日々の雑感(2009年1月〜3月)

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3月31日
そろそろ図書館に本を返してこなくてはまずいよな、うん。ということで、図書館に本を返してきたり、上野や神楽坂を散策してきました。 神楽坂を散策していると、行ってみたいと思うところが何軒も…。全部なんて無理だな、うん。

3月29日
ここのところ仕事が続いたので間が開いてしまいました。で、この日は何をしたかというと、仕事帰りに久しぶりに映画を見に行って来ました。 見た作品は「ウォッチメン」、アメコミの映画化です。しかし、アメコミの映画化と言っても、「アメコミ」という言葉でついつい想像してし まう脳天気な雰囲気は皆無であり、そこに書かれているのは冷戦が続き、ニクソンが大統領を続け、核戦争の危機が迫る何ともくらく重苦しい 世界です。また、この漫画におけるアメリカでは、20世紀前半以降一部の人々が自警活動に従事しヒーローとして活躍していた時期があり、 現在はヒーロー活動が一部の人間をのぞいて禁止されているという設定になっています。

詳しい話はネタバレになるから書かない、と言うのが最近の風潮ですが、これに関しては何もなしで見るより予習した方が絶対良いと思います。 私の場合はウィキペディアの「ウォッチメン」の記事を読んでから見に行きましたが、可能ならば原作を読んでから見に行っても良いかもしれ ませんね。ヒーローとはいっても、この世界のヒーローは一人をのぞいて一般人であり、色々な悩みやら心の病やらを抱えた人々として描かれ ています。また彼らの扱いもヴェトナムで殺戮を繰り返したり、アメリカ国内で暴徒鎮圧に使われたりと、「正義」って一体何なのかとちょっと 考えてしまうような感じです。まあ、とにかく、「正義」って一体何なのか、そんなことを扱ってるところはあるだろうなあと。

3月20日
最近、専門書を3冊も買うなど(それだけで諭吉先生が何枚か昇天してしまいました…)本代を少々使いすぎたため、しばし本を買うのは 控えた方がよいのかなと思うところもあります。でも買うけど。

一方、何でもかんでも買ったとして、置く場所がなくなるという問題があるため、最近は図書館を利用することが多くなってきています。 しかし、いくらなんでもかなり読み応えのある本ばかり4冊借りて2週間で全部読むというのは無理があるような気がしてきました。まずは どれから片付けるべきか、それが問題です。問題は来週は出張続きで忙しいんだけどなあ…。いつ読んだら良いんだろうか?

その一方で、最近は漫画喫茶で漫画のまとめ読みをすることもあり、漫画を読む冊数だけは増えたような気がします。そりゃ、ギンズブルグ 読むのに比べたら漫画の方が遙かに読み進めやすいですし、ついつい普通の本ではなく漫画の方に手が伸びてしまうのですが、それで図書館 から借りた本が読めなくなったら駄目だから、なんとかしないといけません。

3月15日
ここの所忙しく、かつ色々と大変だったので、気晴らしに遊んできました。何をしたかというと、上野で展覧会のハシゴをしてきた というだけですが。

まず、先日一度見に行ったルーブル美術館展をもう一度見に行きました。しかし、朝の開館時刻前に言ったにもかかわらず長蛇の列 で大混雑という状態で、余りじっくりと見ることは出来ませんでしたので、家に帰ってから図録を眺めて楽しんでいます。とはいえ、 やはり実物の方が当然良いわけで、図録はあくまで補助にしかならないのですが…。もうちょっとすいていてじっくり見られたらいい のですが、あれだけ大々的にやっている展覧会だと混雑するのもしょうがないですね。

ルーブル展の次に見に行ったのは、国立科学博物館で行われていた「大恐竜博」です。こちらはかつてのゴンドワナ大陸(今の南米、 アフリカ、マダガスカル、インド、オーストラリア、南極)から近年の発掘調査により発見された恐竜の骨が展示されていました。 こちらは非常に迫力があり、こんなに大きな生き物がかつて地上に存在したのかと思うと、なぜかわくわくしてきてしまいました。 科学博物館の展示はフラッシュをたいたり三脚を使わなければ撮影をして良いようで、カメラを持ち込んで恐竜の骨格標本を撮影して いる人は大勢いました。私もいくつかとってきましたが、うまくとれたかどうかはちょっと怪しいです。子供だけでなく、大人も童心 に帰って楽しめる展覧会だと思います。個人的にはルーブル展よりこっちの方が楽しかったかも。

3月8日
余り好ましくないもの

・やたらと「感動」という言葉を使う人および、文章。
・やたらと「感動」を求める人。
・やたらと「感動」させようとする人およびもの。


3月7日
今度はサ ファヴィー 朝の専門書がでるようです。 以前、アッバース1世をネタに記事を書いたこ とがある者 としては、 こういう本があったら欲しいですね。なにげにこの辺を詳しく扱った本って無かったりするし。

値段は…。まあ、しかたないな。でも、以前取り上げたイギリス中世にかんする本よりは安いか。

3月6日
「ヒストリエ」第5巻が出て10日ほどたち、平常モードにもどったようですが、これを機会に今後ともよろしくお願いします。 また人が大勢来るのは1年後くらいか。しかし、今のところ結構連載がたまってるような気もするので、案外早いかもしれないと 期待はしています。

「ヒストリエ」最新話で登場する“あるもの”ですが、この世界の中ではあれらしきものが果たしてあったのかなと気になり、 実際に単行本を引っ張り出して見てみると、確かにある…。こんな細かいところにネタが仕込まれているとは思いませんでした。 当該話が雑誌に掲載されたとき“あるもの”が既にでてきているとは思わない人がほとんどだったと思いますが(自分も含めて)、 改めて見返してみると色々先の展開につながるものはあるようですね。やはり連載を追うとともに単行本もじっくり読み返したい、 私にとって「ヒストリエ」はそんな作品です。決して一回読んだらブッ*オフなんてことはしてはいけませんね。

新刊の洋書が突然届きました。代引きにしていたのを忘れていました。で、みてみると、軍事関係については余り期待できず、 しかし他の項目(ギリシア、ペルシアとの関係とか、後世における扱い)の所はなかなか充実してそう。オリバー・ストーンの 映画まで検討対象に入ってますし。

3月3日
そう言えば、ジンギスカンって余り食べた記憶がないな…。いっぺんいったことがあるけれど、羊を満足するまで食べたければ モンゴル料理屋や中東系料理屋に行った方が絶対によいと思った記憶があります。特に、モンゴル料理屋にいって羊肉の塩ゆで (チャンスンマハ)を頼むと、がっつり食べられて満足できますよ。日本国内にもモンゴル料理屋はけっこうありますが、行ったら やはりこれは頼まないとね。

3月1日
春ですね、もう。はやいものであっという間に2ヶ月が過ぎてしまいました。

仕事の帰りに少し時間があったので、西洋美術館の「ルーブル美術館展」を見に行ってきました。きちんと見て、感想を別ページで 書きたかったのですが、はじまってから2日目、しかも日曜日と言うこともあって混雑しており、落ち着いてみられる状態ではありません でした。宣伝にも出てくるレンブラントの自画像とかマルガリータ王女、マリー・ド・メディシスの肖像あたりをさっと見る感じで、 じっくりと見て楽しめる感じではなかったので、もういっぺんどこかで機会を作って見に行こう。

2月28日
さて、掲示板でまだでないでないとぼやいていた「アレクサンドロス変相」と「ダイチン・グルンとその時代」をゲットしたし、 これからじっくり時間をかけて読もうと思います。両方併せて1200頁を超えるというものすごいボリュームなので、かなり時間は かかると思いますが、なかなか読み応えはありそうですし。で、さらに「遊牧国家の誕生」(林俊雄、山川出版社)も買ってしまい ました。「アレクサンドロス変相」と「遊牧国家の誕生」を日本特価書籍で割引価格で買えたので、定価で2冊買うより安く済みま したが、やっぱり財布にかかる負担は大きかったです、はい。

2月25日
アフタヌーンに「ヒストリエ」の最新話が掲載されていましたので、よんできました。今回のネタに関しては、「歴史ヲタク」が鬼の首を とったような感じで騒ぎそうな気がして、それがちょっと心配だったりします。この漫画においてエウメネスは木の枝と蛇型の金具で車輪 を作って足こぎ外輪船をつくったり、アッタロス邸の仕掛噴水をちょっとみただけで応急処置を施したり、御者が動く馬車のおもちゃを こしらえたり、ちょっとしたことがきっかけで色々な物を作り出す才能があるように描かれており、今回の話の件もその範囲内ではないか と言う気がします。話をどの方向に向かわせるのかはわかりませんが、エウメネスをスーパーマンにするようなことは無いんじゃないかと 思うので、今回の件も穏当な方向で落ち着くんじゃないかなあという気がします。

それはさておき、アフタヌーン最新号の表紙が「ヒストリエ」でしたが、やっぱり王子はオッドアイだったんですね。微妙に色が違って いました。いや、連載中に見たときは、てっきり色が薄くなっただけかと思ってしまったので…。

2月24日
やっぱり「ヒストリエ」の最新刊が出るとうちのサイトのアクセス数はめちゃくちゃ増えるみたいです。ここ数日の平均を遙かに上回る 人が来ています。まあ、それもすぐに引くのですが…。「エウメネスと『ヒストリエ』の世界」ですが、最近のネタで特に色々調べてみよう と言う気になる物がない&既にサイト内のどっかで書いている事柄が多いので、なかなか更新が進みません。1年以上放置しているような気が しますが、まあそれもしかたないかなと。それよりなにより、いいかげんマケドニア史を仕上げたいんですが時間が無くてねえ…。第3次 マケドニア戦争前夜の状況くらいはぼちぼちアップできるかと思ったのですが。

2月23日
仕事帰りに本屋に行って、色々本を買おうと思ったのですが、目当ての本3冊のうち2冊がまだ店頭に出ておらず、結局「ヒストリエ」5巻のみを 購入して帰宅しました。おかしいなあ、「アレクサンドロス変相」「ダイチン・グルンとその時代」は確か今日発売日だったはずなんだけど。

それはさておき、第5巻は表紙からしてなんか凄いことになっています。これってネタ晴らしにはならないんだろうか…?本編では、いよいよ 片眼の男の正体が明らかになります。そして、エウメネスの新しい暮らしがはじまります。現在連載中の所も含めて、話の流れはちょっと止 まっている感じですが、ここからどういう風に話が展開していくのか期待しながら第6巻(いつ出るんだろう?)、最新話が出るのをまつことに します。

余り詳しくネタばれは出来 ないの で、かなり簡潔な感想になっていますが

2月20日
六本木にて現在開催中の「三井寺展」を見に行ってきました。滋賀県にある三井寺は智証大師円珍を開祖とする寺で、入唐求法帰朝1150年を記 念 して開かれる今回の展覧会は黄不動などの秘仏や円珍ゆかりの品々のほか、狩野光信没後400年を記念して障壁画(国宝になっている物がある) の展示があったり、三井寺に埋葬されているフェノロサにかんするコーナーが設けられています。平日とはいえ、結構入場者は多く、意外と混雑 していました(それでも国立博物館の特別展に比べると少なかったかな)。

展示を見ていて思ったのは、絵画でも像でも、円珍の頭の形はかなり 特徴的だった様子がうかがえる表現になっていたのですが、実際にそう言う形だったのか気になりました。どういう形かというと、上の方が少し 細くとがった感じ、なんというか、きれいな卵形という感じです。これは当時の美術がそういう風に表現していたのか、はたまた実際に智証大師 の頭の形がそうだったのかは分かりませんが、卵形の頭に細い目というお顔を見ると何となく見ているこちらも穏やかな気持ちになってしまい ました。

その他、不動明王関係の展示が多かったのですが(これは座禅中に不動明王があらわれたという言い伝えがあるからでしょう)、黄不動をはじめ とする様々な不動明王像を見ると、ちょっと今の感じではメタボ?な感じですね。そんなショウもない感想を抱きつつ、じっくりと仏像をみて きましたが、なかなか見応えがある展覧会だったなあと思います。

その後、夜になってからチェコアニメ関係の映画を見てから帰宅。前半のドキュメンタリーパートでちょっとダウンしていました。

2月16日
岩波書店から、「書物誕生 新しい古典入門」というシリーズが刊行され始めています。とりあえず、図書館で「史記と漢書」だけは 借りてきて読みましたが、もうちょっと無いようについてつっこんだ記事が欲しいなあと思いながら読みました。で、このシリーズの なかに「東方見聞録」があるのですが、確かこれを担当する杉山正明氏はマルコ・ポーロ不在説を唱えていた(根拠は何だったか分から ないけど)はずです。そうなると、どういう風に書かれることになるんでしょうか…。「耶律楚材」という前例があるだけに、なんか ずいぶんと挑発的な本になりそうな予感がします。大丈夫か?

それはさておき、先日の雑感でぼろくそに書いてしまった「ナポレオン帝国」ですが、第4章以降は1〜3章に比べると何となく読みやすかった きがします。つまみ食いのような感じで関心のあるところだけ読んでおしまいにしました。

2月12日
14 人の子を産んだ中世イ ギリス人女性の話。 何か、昨日と言い今日と言い、こういうメモみたいなのばかりだなあ、うん。でも、この本は何か気になります。

2月11日
なにやらマ ケドニア情勢がきな臭くなってきている ようですね。

2月9日
色々な本を読んでいると、たまにはなんかどうでもいいやと思う本や、特に感想やメモを残そうという気にならない本も出てきます。 特に自腹を切って買った本じゃないとそういう風になりやすい気がします。最近だと、「ナポレオン帝国」は私にとってはなんかどうでも 良くなってきたので、途中で返すことにしました。なぜか読んでいると眠くなるんですよね…。専門書や入門書であっても、もうすこし 日本語を何とかして欲しいと思ってしまいました。ちょっと一段落が長九、だらだらと続く文章は何とかならないかと。同時進行で「五重塔」 をよんでいたせいもありますが、だらだらと続くリズムの悪さに嫌気がさしたというのもあります。翻訳物だから仕方ないのかもしれませんが、 もうちょっと何とかならないのかと。「悪文」というのはこういうのを言うのかもしれないと思った1冊でした。

2月5日
この本も 欲しい。 やっぱり高いなあ…。図書館に入れてもらうにしても、なかなか入らないからなあ、こういう本って。

2月2日
「よ みがえる黄金文明展」を見てきました。

2月1日
これが めっちゃ くちゃほしい。 値段が高い・ページ数が多い、でも読みたい。

たぶんこれを買ったら、2月及び3月はかかりっきりになりそうだな。あとは「ヒストリエ」の最新刊を買わなくてはいけなかったり、 先月から読んでいる洋書も読んでしまいたいし、そんな感じの読書になりそう。

1月25日
上野の国立博物館で「妙心寺」展を鑑賞してきました。最近、東京国立博物館の特別展は尋常ではない混雑ぶりの時もありましたが、 今回の展覧会ではまだゆっくり見ることが出来ました。禅宗の僧侶の肖像画とか、皇族の書、戦国時代の武将の肖像画、そしてポスター にもつかわれていた虎の絵などをじっくりと見てきましたが、何か漫画っぽい絵もあればものすごく細かい螺鈿細工もあったりと、結構 見応えはありました。

1月22日
私は辛いものは好きです。しかし、「辛い?別に何でもないじゃん。」という平然と食べるタイプの辛いもの好きではなく、 「うぉ〜、辛っれ〜、でもうまい〜」という、決して強い訳じゃないけれど辛いものを食べたがるタイプだと思います。 なので、たまに辛いものを食べて軽く後悔することもあります(笑)。ここの所、そう言う体験はしていなかったのですが、 久しぶりにそういう事態が発生しました。

四谷に「こうや」という有名なラーメン屋があります。ふつうの人はそこでワンタン麺を頼むことが多いようですが、メニュー のなかにも辛いメニューがあります。で、弱いくせに食べたがる辛み好きの私としては、それを頼まないわけにはいかないと 判断して頼んでみました。

出てきたものを見ると、一見普通の湯麺みたいに見えました。なにせ、全然赤くないので す。色は 白く、野菜と肉が盛りつけられているだけで、どこに辛みがあるのかと思って食べてみてびっくり。めちゃくちゃ辛い…。 とりあえず、麺と具材はかたづけましたが、完食は無理でした。あれ、ハーフサイズだったらもう一回食べたいけれど、あの サイズだとちょっともったいないなあと思うので、頼まないだろうなあ。でも、癖になってまた頼んでいたりして。

1月16日
先週から、読書は結構進み、年末から残していた本も読み終わりました。

今日は久しぶりに神保町とか丸ノ内の丸善とかを見て回ってきましたが、特に収穫は無し。何か面白い物はあるかなと思って見て回り ましたが、特に欲しいと思う本はありませんでした。まあ、新書2冊を本屋で立ち読みして読み終わったりはしてますが…。それにして も、決して読むのが早いほうではない私が簡単に読み終わるって、どれだけ簡単な本なんだか。どうも週刊誌の記事を引き延ばしたような 感じの本(特に新書)が増えたなと思う今日この頃です。もうちょっと読み応えがあると良いのですが、あまりにも簡単に読み終わると、 買うのがもったいなくなってしまいます。

1月9日
一昨年から、まずはこの辺 は読んでみよ うというタイトルで本の感想を 書くブログを付けています。サイトで取り上げた本の中で、これは面白いと思った者について感想を長ったらしく書いているブログで、 たいてい月に1冊くらい紹介しています。しかし、昨年末から今年初めに書けて読んだ本がなかなかおもしろかったので、ついつい3冊も まとめて紹介してしまいました。こんな時もあるんだなと正直驚いています。

これから先、何を読むかはあまり考えていませんが、積ん読状態の本もありますし、1日の日記でとりあげたWorthingtonの本もありま すし、 そう言った本をゆっくり読んでいこうかなと思っています。

1月4日
きょうは博物館ではなく、ちゃんとした神社に初詣に行ってきました。まずは地元の神社にいきましたが、すでに初詣用の飾りなどは撤去 されており、ふつうの姿に変わっていました。まあ、それでもまだ松の内だし、良いかなと思って初詣を済ませてきました。

その後、電車に乗ってと親へ出て、湯島天神まで行ってきました。こちらはうってかわってまだまだ初詣客は大勢おり、しかも屋台まで 出ていて、ちょっとした祭状態でした。湯島天神は受験関係でお参りする人が多く、受験合格を願う絵馬が多数ありました。

その後、神田明神ものぞいてみましたが、ここもものすごい混雑でしたし、花園神社に行ったら行列が出来ていたりと、まだまだ初詣客は 大勢来ていました。明日にでもまた行ってみよう。

1月2日
1月2日は博物館に初詣、ということ、上野の国立博物館に行ってきました。久しぶり日本間の常設展示をじっくりと見たり、法隆寺宝物館に いってきたりしましたが、今回は法隆寺灌頂幡のバーチャル映像を見たりしてきたところが、今までとは違います。今までは、別に見なくて 良いかなと思ってきましたが、映像を見てから宝物館を見ると、どうなっているのか分かりやすくなり、良かったと思います。

その後は上野界隈を散策し、秋葉原でちょっと家電製品を眺めたりして帰宅しました。新年早々と言うこともあり、電車は空いていましたが、 混むところは結構混んでますね。博物館にあんなに人がいるとは思わなかったです。

1月1日
皆様、あけましておめでとうございます。1年が過ぎるのが非常に早く感じるようになった今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。 このサイトも作ってからもう5年が経ってしまったのかと思うと、時の流れの速さに驚いてしまいます。しかし、未だにマケドニア史が完結 していないのはどうかと思うので、そろそろ本腰入れて仕上げていこうかと思います。今年はこれまでと違って、サイト更新は色々な意味で やりにくくなると思うので(資料を手元にそんなに置いておけなくなるとおもうので…)、出来れば早いうちに仕上げたいとは思います。 何やら前も同じようなことを言っていたような気がしますが、好きなときに本を引っ張り出して参照できるうちに作っておかないと面倒な ことになりそう。

最近、かなり前に買ったIan Worthington Philip II of Macedonia,Yale Univ.Pressを読んでいます、まだ本文の4分の1 くらいですが、ここまで読んできて印象に残ったのは、オノマルコスに2度敗れた出来事がフィリッポスがギリシアとの間に構想していた 関係を変えるきっかえとなったとみている点です。彼は、この敗北がマケドニアを動揺させ、それによる王国弱体化の危険性を認識した後、 それまでは国境線を防衛し、国内の発展を進め、外交により諸外国の中で中立を保ち、王国統合を進めるというそれまでの方針から、 フィリッポスがギリシア、ペルシアへの拡張路線をとるようになったと考えています。こういう指摘をしている本って何か他にあったか どうか、記憶が定かではないのですが、負けたらおしまいという意識を植え付けたという点で、かなり重要な戦いだったのかもしれません。

直接的な証拠を挙げているわけではなく、他の所からの推測に結構頼っているところはありますが、他の本にはないこの本独自の視点の一つ なのかもしれません(ちょっと他の本がどうだったか記憶が怪しいので)。

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