日々の雑感(2017年7月〜12月)
今年もこれで終わりになりますが、今朝の新聞で旧ユーゴ・マケドニア共和国がギリシャ共和国との争いの解決に乗り出すという 記事を読みました。見出しは国名変更もあるというような書き方ですが、中身としては国名の話は最後にちょこっと出てくる程度 でしたが、古代の歴史を現代の国家がどのように扱うのかという点ではなかなか興味深い話題でした。
NATO加盟とEU加盟に、ギリシャ共和国がことごとく反対し続けて加盟が果たせないと言う状況下で、今の政権は前の政権の時に停滞 していた加盟を目指す動きを再開する方向であり、経済界ではこれに期待しているようですが、一般市民の反応をみると問題解決は 必要だが名前まで変えなくてもといった思いもあるようです。前の政権のもと、スタジアムにフィリポス2世の名前を、空港に アレクサンドロスの名前をつけ、アレクサンドロス大王をイメージした巨大な銅像を町の広場に建てるといったことを行い、像や 記念碑関係で莫大な資金を投下してきましたが、果たしてこれからどのように解決を目指すのか、きになるところです。
来年の世界、そして日本はどうなるのか、あまり明るい材料が見つからないのですが、すこしでもましになってほしいなあ。
今年のベストはこれらの本としました。長い感想はブログの方にいろいろと書いているのでそちらを見ていただけば良いかと。 今年の後半はサイトの更新のみならず読書のペースも大幅に低下していました。来年はどうなるんでしょうかね。(1)エドワード・ケアリー(古屋美登里訳)「堆塵館」東京創元社
(2)エドワード・ケアリー(古屋美登里訳)「穢れの町」東京創元社
(3)エドワード・ケアリー(古屋美登里訳)「肺都」東京創元社
(4)森谷公俊「アレクサンドロス大王 東征路の謎を解く」河出書房新社
(5)プルタルコス(森谷公俊訳註)「新訳アレクサンドロス大王伝」河出書房新社
(6)フランソワ・アルトーグ(葛西康徳、松本英実訳)「オデュッセウスの記憶」東海大学出版部
(7)岩明均「ヒストリエ10」講談社
(8)芳賀京子・芳賀満「西洋美術の歴史1 古代」中央公論新社
(9)小野容照「帝国日本と朝鮮野球 憧憬とナショナリズムの隘路」中央公論新社(中公叢書)
(10)岩崎周一「ハプスブルク帝国」講談社 *崎は本当は「たつさき」のほう
(11)柴裕之「徳川家康」平凡社
(12)小田中直樹(編)、帆刈浩之(編)「世界史/いま、ここから」山川出版社
また随分と間が空きました。この間は公私とも多忙につき、更新できる状態ではなかったこともありますが。その間、混雑していた 上野の運慶展になんとか滑り込みで行ったり、アレクサンドロス大王東征路に関する本を読んだりといったことはしていました。
アレクサンドロス大王の東征路を研究した本としては、日本では現在品切れ絶版となっているルトヴェラゼの本があります。こちら はブログ開設前に読んでいた本なので、ブログの方には感想はありませんが、今のアフガニスタンやウズベキスタンあたりでの大王 の活動を知るのに良い本だと思います。
残念なことに、現在NHKブックスでは絶版になっています。これをどこかで復刊するなり文庫にするなりして出して欲しいのですが、 厳しいでしょうか。
また間が空いてしまいました。あまり書いている暇もないもんで。こういう状況が続いているので、バックナンバーのまとめを今までは 3ヶ月ごとにしていましたが、もう少し伸ばしてみることにします。
おお、また間が空いてしまった。
日々が忙しいと、サイトの更新も滞りますね。こんなに放置することになるとは思っていなかったですが、まあこういうこともあるよね。 今後もこんな感じで近況を書くくらいの更新になるとおもいますが(運慶展とかいければいいのですが)、よろしくお願いします。
1ヶ月以上放置してしまいましたが、私は元気です。
まあ、この間には特に何か面白いことがあったというわけでなく、仕事などなどで忙しく何も書かなかったという程度です。そして アルチンボルド展の感想を書こうと思ったものの放置しすぎてしまい、何か書こうと思ってもうまくまとまらないです。もう一度見に 行くしかないんだろうか。まあしかたないか。
このサイトの他に、本の感想を長めに書くためのブログを持っています。そこでいろいろと記事を書くと、検索で結構ひっかかることも あるのですが、検索でいつまでたっても拾ってくれないこともあります。つい最近長めの感想を書いたプルタルコス(森谷公俊訳) 「新訳アレクサンドロス大王伝」(河出書房新社、2017年)の感想は、なかなか検索でも引っかからない状態ですが、きっと色々と 検索エンジンのほうでもあるのでしょう。まあいいか、なんとかなる でしょう。
アルチンボルド展の感想、まだまだかけません。書こうと思うと色々あって。でも、そのうち載せる予定です。
本日、アルチンボルド展を見てきました。こちらの感想は後日書きます。そして、ミュシャ展の感想をようやく書きました。こちらからど うぞ。
今年もすでに半分が過ぎました。それにしても、ここのところ、雑感がスカスカになってきた気がする。忙しいから仕方ないか。
それはさておき、先月末にヒストリエ最新話を読みました。王子そっくりなスカーフェイスのやさぐれた若者は、このあとどう絡んで いくのか。そして、話のメインはフィリッポス2世による上部マケドニア統合の話でした。片目つぶれる前のフィリッポス王を見られる とは思わなかったです、はい。
そういえば、ミュシャ展の感想を書かぬまま時間だけが経ってしまいました。別記事にする予定でまだ何も書いていないです。そして、 アルチンボルト展も見に行かないといけない。