日々の雑感(2009年4月〜6月)

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6月30日
ここの所、忙しくなったせいか、全然本を読んでサイトを更新する時間がとれません。日々の生活をきちんとこなしながらサイト更新の 時間を捻出できるようになるには、もっと効率的に家事をこなしていかないと行けないなと思う今日この頃です。料理する日を週のなかで 決めた日に全部やってしまって、後は開けておくとかしないと難しいかもしれません。

とはいえ、大変ではあるけれども非常に充実した日々を過ごしていると言うことはいえるかな。いままでとはかなり自分の置かれた状況も 変わってきた感じがしますが、がんばろう。

6月25日
秋葉原にて、テレビやクーラーを眺めてみました。なかなか選ぶのも大変ですね。

久しぶりに秋葉原に行きましたが、屋台村のようなものができていました。調べてみると、スターケバブがプロデュースしている そうで、一応9月までやるらしいです。色々変わったことが行われているんですね。

今日は「アフタヌーン」をどっかで読もうと思いましたが、まだ読んでいません。まあ、「ヒストリエ」「ヴィンランド・サガ」 位しか読まないのですが、どちらもどのように話が展開していくのか気になります。

6月18日
つくれどもつくれども、食事は楽にならざり、じっと冷蔵庫を見る。

いや、まあ、冷蔵庫に眠っている食べ物を長めながら、何を作ろうかと考えていただけです、はい。問題はネギだな…。いっぱいあって、 傷んでしまっては困るし…。かといって、余りいい加減な物を作るのは嫌だし。なかなか悩みますね。

色々作ってみて思ったのは、魚を食べようと言われても、魚は肉よりかなりコストがかさむので、そんなに頻繁には食べられないという ことですね。鶏、豚あたりと比べるとかなり違います。それに野菜とかを中心にするのもきついです。やはり金持ちじゃないとヘルシー ライフはおくれないってことでしょうか(笑)。

そんなわけで、自分の作る料理が肉と野菜の炒め物とかばかりになってしまうわけです、はい。

6月12日
カカとクリスティアーノ・ロナウドをあわせた金額のほうがニューカッスル・ユナイテッドより高いってどうなんだろうと思う 今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。一人のサッカー選手に130億円近い移籍金がつくって、なんか変だよな。

6月6日
ちょっと自分で料理をしてみようと思い、鶏肉をビール煮にしてみました。いっぺんやってみようと思っていたけれどなかなか出来ず、 でもやってみたいとおもって、ついにやってしまいました。材料は鶏のもも肉(ただし骨なし)、ビール、臭み消しようにセロリの葉と ニンニク、後は調味料として醤油、砂糖、塩を適当にと言った具合です。それからに混んでみましたが、どうもビールは加熱すると草 っぽい香りが強くなるようです。以前ビール造りに言ったときにホップを入れたら草っぽい臭いがしてきましたが、まさにそんな感じの 香りがしてきました。この香りが駄目な人は辛いかなという気もしましたがその後も頑張って煮てみました。一応肉に火が通ったかなと おもったので、火を止めて放置していますが、果たしてどんな味になっているのやら…。

で、ビール煮って実際にどう作るんだろうと思ってググってみたところ、どうも私は大いなる勘違いをしていたようです。水ではなく ビールをどぼどぼ使うのは確かなのですが、使うビールはベルギービールの濃い奴やスタウトなど濃厚なタイプのビールみたいで、 ふつうのレッドエール(キルケニーとかあのタイプ)ではやらないようだということ、ビール煮はシチューみたいな料理で、煮豚の ようなものをイメージして作った私の鶏肉は全く違う方向に行っていたことが判明しました。

ま、とにかく後で食べてみようとおもいます。

6月2日
6月、気がついたら今年ももう5ヶ月が過ぎてしまいましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

興亡の世界史、またまた発売が延期になっています。6月予定のものが8月になっていますが、果たして大丈夫なのでしょうか。 ほんとうは、次のカルタゴの巻が5月くらいに出ていてくれると、何かとありがたかったのですが、まあしかたないですね。 今回の「興亡の世界史」シリーズは漢族居住地域の歴史を真っ正面から扱った巻がなく、遊牧民関係の巻だけで3巻もあったり しますが、概説書と言うより、単著をまとめたような感じです。何年かしたら学術文庫からばら売りで出るのか(日本の歴史が 現在刊行中ですが)、はたまたどうなるのか分かりませんが、シリーズ物で全部そろえて読んで、世界史が分かるようになるか というとちょっと微妙な感じもしています。単独では面白い(アレクサンドロスとか匈奴・スキタイ、東インド会社、ケルト、 大英帝国等々、なかなか面白い巻もあります)のですが、「世界史」とは違うのかもしれません。ま、面白ければそれでよしと いうことで。

5月28日
UEFAチャンピオンズリーグ決勝ではバルセロナがマンチェスター・Uに勝利し、チャンピオンになったとのこと。ま、それ自体は 残念なことではありますが、勝負事は必ず勝ち負けがつくのですから仕方ないことです。ただ、どうしてもなんかすっきりしないのは、 バルセロナというチームの姿勢とそれを取り巻く人々の態度に釈然としない物を感じることが時々あるからです。

何がそんなに引っかかるのかというと、サッカーに関して「自分たちは正しい」「自分たちは正義」、そのように考えているような ところが見受けられるということです。「正しさ」は人の数、集団の数だけ存在する物ではなく、サッカーについても何を持って 「正しい」サッカーとするのかは国によっても違うし、サッカーファンの間でもずいぶんと違うのではないでしょうか。それを無視 して、「我こそは正義」と声高に叫び、自分たちと違うスタイルで試合に臨もうとする相手に対して、「相手はサッカーをしようと していない」などとのたまうのは、まだまだ未熟者だとしか思えませんね。

しかし、バルセロナというチームの姿勢以上に腹立たしいのが、これでしばらくバルササポがでかい面すること、日本のしょぼい マスコミがバカみたいに騒ぐこと、この2点ですね。テレビや新聞のほうはまあどうでもいいとして、ネット上でバルササポがあほなこと を書きまくるのは火を見るより明らかですから…(すでに準決勝の第1戦の時点でそういう事態が起きていたし…。ちなみに、にわかとは 限りません。相当まじめなファンもそういう感じでした。だからいやなんだよな、あのチームのファン。)。

ちなみに、あのチームのファンはバルセロナは単に勝つだけではなく、美しく勝利しなくてはいけないという意味のことを言いますが、 「美しく勝利せよ」って、それ言った本人が「勝つときは少々汚くてもいい。だが,負けるときは美しく。」なんてこともいってたり するんで、要はきわめて場当たり的なだけじゃないかと思うのですが、ファンの方はそうは思ってないみたいで…。そういうところも 嫌なところですね。また、何を以て「美しい」とするのかも人それぞれだろうに。人によっては何年か前のミラン対ユヴェントスを 「美しい」と思う人もいるだろうに…。「正しい」とか「美しい」とか、情緒的なことを並べ立てて、そんな自分たちによってるん じゃないか?

とりあえず、あれこれ言ってもしょうがないけど、これだけはおぼえておいたほうがいいとおもう。
「驕れる者久しからず」

5月20日
いつのまにか3週間近くも雑感を放置してしまいました。映画を見に行きたいと思いつつも最近のインフルエンザ流行(普通の物も 新型も)、公私ともに忙しい日々が続いたこと、そう言ったことが原因でしばらくこちらの更新を放置してしまいました。来月あたり からぼちぼちと更新していこうかと思います。歴史のコーナーだよな、問題は…。早いところ何とかしたいんですがねえ。なかなか 時間がとれなくて…。

5月1日
世間ではゴールデンウィーク突入といった感じですが、一体どこにそんな物があるのか不思議な今日この頃です。

今日は神楽坂界隈を散策して帰宅しました。やっぱり坂はあるけれど、そんなに苦痛ではなかったかな。むしろ運動不足気味なので、 そう言うところを歩いた方が良いかなと。

図書館で借りた佐藤賢一「聖者の戦い」が思った以上に時間がかかっています。こんな本1日で読み終わると思ったのですが、意外と 時間がかかってしまっているのはなぜだろう?急がしいからか?

今回、京橋の東京国立近代博物館フィルムセンターでブルガリア映画の特集をやっており、その時に「汗の栄光」を見てきたのですが、 他にももう1本歴史物っぽい映画があり、それも見に行けたら行きたいと思っています。問題は時間がないことですが…。

4月30日
京橋でブルガリア映画を見てきました。見たのは、「汗(カーン)の栄光」という7世紀のブルガール人指導者アスパルフを主人公にした 映画です。物語はブルガール人のクブラト汗がハザル人の圧迫を受ける中、子供たちにブルガール人を率いさせて旅立たせ、その中の一人 アスパルフは苦難に満ちた旅の末にビザンツ領に安住の地を見つけ、ビザンツ皇帝率いる遠征軍を激闘の末に撃退してブルガリアを作って 行くという展開です。

そのような物語を、ビザンツ人ヴェリサリウスという人物の視点から語っていきます。彼自身はブルガール人のもとに人質としておいて 行かれたという設定で、ブルガール人の社会や信仰などについて記録を残していきます。彼自身はブルガール人に対して差別意識はなく、 むしろ彼らの生活にうまくとけ込んで普通に暮らすようになっていきます。そして彼はアスパルフの親友として苦難に満ちた旅を最後まで ともにした後、ビザンツ帝国に帰還した時、皇帝から野蛮なブルガール人を皇帝が打ち破ったという形に事実をねじ曲げた記録を残すよう に求められてもそれを肯んぜず、最後は処刑されることになります。

見所はなんと言ってもクライマックスのビザンツとの戦いでしょう。昨今、CGに頼り切った感じのある歴史映画ですが、この映画では 大量のエキストラを使って戦闘シーンが再現されており、これはなかなか見応えがあります。また、ブルガール人の習俗についても、 騎馬遊牧民である彼らの暮らしを表現しようとしており、器用に馬を乗りこなしたり、パルティアンショットをする場面も登場します。 どの程度考証が正確なのかは分かりませんが、遊牧民=野蛮という形では描かれていなかったように感じました。

不思議なのは、この映画は全編英語で、下にブルガリア語の字幕が入る形になっていたことです。スタッフ紹介もローマ・アルファベット だったりするのですが、これはなぜなのか気になるところです。西側諸国(特にアメリカ)当たりでの上映を考えていたのでしょうか? もっとも、そのおかげで比較的分かりやすかったと言うことは否定できませんが。あ、あとはちょこっとお色気シーンも入っていたり します。主要な女性キャラは予言能力がありアスパルフと恋仲になるが、最後は祭司の陰謀により殺されるパガメ、祭司の娘でアスパルフ の后となるも最後は出産のさいに親子共々死んでしまうイルニケ、パガメの妹でヴェリサリウスと結婚するヤナと3人出てきますが、3人とも お色気シーンがあります。そのための要因って訳じゃないと思うけど、もうちょっと丁寧に書いても良かったんじゃないかと思いました。

ストーリーの展開がもうちょっと掘り下げた方が良いんじゃないかなと思うところもありましたが、アクションあり、スペクタクルあり、 お色気ありといった、歴史娯楽大作といってもいいのではないでしょうか。現在、この作品はDVDなどは存在しないようなので、興味があったら 5月3日にもう1回上映されるときに見に行ってみてはどうでしょう。

4月29日
さてさて、みどりの日あらため昭和の日、ゴールデンウィークに突入している人もいると思いますが、いかがお過ごしでしょうか。

そう言えば、ここの所余り映画を見にいっていないことに気がつきました。「グラン・トリノ」はみたいなあ。「レッドクリフ」は どうしようかな。一応パート1は見ているので、パート2を見ても良いかなとは思いますが。ほんとうは地味な映画も見に行きたいの ですが、時間や場所の制約がありますし、昔ほど色々見に行くことも出来ないですし…。自分は見たくても、ねえ…。

それより、豚インフルエンザが偉い大変なことになりつつあるので、下手したら外出るのも難しくなるかもしれないからなあ。

4月23日
酔っぱらって脱いで逮捕という、体を張った笑いが提供された今日ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

最近、ヘロドトス「歴史」を読み返しているのですが、久しぶりに読むと中身がほとんど抜けてしまっていることに驚愕します。 第2巻のエジプトばなしや第4巻のスキタイばなしなんて、ほとんど覚えてなかったし、何か初めて読んだような感じすらしてしまい ました。それにしても、ヘロドトスの行動力は一体どこからわき出てくるのでしょうか。お金の方はかなりあったようですが、各地 を回って情報を収集する行動力の源はいったい何なのか気になります。単にペルシア戦争の原因を探ることだけでここまで色々な 情報を探る気になったとはどうしても思えないんですよね…。出発点はそこだったかもしれませんが、それだけだったら色々な土地 の習俗まで詳しく書くようなことをするかなあ…。

4月19日
先日閉鎖した「ANCIENT GREEK COINS」ですが、最近別のサイトでコンテンツを引き取っったようです。
Ancient Greek Coins

こういう形で残してもらえたので、これからもあのサイトを見ることが出来ます。色々なコインの写真が見られる貴重なサイトだった だけに、なくならずに良かったです。近いうちにリンク先を変えてリンク集にまた載せようかと思います。

4月17日
一体何を読んで こういう説を言い出したんだろう、唐沢某は。

とりあえず、これに限らず間違った情報・認識を垂れ流し続けているようなので、この御仁の言うことを真に受けないように気をつけた 方がよいと思うんですが…。人間誰しも間違いはするとはいっても、ここまで行くとねえ…。

4月13日
仕事帰りに神楽坂界隈を散策してきました。店を眺めたりするのも目的でしたが、夜の町の様子とかをちょっと調べておきたいと思った ので、仕事帰りにかなりじっくり歩いてきました。結論としては坂が結構あるので、良い運動になりそうだと言うことですね。あとは 案外住宅地として開発されているけれど道幅は結構広い感じがします。交通手段も便利ですし、すむ場所としては結構良いかも。

4月12日
午前中に世田谷美術館で開催中の「平泉展」を見に行ってきました。しかし午前中に着くはずが、おりるべきバス停を大幅に過ぎたところで 乗り過ごしたことに気づき、それから戻ったりしたためかなり遅くなってしまい、見る前に昼食を食べることになりました。これはちょっと 予定が狂ってしまいました…。

展覧会自体は平泉の中尊寺金色堂の仏像が展示されていたり、あの時代の東北地方で作られた仏像などなど、かなり豊富な展示物が並べられ ていました。世田谷美術館をなめていましたが、かなり充実した展覧会になっていました。4月19日までの開催なので、興味がある方はお早め にどうぞ。

4月7日
すっかり春ですね。桜も満開になり、とても暖かいです。でも、まだまだ花粉が飛んでいます…。

仕事の準備のため、これから徹夜。まあ、夜中にサッカーでも見ながらやれば何とかなるかな。見っぱなしにならないように気をつけようと 思いますが。

なんとなく、鎌倉に行きたい気分。春だし、色々楽しめそうな気がします。

4月3日
上野にて、「阿修羅展」と「Story of・・・ カルティエ・クリエイション」を鑑賞してきました。実は生で阿修羅蔵を見るのはこれが初めて のような気がします。小さい頃に連れて行かれたかもしれませんが、見た記憶が全然無いので…。興福寺関係の展示物のあと、八部衆と十大 弟子の像があり、それから阿修羅像が展示されていました。阿修羅のほかにも色々な仏像が並んでいましたが、実際に見ると、バランスを 考えて作られているんだなと言うことが何となく分かりました。あとは四天王の像をみていると、像によって下の邪鬼の踏み方が違っており、 持国天が一番ひどく踏んづけていたりして、なんとなく邪鬼が気の毒になってしまいました。

阿修羅の次に見に行ったのはカルティエの展覧会でした。時代によってデザインや使っている貴金属が変わるなど、カルティエの歴史的変遷 を実際の装飾品や時計を並べながら説明していきます。で、こちらのほうですが、展示品のきらびやかさもさることながら、それを食い入る ように見つめる女性陣の雰囲気は何とも鬼気迫る物がありました。こちらの方はもっとじっくりと見てみたかったですが、女性陣の雰囲気は なんとも…。

4月2日
先日はアナトリアの鉄の話を取り上げましたが、今度はエジプトから。 ネフェルティティ像はプチ整形をしていたということが最近判明したとのこと。調べると色々なことが分かるんですね、今って。

それにしても、昨日夜からの春の嵐は何とかならない者かと…。うるさくてねえ。

最近、地頭力を見ると言うことで奇妙奇天烈な入社問題を出す会社が増えているようです。しかし、それによって採用された「優秀な」人材を 多く抱えた会社がろくでもないことをやらかすというのはどうなってるんでしょうか。口先だけで中身のない浅薄な人材がそれだけ増えたから なのか、はたまた…。

そういえば、根津の「海燕」がかなり前に本郷に移転していたことを最近知りました。調べてみると、本郷から行くより、春日でおりてそこから 白山通りにそって行った方が近いみたい。また近いうちに行ってみようかと。

4月1日
気がついたら4月1日ですね。この日は神田の担々麺屋にいったところ、店内の小さい黒板に「愚人節」と書いてあり、4月バカをこういうふうに 訳すんだなと気がつかされた次第です。

ここの所、ちょっと色々と考えてしまうことが立て続けにあり、どうも昔と比べるとか大本がなかなか読めなくなったような気がします。なんで 「チーズとうじ虫」を読むのに2ヶ月以上かかっているんだか…。読みにくいからとかそう言うのとはまた別に集中力が続かないというか、なんと いうか…。まあ、そう言うときもあります。果たして心安らかに本を読めるようになる日は来るのか。

雑感のネタにデモしようかなと思っていて、ずっと忘れていたのですが、ト ルコで世界最古の鋼が発見された模様。 単なる鉄だと隕石の可能性もありますが、今回のものは発見されてから9年ほどかけて調べた結果、人工的に作られたと巻が手良さそうな 感じです。そうなると、世界史で教えている「ヒッタイトが最初に鉄器を作って使用した」という記述はそのうち改められることになるの でしょう。それはさておき、この遺跡を発掘しているのは日本の中近東文化センターで、現地の調査を担当している大村幸弘氏はヒッタイト と鉄についての本を書いたり研究を続けている人物です。5年くらい前の本で、鉄滓の発見については書かれていましたが、それから後も 調査研究が続き、今回の成果に至ったと言うことでしょうか。ヴィジュアル的には地味な成果ですが、歴史的には非常に大きな成果ですね。

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