日々の雑感(2004年1月〜3月)

通常の「日々の雑感」

3月27日
昨日は仕事の後、友人と飲み会、それから帰宅・・。そして今日起きたらすでに午後1時を回っていました。 ということで、今日は何となく家でぼーっとして過ごしています。

春の選抜、パリーグ開幕、ヤンキース戦とこの時期は何か見たいものが色々と重なってきます・・・。う〜ん、どれを優先 すべきか、それが問題だ(笑)。

アレクサンドロス大王をあつかった映画がアメリカで一本は順調に進行中で、もう一本は出来るのかどうか微妙な感じになって いますが、順調に進んでいる方のオリバー・ストーンの"Alexander"のほうは、最近になって、ようやく 写真も出てきているようです。 それを見る限りでは、コリン・ファレルのアレクサンドロスが思ったよりも様になっているのでちょっと安心・・・。 もう一本の映画ではアレクサンドロス役がディカプリオということになっていますが、そちらは どうもあまり・・・・(ディカプリオのファンの方には申し訳ありませんが、ちょっとイメージと違うので)。

3月24日
本日は夕方・夜と映画を2本。まずは夕方に「ペ イチェック」を みて、 夜には「マスターアンドコマンダー」を見るという、 約5時間ほど映画館で時間を過ごすという生活を送ってしまいました。それはさておき、感想めいたものでも書いて おこうかと。

まずは「ペイチェック」のほうですが、近未来世界において、企業が機密保持のためにエンジニアの記憶の中から開発に 関わる部分だけを消し、そのかわりに莫大な報酬を与えるということがおこなわれています。主人公のマイケルは友人の ジミーから「3年間の記憶と引き換えに100億円の報酬」というプロジェクトを持ちかけられ、引き受けます。しかし 3年後にマイケルが手にしたのは、鍵や1ドル硬貨、ライターや紙クリップなど、意味不明のガラクタ19個だけ、100億円は 記憶を消されている間に放棄していると知らされたマイケルに、FBIや謎の追っ手が迫っていました。果たして彼はどうなる のか・・・と言った話です。結論から言ってしまうと、なぜマイケルが追いかけられているのかと言えば彼が未来を予測する ことができる機械を開発してしまったためです。危機に直面したマイケルは封筒に入っていたがらくたをうまい具合に駆使 してのりこえていきますが、未来を見た彼が自分に当ててお助けグッズをおくっているからそうなるのはわかるのですが、 なんかそこのところがあまりスリルを感じさせないというか・・・。で、この映画はジョン・ウーが監督をしているので、 どこかで鳩がでてくるだろうとおもったら、やはりでてきました(笑)。しかし、詳しい感想を書こうと思ってみたものの、 映画開始から1時間弱ほどの間の記憶がすっぽりと抜け落ちているので、ちょっとむりみたいです。いつの間に記憶を消さ れたのでしょうか(単に寝ていただけだという説もありますが)。

次に見た映画が「マスターアンドコマンダー」です。時代は1805年、ヨーロッパはナポレオン戦争のまっただ中であり、 イギリスはフランスに対抗し続けていました。その争いは海上にもおよび、フランスの私掠船がイギリスの商船や捕鯨船を おそっています。一方でイギリス海軍によってフランス海軍が退廃させられると言うことも起きています。このように英仏 の激しい争いが続いている時代に、英国海軍軍艦サプライズ号に仏の私掠船アケロン号をとらえよと言う命令が下ります。 戦闘能力、速度ともに上回る敵を相手にサプライズ号艦長オーブリーはどのように立ち向かっていくのか、はたして戦いの 結末はどうなるのか、というのが話の大筋です。船、艤装から乗組員の礼儀作法などのデティールにこだわった作り、大波 を乗り越えていく航海シーンの迫力、軍艦の中という閉鎖的な空間を舞台として展開される様々な人間ドラマ、とにかく 見所はいろいろある作品だと思います。アカデミー賞ではあまり賞が取れませんでしたが、ま、これは「ロードオブザリング」 と一緒の年だったからしょうがないと言うことで・・・。ふつうの年なら4つくらいはとってそうな作品だと思います。


3月22日
昨日は無事に山から下山できたものの、昨日夜から足に異変を来してしまいました。普段の筋肉疲労とは明らかに異質な感触 あり、心配になって病院へいったところ軽い肉離れと診断されました。結局鎮痛剤と湿布薬をもらって帰ってきたのですが、 ここで鎮痛剤を飲んだことがさらなる悲劇をもたらすことになりました・・・。飲んで2時間もたたないうちに顔に薬疹が出 はじめ、目の周りがはれてしまい、また病院へ行くことになり、今度は注射2本をうたれ、抗アレルギー剤をもらって帰って きました。足は痛いけれど薬疹がでるから薬は飲めない。抗アレルギー剤を飲まないといけないけれど飲むと眠くなって何も できない。まさに泣き面に蜂、踏んだり蹴ったり、と言った心境です。

3月21日
ここの更新は久しぶりになりますね・・・。昨日今日とちょっくら丹沢に行っていました。ようやく帰宅できましたが、初日は 雪に降られてまるで冬山登山になってしまいました。今日は結構楽にのぼれましたが、久しぶりに山に登ると体に堪えますね。 もうちょっと筋トレやっておけばよかった、と後悔しています。

3月15日
今日は帰りがけにちょっと足を伸ばして「幸せ になるための イタリア語講座」を みてきました。半年前に妻を亡くした牧師アンドレアスが教会の職員に誘われてイタリア語講座に参加 することになります。そこには彼の止まるホテルの受付係ヨーゲン、その親友の元サッカー選手ハル・フィン、パン屋ではたらく オリンピアや美容師のカーレンらも参加しています。イタリア語講座に参加する人々にはそれぞれ理由があり、ヨーゲンはレスト ランで働くイタリア人女性に恋し、オリンピアは自分を変えたいと思って父親の反対を押し切って参加しています。また講座に 参加している人たちは奇妙な縁でつながっていきます。カーレンの経営する美容院にはヨーゲンの紹介でアンドレアスが来たり、 ハル・フィンも髪を切りに来ますし、ヨーゲンが恋するイタリア人女性はハル・フィンと一緒に仕事をしていたりします。 そして仕事や日常生活でうまくいかない何かを抱えているという点も共通しますが、彼らはイタリア語講座に参加してつながりが できていくなかで徐々に彼らは心の中の満たされぬものを埋めていく、という感じの話になっていきます。波瀾万丈な話ではない ですが、見ていると何となくほっとする一本ですね。

3月14日
昨日はカール・ドライヤーという映画監督の「裁かるるジャンヌ」という作品を見てきました。昨年の秋から冬にかけて、 各地で特集を組んで上映していたようですが、その中の数本が近所の映画館で上映されると言うことを知り、急遽夜になって から出かけてきました。物語はジャンヌ・ダルク裁判の話ですが、ドライヤー監督はこれを映画化するに当たり実際の裁判記録 等を参照しながら作っていった映画です。字幕の文章もそれらの記録に書かれているものと同じだそうです。しかし映画の展開 はまるで1日のうちに裁判が進んで火あぶりになったような印象を与える作りになっています。よけいな要素をいっさい取り除き、 ジャンヌ・ダルクが裁かれて処刑されるという出来事にすべてを集中させるような作りなのかな、とも思いました。また映像は クローズアップを多用し、尋問する審判人とジャンヌの表情からいろいろ読んで行かなくてはいけないのではないかと思われます が、その辺の所はあまり読み取れず・・・。

3月12日
本日は女王フアナを 鑑賞してきまし た。大航海時 代のス ペイン王国(厳密 にはカスティーリャとアラゴンの2つの国の王様が結婚して一つになった国ですが)に実在した女王を主人公に、彼女の激しい 愛を描いた映画とでもいっておけばよいのかな。スペインのイザベラ女王の娘フアナはハプスブルグ家のフェリペと政略結婚を します。しかしフェリペにあったフアナは彼に一目惚れして、そして2人は結婚します。しかしフアナはフェリペをひたすら愛 しているのに、夫のフェリペは結婚してまもなくさめてしまい、売春宿に行ったり愛人を作ったりといった行動を繰り返します。 フアナはフェリペとの間に子供を何人ももうけ、夫が浮気ばかりをしているのにひたすら愛し続けますが、彼女の愛し方が 周囲の人間から見ると常軌を逸しているように見えたため、彼女は「狂女」と呼ばれるようになっていきます。実際に発狂して いたのか、はたまた偽装だったのかは現在でもよくわからないようですが、彼女の夫への愛はあまりに激しく、節度というもの がまったく感じられません(笑)。現代社会でもあそこまでやられると周りはかなり引くだろうなぁと思ってみていました。 まして16世紀のヨーロッパの宮廷ですから、「狂女」あつかいもなんとなくわかるというか何というか・・・。
ちなみに夫フェリペの死後も彼女は半世紀にわたって生き続けますが、トルデシリャスに幽閉さ れて一生を終えることになります。彼女の息子が神聖ローマ皇帝カール5世(スペイン王カルロス1世)ですが、彼が正式に スペイン王の位を継ぐのはフアナの死後のことであり、彼は王位を継いでまもなく自分の息子フェリペ2世に王位を譲って引退 することになります。ふつう世界史の教科書・参考書レベルだとカルロス1世として1516年に即位したという説明がなされていま すが、実際には幽閉した母親が王であり彼は王の代理をしていたわけです。で、王になってまもなくスペイン王の位を息子に( 神聖ローマ皇帝位は弟に)譲り、それからまもなく死んでしまうことになります。ドイツではルター派諸侯との争いに悩まされ、 スペインでは母親が王位を譲ってくれない。で、ドイツでもスペインでも何となくよそ者扱い(ドイツ語は片言だし、スペイン でも外人扱い)、ハプスブルク帝国の支配者ってのも大変なものです。
夫の浮気相手に嫉妬し、大声で公の場で夫を罵倒し平手打ちにしたり、公衆の面前で熱い抱擁を交わしたり、妊娠中にも関わらず 夫を求めたり・・・・。ふつうのカップルであれば浮気者の夫とやきもち焼きの奥さんといった程度のことなのですがここに権力 の問題が絡むために話がどんどん大きくなってしまうわけです。ただ、これだけは言えることとして、このような人が自分の身近 にいなくてよかった、ということは言えます。

また、雑感に書き忘れましたが「レジェンド・オブ・メキシコ」を3月9日に鑑賞してきました。感想としては前に比べると 馬鹿っぽさが薄まってしまったような感じでした。ちょっと大がかりな陰謀(クーデター)が話に絡んできますが、そこの所 はなんとなく中途半端な描き方だし。しかし武器を仕込んだギターケースやギターといったお馬鹿グッズはちゃんと出てきた ので一安心です。どうせなら馬鹿一直線で書いた方がおもしろかったのになぁ・・・

3月7日
昨日購入してきたDVD2本をようやく見終わりました。ロバート・ロドリゲス監督作品「エル・マリアッチ」 「デスペラード」2本セットでDVDを売っていたためつい購入してしまいました。「デスペラード」のほうは前に見た ことがあるのですが、「エル・マリアッチ」は見たことがなかったのでこれはチャンスだと思ったものですから、つい(笑)。 「エル・マリアッチ」のほうはたまたま黒い服でギターケースを持っているという特徴が一致したために殺し屋と間違えられ て追いかけられる男の話ですが、その割には銃の扱いになれているような・・・。普段使っていない人があんなに簡単に命中 させられるものなのでしょうか(笑)。人違いが原因でおいかけられる、というよくある話ではありますが、結構楽しめまし た。一方「デスペラード」は前作「エル・マリアッチ」が超低予算(確か7000ドル)で作られて結構ヒットしたことがきっかけ となり、前作よりも遙かに予算をかけてつくられています。どこにお金を使ったのかは銃撃シーンの登場回数を見れば一目瞭然 でしょう。ギターケースがロケットランチャーやマシンガンになっていたり、撃たれたときの派手な飛び方などを見ていると つい笑ってしまいますし、麻薬王と部下たちのやりとりはお笑いだし、アクション映画なんだけれど笑えるつくりになって います。さて、3作目の「レ ジェンド・オ ブ・メキシコ」はどうなっているんだろう?

3月4日
今日は「ミッション」という映画のDVDを買ってきました。家に帰ってから食事もとらずにさっそく見てみましたが、 なかなかよい映画だと思いました。南米の奥深くにキリスト教を布教しに行ったイエズス会士と、弟を決闘で殺してしま ったことを悔いる男が、インディオたちに布教を進め、人々の信頼を得ていきます。しかしイエズス会の活動はスペイン とポルトガルにとっては奴隷売買が自由にできなくなるために不都合でした。そして彼らの攻撃によってイエズス会の 布教集落は破壊され、神父たちも皆死んでしまうという話です。ロバート・デ・ニーロとジェレミー・アイアンズが山奥で 布教活動を行う神父として登場しますが、アイアンズはあくまで神への信仰に生き、そのため、スペインとポルトガルの 攻撃を受けているときもミサを行い続ける形で抵抗を示すような人物としてかかれ、デ・ニーロのほうはかつては奴隷商人 であったけれど布教に協力するようになったという設定だけあり、集落を守るためには武力に訴えてでも守ろうとします。 方法は違えども、スペインやポルトガルといった国家に対して自分たちの信ずるもののために戦うという点では共通して いるように思えますが、どうでしょう。

3月2日
仕事が速く片づいたこともあり、上野の西洋美術館に行ってきました。国立博物館にはたびたび行っていたけれど、西洋 美術館に行くのはたぶん昨年秋のレンブラント展以来じゃないかな。西洋美術館に国立博物館パスポートのようなものが あれば何度でもいくのですが、あるのか確認していないので・・・。
ヴァチカン美術 館所 蔵  古代ローマ彫刻展 を鑑賞してきました。ローマのヴァチカン美術館には数多くの古代の美術品が所蔵されていますが、そのなかから古代ローマ の肖像彫刻をヘレニズム美術の影響を受けつつ肖像彫刻がいろいろ作られてくる共和政期からキリスト教的世界へと移行して 古代の肖像と異なるものが作られるようになる時代までの作品を展示しています。キケロ、カエサル、アウグストゥス、 トラヤヌス、カラカラといった有名な人々の彫刻や、当時のローマ人たちが残した墓碑などが、数は少ないけれどもじっくり と見られるような形で展示されていました。昨日は平日だったこともありすいていましたが、これから混雑してくるのでしょ う。しかしそうなるとあまり落ち着いてみられなくなるのでそれが問題です、はい。場所は西洋美術館なので上野駅公園口 をでてすぐの所にありますから他の博物館よりは行きやすいと思いますので是非どうぞ。 参 考までにこん な感じでした。

・・・と、ここでふつうは終わりにしてもよいのですが、この日はまた別に書こうと思うことがありまして。西洋美術館を でて、本屋をうろちょろして新宿に出て食事をとり、帰ろうとして駅へ向けて歩いていると、西武新宿の駅のそばでなにやら 警察の方が数名いて何かをしていました。ちょっと野次馬根性を出して遠くから見ていると、どうやら何かを探している模様。 車の中をしきりにあさり、車の持ち主?の上着のポケットなどをあさり、ボディチェックを行い・・・といった具合でした。 なんだか「警視庁24時」とか夕方のニュースの特集のワンシーンのようでした。いや、まさかこんなものを見ることになる とは思わなかったです。

3月1日
もう暦の上では春ですが、今日の午後は一時的に冬に逆戻り・・・。雪が降るとは思わなかった。帰りは久しぶりに職場から ちょっと歩いて、昔よく通っていたラーメン屋にて晩ご飯を食べました。そのときお店のご主人と話題になったのは、最近 勧誘の電話がやたらと多いということでした。昼時の忙しいときに電話をかけてきたり、前にかけてきた業者がまたかけて きたり、そういったことが繰り返されているので、店にかかってくる電話にはほとんどでないとのこと。

アカデミー賞は結局「ロードオブザリング」が11部門独占、渡辺謙さんと「たそがれ清兵衛」はとれませんでした。もっとも ノミネートされるだけでも大変なことなので、やはりすごいことだと思います。他にアカデミー賞を取った作品は主演・助演 男優賞を獲得した「ミスティックリバー」(実は2回見に行って2回とも爆睡・・・)、撮影技術とかその辺で2つとった 「マスターアンドコマンダー」(コマーシャル内容を巡ってJAROからも注意されてしまった・・・)、まだ日本では公開され ていないmonster(シャーリーズ・セロンがまるで別人のような風貌・・、しかしその演技が評価されて主演女優賞)、2004 年の4月に公開予定の「コールドマウンテン」(レニー・ゼルヴィガーが助演女優賞)、オリジナル脚本賞の「ロスト・イン・ トランスレーション」(なんとなくミニシアターで上映されそうな雰囲気・・・)、あ、それに「ファインディング・ニモ」 (これのせいでクマノミがヤヴァイことになっているらしい・・・)、カナダの映画「みなさん、さようなら」(なにやら 反米的内容らしいけれど、去年のマイケル・ムーアみたいなことはなかったんだろうか・・・)、といった作品が受賞した ようです。アカデミー賞を取ったからと言って日本で必ず公開されるということはないのですが、これらの作品がどっかで 上演されるならば見に行こうかと思います。

さて、今日はサッカーオリンピック最終予選の第1戦です。バーレーンを相手にどのようなサッカーを見せてくれるのか、 また敵地でどのような戦いを見せるのか楽しみです。A代表よりはおもしろそうなのでちょっと期待。

2月26日
久しぶりにこのコーナーを更新するような気がします。忙しさもありましたが、最近愛用のMacG4がおかしくなってしまった ため、一時初期化していろいろインストールし直していたものですから・・・。しかしその過程で一度サイト関連のファイルが すべて消えてしまいました。幸いアップしてある分は回復できたのでそれを元にこれから作っていこうかと思います

話は変わりますが今年も大学入試の季節がやってきました。ネット上で回答速報も出され始めていますが、今年の東京大学の問題 をみると、形式的には昔のものに戻って2問目がすべて論述になっていました。書くのが苦手な人間にはきついかもしれないけれど レベル的にはそれほど難しくはないかな、とおもいました。どのような問題が出ていたのかというと、一問目は16世紀〜18世紀の 世界経済を銀の流通に着目して書かせる問題、2問目はユダヤ教成立の過程・キリスト教の聖俗両界の頂点の関係・イスラム教の カリフ制の違いに関しての論述、3問目は書物の歴史(かなり簡単)となっていました。最近の世界史の傾向として、世界の一体化 や経済のネットワークなどに重点を置くという傾向が見られますが、その流れに沿った問題が出題されたようです。量が増えたから それでちょっと面食らう受験生もいたとおもいますが、落ち着いてみればそれほど難しい問題ではないはずなので結構解けたのでは ないかとおもわれます。

2月15日
最近のパソコンはCDを聞いたりDVDを見たりと色々便利になってきてありがたいです。それもあって、 現在少しずつDVDやCDを買ってきて自宅パソコンで楽しんでいます。

ア レクサン ドロス大王と 東西 文明
昨年上野の国立博物館にて購入。NHK教育テレビで深夜に3話まとめて放映していたときに録画し損ねたために購入。 一本30分なので適当な時間つぶしにはちょうど良いかな、と思ってみています。
イワン雷帝
エイゼンシュテインの遺作と言っても良い作品。当初は3部作だったのですが、第2部は長らく上映禁止処分になり、 ほぼ完成していた第3部のフィルムは廃棄されてしまったとか。そのためイワン雷帝の生涯をすべて書いているわけ ではありません。第2部の終わりの方では当時貴重だったカラーフィルムが使われていて、極彩色といってよいイワンの 宮廷の様子が書かれています。また歌舞伎の影響があると言うことが屡々言われていますが、たしかに目をぎょろぎょろ させているところやイワンがいつもあごを突き出し気味なところ、なんとなくポーズが歌舞伎の見得のようなスタイルの 場面があるところなどは歌舞伎の影響なんだろうなぁ・・・・。でもちょっとギョロギョロしすぎて不気味かも。
GUNGRAVE O.S.T. uno "righthead"
テレビアニメ「GUNGRAVE」のオリジナルサウンドトラック。何となく重い雰囲気の曲とその間に挟まれたあかるい曲が アニメのストーリー展開(第1話で現在の状況を見せ、第2話以降で過去を振り返り、また現在の復讐の物語に戻る) を思い起こさせます。ちょっと聞いただけではアニメのサントラだと思う人はいないのでは。

とりあえずこんな程度しか持っておりませんが、そのうちどんどん増えていくのだろうか・・・。

2月11日
最近記憶力の低下が著しい・・・・。読んだ本の内容をすぐに忘れるし。岩田靖夫「ヨーロッパ思想入門」の内容を 一度読んだはずなんだけど全く思い出せずまた読んでいます。やれやれ。

2月7日
本日は「ロードオブザリング 王の帰還」を鑑賞 して きま した。正式公開は 2月14日からですが、先行上映が各地で行われていたため、それを早速見てこようと思ってさっそく見に行ってきたという わけです。詳しい感想などはさすがに正式公開前の作品なのでまずいかなと思いますが、戦闘シーンの迫力はなかなか のものがありましたし、3部作の最後としてきちんと話もまとまって終わって良かったです。
しかし、ものすごい行列・・・・。上映開始3時間前についた段階で何十人も並んでいました。手許に本があったので それを読んで時間を潰していたのですが、一冊読み終わってしまいました。やはり土曜日だから早い時間でも並べるので どうしても混雑は激しくなるのかな。あれならば整理券を配布してくれた方が良かったなぁ・・・。 (コメントめいたものを少々)

2月6日
ここのところ忙しく、なおかつ風邪をひいてしまったこともあり更新がすっかり滞っております。映画も見ていないし 本も読んでいないし、更新はしばらくかかるかも・・・。そう言いながらネットしたりしてるのですが、それはまぁ、 別と言うことで。もうすぐ「ロードオブザリング」が公開されますし、楽しみなものは色々あるので、それまでの我慢 と思って養生しています。あとはDVD「イヴァン雷帝」を買ったのでそれを見ようかとも思っています。ポチョムキン やネフスキーはみたことがあるけれどこれは見たことがないので、これから見る予定です。

1月29日
昨日、ようやく「ラストサムライ」を 鑑賞 してきました。何となく日 本に にている国を舞台にしたファンタジーとしてみるととても気楽に見られて楽しかったです。ただ、主人公のオールグレンが 武士道に魅せられてゆく過程が今ひとつはっきりしなかったことと、反乱軍のリーダーが東京にのこのこ出て行ってとらえ られるということにはちょっと不満がありますが。
また、ここに書くのを忘れていましたが、1月24日に「9000マイルの約束」という映画も見ました。ドイツ軍の軍人が敗戦後に 有罪となり戦犯としてシベリアの強制収容所へと送られ、そこから脱出して故郷を目指すという映画です。酷寒のシベリアを 一人で横断するなんてウソだろうと思ったら何とこれが実話だそうです。最終的には故郷に帰り着き家族と再会することが できるのですが、何となく釈然としないというか・・・・。彼は幾度となく脱走を試みていますが、それが失敗するたびに 残された他のドイツ人達は連帯責任で食事を抜かれています。結局彼は脱走に成功するのですが残された人々はどうなったの かということを考えると素直に感動できないです。ドイツの戦争物というとやはりナチスの問題があるために今まで だと過去の戦争犯罪を糾弾するというか、ドイツ人=悪と言った感じになりがちですが、ここ数年違った角度からドイツ人と 戦争の関わりを書く映画が出てきています。これもそういった流れの中の一本です。

1月26日
本日夜、「シービスケット」を見て きま し た。1930年代、大不況や ニューディール政策の時代、一頭の馬が競馬界で人気を得ていました。その馬は決して大きくなかったもののレースでは 他の馬に引けを取らぬ走りを見せました。この馬は、自動車販売業で大成功したものの子供を事故で失い妻と別れた 大富豪、自動車の発達により馬が使われなくなり居場所を失っていたカウボーイ、そして大恐慌で一家離散の悲劇に見舞われ 賭ボクシングもするすさんだ生活を送る騎手、この3人の男とであったことによりアメリカ競馬界で大活躍していくことに なります。一方それぞれ何かしらの喪失感、心の傷を負っている3人もシービスケットとであい、彼と共に過ごす中で癒されて 行くストーリーは良いですね。それぞれがオーナー、調教師、主戦騎手としてこの馬と関わる中で失っていた何かを取り戻して 行く様子と、大恐慌から立ち直っていくアメリカの様子がオーバーラップさせられ、見ているこちらもそのストーリーに引き込 まれてしまいました。ちょっと「プロ*ェクトX」っぽいかなと言う気もしますが、それでも良くできた映画だと思います。 2時間半という長さを感じさせないですし。

1月23日
今日は八重洲ブックセンターをウロチョロして色々本を見てきました。そうしたら、「アレクサンドロス大王 その 戦略と戦術」(パーサ・ボース著、鈴木主税/東郷えりか訳、集英社)なる新刊書を発見して、早速購入してきました。 で、どんな本なんだろうと思って読み始めたのですが、どうもこれが良くない(^^;)。本の構成は、アレクサンドロスの 生涯をたどりながら、そこから様々な戦略的思考やリーダーシップについて論じていくというスタイルです。ビジネス書 のコーナーで時々見かける戦国武将や三国志の英雄に学ぶといった本と同じような本です。「良くない」といっています が、私は別に歴史から教訓めいたものをえようとしたりすることを否定するつもりはありません。

現代を生きる私たちが昔の世界で起きた様々なことにかんする歴史を学ぶことの意味は色々あると思います。歴史に関して 様々なものの見方があり、いろいろ読んでそこから考えたり議論したりといったコミュニケーションを通じて歴史を学ぶ ことの意味の一つとして、今の私たちのあり方を顧みるとともに、次に私たちが進むべき道を決める参考にするという 事はあると思います。ただし、その時に留意しておかなくてはいけないことはあくまでも彼らは数十年・数百年前に違う 世界で生きてきた人々であり、彼らの思考や行動はあくまでその枠の中にとどまっているのだと言うことだと思います。 様々な歴史的な事柄は、それが起きた時代の人々のものの考え方、物理的限界といったものに規定されるものだと思います。 逆に時代の枠を超えて現代の我々にも通じる要素も歴史的な事柄にはあると思います。ソフォクレスの「オイディプス王」や 「エレクトラ」が今でも蜷川幸雄などの手によって上演され観客の心を打つように、昔に残されたものが必ずしも今では 通じないということはないのです。従って、私としてはある人物を取り上げる際に、その人物が成し遂げた事柄を時代との 関連の中でまず考えた上で、現代の我々に通じる何かがあるのかを考えていくような本であれば、別に戦国武将や三国志の 英雄、アレクサンドロス大王やカエサルに学ぶ、と言ったスタイルの本も良いかなと思います。

そうはいったものの、今回とりあげたボースの著書はアレクサンドロスの生涯について触れている記述がちょっと怪しい ような・・・。註のついた研究書ではないため、裏を取ろうとしても取れないため確認に手間取っていますが、どうも著者 が想像して書いているのではないかと思われる箇所(たとえばフィリッポス暗殺)があったり、史料のバイアスを考えずに 引用してしまったような箇所もありますし、アレクサンドロスの生涯といっても少年時代の彼に影響を与えたものと してアリストテレスの教育のみを取り上げるのはどうかとおもいます。一方この本のもう一つのパートである企業経営や スポーツ、歴史などから類似の事例を取り出して色々論じている部分は自分の知らなかった分野(特に企業に関する部分) は面白く読めました。あと、本書の巻末にある解説は正直なところ不要な記述だと思います。解説2つのうち一方を書か れた某大学教授は本当にものを読む能力があるのでしょうか・・・・・?少なくとも大牟田章「アレクサンドロス大王」や 森谷公俊「アレクサンドロス大王」(の前半)は彼の評価は当てはまらないと思うのですが。

(追記)
一応読み終わりました。まず結論として、アレクサンドロスの生涯について知りたい人がこれを読んでもそれほどメリット はないかなと思いました。所々、本当にそうなのかな、と思わせるような記述が目につきました。一方、そこからリーダー シップや組織論、戦略について結論を導き出し、それを各章の最後でまとめています。そこに書かれている内容は結構納得 がゆくことも書かれています(なかにはアレクサンドロスからその結論を導き出すのは問題があると思う項目もありますが)。 上にも書きましたように私自身は過去の歴史から教訓めいたものをえることも歴史を学ぶ意味の一つだと思いますので、 そう言ったものを余計な手間をはぶきつつ得たいと思う場合はよいのではないかと思います。ただし、歴史の読み物としては 少々食い足りないと思います。

1月18日
もう昨日になるのかな。昨日はタイムラ インを 見てきました。物語 は中世 フランスの遺跡から、その遺跡を発掘している教授の助けを求めるメッセージと眼鏡が出土したことから、教授を助ける ためにタイムスリップして百年戦争まっただ中のフランスに行くという話です。行った先で大変な目に遭いながら、教授 を助けて現代に帰ってくることは出来るのか・・・・。と言った話です。原作はマイケル・クライトンの小説ですが、 原作と小説では随分と違っています。登場人物の性別や血縁関係等も変わってしまっていますし、役回りまで変わってし まっています。2時間弱の映画にするためにずいぶんと原作を削ったような感じがしますし、いろいろ作り替えている ため(映画では教授はタイムスリップのことを既に知っているけれど、原作はそうではない等)、別のものとして考えて 見た方がよい作品です。しかし、歴史映像的には投石機の使われているシーンが見られたり、ギリシアの火が登場したり、 ロングボウが使われていたり、そこそこ見られるかなとも思います。ストーリー的にはそんなにすごい、と言うわけではない けれども、比較的気楽に見ていられる映画だとは思います。ただ戦争を扱っているのでかなり痛いシーンもありますが。

1月8日
昨日の話の続き、と言いますか、もっともだなと思う言葉を現在読んでいる本からみつけました。藤本正行「信長の戦争」 (講談社学術文庫)90頁より・・・

(桶狭間の戦いにおける佐々、千秋の討ち死にの記述のあとのこと)
ところが後世の歴史家はこれを佐々、千秋の抜け駆けとせず、信長の陽動作戦とした。その最大の原因は、実は歴史家 の体質そのものにある。今日、大抵の歴史家が合戦を論ずる際、勝者には点が甘く、敗者には点が辛くなる。すなわち 勝者は最初から適切なシナリオを書き、それに従って行動し、勝つべくして勝つ。逆に敗者は最初から負けるようなシ ナリオを書き、それに従って行動し、必然的に負けたように解釈するのである。  これでは勝者側がとったあらゆる行動は、すべて最初から計算に入っていたものということになり、勝因の一つに組み こまれてしまう。佐々、千秋の抜け駆けが、信長の陽動作戦と解釈されてきたのは、このためである。

我々が日常読んだり聞いたりしている歴史の話にもまさにこういった事柄が数多く含まれているのではないかと思われます。 そのような事例を色んな方向から眺めていく方がより歴史を楽しむことが出来るようになると思うのですが、現実には難しい のでしょう。典拠となるものを色々さがしてこないと違う角度からものを眺めると言うことはなかなか出来ないですし・・・。

1月7日
私がインターネットに初めて触れたのが今から10年ほど前(94年の秋頃)です。そしてそれから月日は流れ、現在は こんなに様々な人とリアルタイムでチャットをしたり掲示板で意思疎通を図ったりできるほどインターネットの世界は 発展してきました。もちろん、規模が大きくなればそれに伴って危険もますのですが、それはちょっと置いておいて、 別の話でも・・・。

ネットを始めた当初、ブラウザもまだNCSA-Mosaicというきわめて単純なものしかなく、ネットスケープもようやく 出始めたという状態でした。ブラウザの性能上、テキストオンリーのサイトがほとんどであり、しかもサイトを開設 しているのは公的機関が大半を占め個人サイトはほとんどありませんでした。そのため、歴史系サイトというものも ほとんどなく、掲示板などを備えたところは皆無と言っても良い状態でした。そのころと比べると現在は多数の歴史系 サイトが個人サイトとして営まれ、書店などではなかなか見かけないジャンルの時代や地域の歴史について扱われた サイトもつくられ、質量共にかなり優れたサイトも見受けられるようになりました。そう言う点はとても良いことなの ですが、様々な歴史系サイトが作られるようになり、見ていてかなり不快感を抱かされるようなことも時々あります。 ちょっとその辺のことでもつらつらと。

  • 特定人物について非常に攻撃的な発言をする
  • 歴史に興味や関心を持つと、歴史上の人物の中でも好きな人物というのが出来てくるようです。それ自体 はべつに問題はないですし、そう言うところから歴史に興味を持つ事で色々なことが分かってくると言うことも確かだ と思います。しかし歴史について語る時に自分の好きな人物について熱心に語るあまり当該人物と違う立場に立っていたり、 敵対的であった人々(特に敵対して敗れた人々)に対して非常に攻撃的な発言をくりかえし、その人物を扱った書籍や テレビ番組に対してはまるで昼のメロドラマに出てくる旧家の嫁いびりでも見ているかの如き、細かいあら探し が行われます。そして特定人物に対して攻撃的発言が行われていきます。なお、こういう傾向のある人は自分が好きな 人に対してはほぼ無批判に都合の良い言辞を受け入れているようですが、御自分の依って立つ場所の検討はしないの でしょうか?

  • 依拠する書籍の著者の考えを無批判に受け入れる
  • これは上記発言と関連するのですが、だいたいの場合歴史上の人物の好き嫌い・評価というものは自分が読んで影響 を受けた著作の著者に左右される事が多いようです。それが自分の感性にマッチする(っていったいなんなんだろうね) 場合にはそれをそのまま無批判に受け入れて、それにのっかったまま発言を繰り返していきます。その際、自分が読んだ 本の内容の検討はしているのだろうけれど・・・・どうも、ね・・・。また一次史料にこう書いてあるから、という点から 同じようなことを行う人もいますが、それがどれだけ信用できるかにかかってくるでしょうね。特に古代史の場合には残され た書籍は現在のような基準で書かれたものではないですし、本当はもっと慎重に扱わないといけないなと自分でも反省する ことがありますが(^^;)。

  • 自分と違う立場のものを見下す
  • 自分の好きな国や人物に敵対的な国・地域・人物に興味・関心を持っている人をバカにするような言動がしばしば みられます。自分から見て価値のないと思われる国・人・組織にたいして、そんなものに興味を持つなんて、とでも言わんばかり の態度を取る(その場合、だいたいは自分は高所大局からものをみているんだというような態度を取ることが多いようです。 しかし彼が思うところの高所大局なんてのも所詮他人の借り物の場合が多いのだけれど、それを忘れてるようで・・・・)、 さらには侮蔑的な言辞を繰り返し行うという点もみられます。自分と違う立場の人間を見下すような態度や発言を行っている 場面を時々見かけます。
    だいたいの場合は、歴史はどうしても勝者の側が残した史料を基に語られる傾向が強いため、昔に残された史料を読むときには 気をつけないとそれを書いた側の認識をそのまま引きずっていく危険があります。これまで見てきた感じからは、かつて大帝国 を築いて栄えていたようなところの歴史が好きな方にそうした傾向があるかな・・・。勝てば官軍・・・とはいうけれど、だか らといって他人をバカにして良いってものではあるまいに・・・。一方、今までの歴史に関する読み物では日陰の扱いをされて いたけれど、最近見直しの進んでいるような素材を扱う場合にも今までの反動なのでしょうか、ひいきの引き倒しというしか ないような過激な言動が飛び出すことが多々あります。自分の関心ある題材を引き立たせるためにいちゃもんをつけていると しか思えない、とうてい建設的な議論につながる批判とは言い難いものがかなりあります。他者をことさら貶めることによって ストレス解消するのは辞めていただきたいものです(この辺は歴史ファンに限らず、研究者にもそう言うことをしてしまう人が たまにいます。死人に口なしとばかりに筆誅を加えるのは辞めていただきたいものです)。 最後に、歴史系サイトにおいてある集団に対し歴史上意味がないというコメントを吐く方がしばしば表れます が、それは所詮あなたがある一面からしか物事を見ていない・見られないと言うことを図らずも示しているのだということを分か っていないのだろうな・・・・。

  • 同じ事を繰り返す
  • 色々あら探しや攻撃的言動を展開していくのみならず、何かあるたびにそれを繰り返すと言う傾向も みられます。鬼の首を取ったかのように勝ち誇る様を繰り返し見せられるのは正直言って不快です。 一回言えば十分でしょうに・・・。どっかに鉄牌でも掲げて飾っておいて下さい。FAQのような形で作って、 それを出しておくとか・・。バカの一つ覚えのように繰り返して掲示板に書き込まれても迷惑なだけです。

    幸い、私のサイトにはそう言う方はいらっしゃらないようで、管理人としてもとてもありがたいことですが、そう言う方が 跋扈しているサイトの運営って大変だなとおもいながら眺めております。私の場合、そう言うサイトにはあまり書き込みには 行きませんが・・・・。これは自戒の念も込めていますが、自分が言っていることを顧みて改める必要性もあるのだということ を常に念頭に置いておきたいものです。歴史系サイトの掲示板では我こそは正義とばかりに声高に自説(というか自分に都合の 良いことを言っている作家の説)を主張する方々が多々見受けられますが、自分の「正義」を疑うことも必要でしょう。そこ から様々なものの見方を知り、受け入れていくことで自分を変えると言うこともできるのですし。

    1月4日
    今日は六本木ヒルズに映画を見に行ってきました。見てきた作品は 「ミッション・クレオパトラ」というフラ ンスのコメディ映画です。映画のストーリーは、とにかく負けず嫌いで 高飛車なエジプト女王クレオパトラが、ローマ人こそ一番と主張し続けるカエサルに対してエジプト人の偉大さを認め させようとします。その方法はカエサルのために巨大な宮殿を90日以内にたててやるというもので、その建設を任された のは建造物は前衛的だけれど期限までに仕上げたことのないニュメロビスです。彼は90日以内に建築を完成させれば黄金 が、完成しなければ自分がワニのえさにされるという条件で働く羽目に・・・。そして彼が選んだ方法はガリアに行って 力を増してくれる魔法の薬を手に入れると言うことでした。結局ガリアでは薬は手に入らない代わりにそれを作れるガリア のドルイド僧パノラミックス、ローマに抵抗するガリアの英雄アステリックスとオベリックス、愛犬イデフィックスの 3人と1匹が協力することになりました。果たして90日以内に建設は出来るのか・・・と言った話ですが、元は漫画です のでその辺はギャグを混ぜながら進んでいきます。モニカ・ベルッチ扮するクレオパトラの衣装が意味もなく派手・セクシー だったり(まるで小林幸子の衣装のようなのも・・)、豪快にお金をつぎ込んでアホをやってるといった感じで、笑って 見ていられました。ベタなスターウォーズのパロディやマトリックスのパロディ(と言うか完全におちょくっている)も あり、描写は漫画チックだったり、気楽に楽しむにはちょうど良い映画だと思います。

    1月2日
    新年2日目、今日になってからようやく初詣に行きました。ジモトの神社と上野寛永寺を廻ってきました。 明日はどうしようかな?明日は御岳神社目指して早起きするかな・・・。
    寛永寺に行った後、国立博物館に行ってきました。2日からもう始まっていたのですね・・・。早いな。 で、新年と言うことで太鼓や猿回しのイベントもあったようですが、それに目もくれずに向かった先は 法隆寺宝物館という法隆寺の仏像などを納めた建物です。しかし、あの見た目で中に法隆寺の宝物がある とはたいていの人は思わないでしょう。あれはどう見ても近代美術館とか現代美術館だといって通じる造り の建物ですし、目の前には噴水のでる池があるし、建物はガラス張りみたいだし・・・。そんな中に仏像 等があるわけです。で、中の展示、特に仏像の展示に関してはかなり変わった印象を受けました。30体を 越す仏像がガラスケースに入ってずらっと整列しているのですが、部屋は暗くて仏像の周辺が明るいと いうと普通の感じですが、ガラスケースの配置が何か不思議な感じを与えていました。
    そんなこんなで国立博物館を出てしばらく周りを散歩し、谷中墓地の近くまで来たときにケーキ屋を発見、 並んでいたけれど何か買えそうだと思い、並ぶこと十数分、ようやく店内には行ってケーキを選んできま した。モンブラン3つ買って家に帰り、それを早速食しましたが美味しかったですよ。お店の名前は、 「フランス菓子 パティシエ イナムラショウゾウ」 (台東区上野桜木町2-19-8)です。新年早々美味しい ケーキを食べられて良かったです、はい。

    1月1日
    新年明けましておめでとうございます。元気ですか〜!
    意味もなく叫んでしまいました、すみません。

    1月1日というと、新聞がやたらと分厚くなっている割に見る面がないのですが、今年の朝日新聞33面の シンポジウムの欄は個人的には興味深いものでした。やはりマケドニア史を扱っているサイトを運営している ものとしては、アレクサンドロス大王を扱ったシンポジウム(12月14日、東京にて)であれば、本当は聞きに ゆきたかったのですが、存在を知らなかった&仕事が忙しかったのでいけなかったからなぁ・・・。中身は それほど新しいことは言ってない、むしろ最近の動向からしたらこんな感じだろうと思う内容でした。興味 のあるかたは1月1日の朝日新聞を見てみましょう。

    サイトを作るようになり、色々なサイトを見て回っていると、果たしてこれは本当に載せて良いのだろうかと 思われる画像が載せられているサイトがけっこうありました。頁のコンテンツのメインになっているのでなけ れば、画像も引用して良いのかもしれませんが、線引きがあまりよく分からないと言った感じです。しかし李下 の冠、瓜田に靴、疑わしいことは極力避けようと言うことと、自分で色々作ってみようと思ったこと、この2つ の理由から自分で画像を作ってみました。少々考証が甘いかなと思う図もありますが、そこは作者の画力に問題 があると言うことでご容赦を。また、地図に関しては概略です、はい・・・。

    というわけで、ネット上で色々な画像を載せるときの著作権などに詳しい方がいらしたら教えてください。
    (追伸)
    で、その力作はどこで見られるのかと言いますと、フィ リッポスの軍隊の 兵隊の画や、サイト内で用いているマケドニアの地図がそれです、はい。だれか使い勝手の良いお絵かきソフト (マック用)を教えてください。

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