもROMされている方も結構いるようですが(というより訪問者の圧倒的多数はROMさんですし)、果たして うちのサイトってどう思われているんだろうと時々思うことがあります。まあ蛸壺のようなサイトで、コメント をつけにくいとは思いますが・・・・。ま、こちらのネタ振りがあまりにもアバウトすぎたり下手だったりする 部分もかなりあるのでしょう。

だんだんと雨と風が強まっています。今年はちょっと台風が来すぎですね。だいぶ外で雨の音が強まって きていますし、何となく風の音もしているような・・・・。

10月19日
ネット上をうろちょろしていると、妙なニュースを目にすることがあります。ちょっと前に出ていたようですが、 草なぎ剛主演の年末時代劇が徳川綱吉のようですが、「イヌと呼ばれた男」っていうサブタイトルが付いていました。 去年が秀吉で「サル」、今年が綱吉で「イヌ」、それでは次は「キジ」でしょうか・・・(恐らくすでにそういう 突っ込みは入れているでしょうが)。

ちょっとお昼を食べ過ぎたようで、夜になってもおなかが重かったです。まあ、料理7品もあって、最後に来たのが 魚1匹(マナガツオ)だったからおなかが一杯になるのも当然なのですが。

10月15日
今週前半の凹みっぷりからは少しばかり回復したのか、今日は昨日までより力が出ました。まだ本調子 ではありませんが、気持ち切り替えてがんばります。とりあえず仕事帰りに「中国国宝展」を見てきました。 タダ券を1枚もらっていたのでそれをさっそく使ってきました。前半は古代史(新石器時代〜漢)の遺物を 色々と展示していました。玉で作った様々な飾りが数多く展示されていました。玉には不思議な力があると 信じていたようですので、その関係で多数の玉器が作られていたようです。玉でつくったものというと、 金縷玉衣という高貴な人の遺体を玉の小札で覆い、金の糸(というか金の針金)でそれらの玉を結びつけた ものが有名ですが、その現物が展示されていました。実物を見ると、「これは確かに良くできているなあ」 と思わされることは間違いないでしょう。一枚一枚の玉の小札はきちんと磨かれていますし、場所によって 大きさや形も微妙に違っているなど、やはり高貴な人の遺体を覆うために贅を尽くしたものはふつうのもの とちがいます。また、秦兵馬俑坑のあたりの発掘によって最近色々な遺物が出土していますが、この展覧会 でも新発見の遺物が並べられていました。ここ数年の鶴間和幸氏の著作において登場する新発見遺物の実物 をみることができたのはとてもよかったです。具体的に言うと、力士の像とおもわれるたくましい俑、色彩も 鮮やかな兵馬俑の頭、石で出来た鎧と甲(石の小札をつなげて作ってある力作)、そして文官俑に青銅の鶴 です。これらの遺物を見て、さらに上野の森に行って兵馬俑展をみればここ数年の発掘成果の大部分は見られる のではないかとさえ思えてきます(鶴間氏の本で見た範囲内の話ですが)。その後の仏教関係のコーナーは 適当に流してきたため、あまり覚えておりません。まあ、仏教芸術に詳しい方が見るとよいのでしょうが、 わたしにはちょっと・・・・。今回はタダ券でみてきましたが、国立博物館パスポートで一度は無料になる ので、次回はそれを使ってもう一度見てきます。

その後、新宿に出てロシア料理屋に一人でふらっと行ってきました。前回に行ったときにはコースではなく 単品で色々と頼んだ結果予想外の出費となってしまい大変なことになりましたので、今回はとりあえずボルシチ とビーフストロガノフが食べられるコースを選んできました。最後にデザートを頼まなければ前に比べると 出費を抑えられたのですが、最後の最後で失敗しました。とはいえ前回より1000円以上やすく抑えることには せいこうしましたしボルシチとビーフストロガノフがとても美味しかったからよしとしましょう。いままで、 ビーフストロガノフとハヤシライスの区別が付いていませんでしたが、今日食べたビーフストロガノフは今まで 食べたものとは全く違いました。味付けはホワイトソースでしたし(この段階でハヤシライスとは別物です)。 また、カレーライスやハヤシライスみたいな感じで食べるというよりも、一つの肉料理として食べた方が良い 感じでした。サフランライスは添えられていますが、あくまでもソースをあえて食べる付け合わせのような感じ で、主食然としてはいませんでした。

10月14日
すみません、ここのところ忙しい上に、いろいろあって更新する気になりません。しばらくおまちください。 それにしても、一人で勝手に舞い上がってから落っこちたときの痛みはかなりのものがありますね・・・。 さらに迷惑までかけていたと言うおまけつき・・・。何か気力がでないですね。

10月9日
クラス会から1週間、時が経つのは早いものです。1週間前の雑感では書き忘れましたが、人の顔、名字、 名前を思い出しても漢字が思い出せなかったりしました(あとで昔の名簿を出して調べてしまったし)。 実際にあって顔をみると名前の読みは思い出せても字は難しい・・・。また、先日のクラス会で撮った写真が 送られてきましたが、そこに写っている自分をみてちょっと酔っぱらいすぎだと改めておもいました。ここの ところ寝不足だったこともありますが、昔に比べるとかなり弱くなっています。一昨日一人でロシア料理屋に 行ったときに、なぜかおいてあったウゾや予想外に瓶が大きかったバルティカビール、そしてねっとりと甘い トカイワイン(グラス)を飲んだだけでかなりくらっと来ましたし・・・。やはり酒に弱くなっているという ことでしょうか。

今日は台風のためちょっと早めに帰ってきました。それが出来る職種なので、こういうときは早く帰らなきゃ 損ですし。で、帰ってきて仕事の準備をしつつガンダムを見てしまう自分はどうなのかしばらく悩んでしまい ました。そんな事をしているから仕事が進まないのですが、気分転換ということで。

掲示板に小アジアのケルト人(ガラティア人)のことが話題に出ていたので調べようと思って色々と本を引っ張り だしてみましたが、あまり役に立たず。小アジアの一角に定住したケルト人たちはポントスやビテュニアと同盟を 結んだり、ペルガモンに敗れても別段奴隷になることもなく独自の勢力を維持していたようですということしか いえそうにありません。彼らがかなり長い間あの小アジアの地で独自の文化を保ち続けていたらしいという事が 最近の調査では分かってきているようです。ヘレニズム諸国にとってガラティア人というのは軍事的な人材供給源 (ガラティア人の傭兵は各地で用いられている)としてのみならず、自らを文明の守り手として見せるためにも 存在しておいてもらわないと困る存在だったようです。かつてはペルシア人が「バルバロイ」の代表だったようで すが、ペルシアがアレクサンドロスに征服された後、ギリシア文明に対置される「バルバロイ」を代表する存在 としてガラティア人はうってつけだったのでしょう。整備された軍隊さえあれば容易に打ち破れるため自らの力 を誇示するにはうってつけであり、その一方で兵士として使いやすいということから、ある時はヘレニズム諸国の 兵力として、またあるときはヘレニズム諸国が力を誇示する相手としてガラティア人は必要な存在だったために 長きにわたって残ることが出来たのかもしれません。

10月3日
昨日の夜は小学校時代のクラス会という企画が行われ、それに行ってきました。地元だったために電車の 心配をする必要は全くなかったものの、終わったら午前3時過ぎでした。かなり飲んだため、結構酔っぱ らってしまい、周りにも心配をかけてしまったようです。しかし小学校を卒業して以来会ったことのない 人たちばかりだったため誰が誰だか分からなくなっているんじゃないかという心配がありましたが、意外 と思い出せました。また機会があったら参加できると良いのですが、次はいつかな・・・・。

10月1日
今年も今月を入れて残り3ヶ月、あっという間に月日が経ってしまったような気がします。そしてもうすぐ 当サイト開設から1年になります。1年前にサイトを開設したときはここまでできあがるとは思わなかった ですし、カウンターが5000を越えるとは思っておりませんでした。1周年記念企画として何かをやろう とは今のところ考えておりませんが、そろそろ何か新コンテンツを作ろうかとも思っています。そうは言って みたものの、まだマケドニアしも完結していないのですが。

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