日々の雑感(2008年1月〜3月)

通常の日々の雑感へ
3月29日
アクセス数も通常状態に戻ったり、「ヒストリエ」では重要人物が次々登場したりしている今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。 今日はちょっと谷中の辺りを散策して花見などをしてきました。墓場で酒盛りってのもなんか凄い光景でしたが、あれはあれでいいので しょう。その後神保町に久しぶりに行ってきました。こんな本屋はあったかなと思う古本屋を1件発見。美術とかに興味がある人、文系の 人向けの本屋でしたが、いったいいつ出来たんだろう?

3月25日
なぜ昨日の夕方から急激にアクセス数が増えたのか、理由が判明しました。

なぜかYahooニュースの記事にうちのサイトの1コーナー「古 代マケドニア王国史」が掲載されていたためでし た。yahooニュースのNato関係のトピックスにマケドニアの国名を巡る議論が再燃しているという話題が掲載されており、Nato加盟候補国 としてマケドニアが入っており、拒否権を持つギリシアがNato加盟とEU加盟の阻止をちらつかせつつ国名変更を迫っているとか。で、その 記事の下の方にちょろっとうちのサイトがリンクされていた物だからさあ大変…(追記:3月31日にみたらトピックスの所から完全に消えて いましたので、もうリンクはないです)。

いやぁ、びっくりしたなあ、もぉ。それにしても、そういう妙なところを見ているのに、昔うちが登録申請したらはねられたんだけどな、Yahoo…。

3月24日
このサイトにもアクセス解析をおいていますが、今日見たところ、午後11時の時点ですでに370を超えるという、未だかつて無かった 状況が生じています。いったい何があったんでしょうか。気になります。

で、アクセス数がなぜか急増したとしても、それが後に続かないのがうちのサイトだったりします。また、掲示板に何か書き込んで 行く人もほとんどいなかったりします。いったいなぜこんな急に増えたのか、私にはわかりませんが、これをきっかけにこれからも 来てくれるといいなあとは思っています。で、出来れば書き込みもして欲しいなあ。

3月18日
遂に花粉症がやってきました。今年は比較的楽で、免疫でも出来たかなと思っていましたが、くしゃみと鼻がかなり辛い状態に なっています。果たしてこんな事で持つんだろうか、自分。

明日からしばらく家にいない日が増えるため、更新は大幅に滞ります。

3月16日
「ウルビーノのヴィーナス」展を見てきました。感想はこちら。

3月12日
久しぶりによそに投稿するネタにしようと思いましたが、投稿意欲が失せたので自分の所のネタにしてしまおう。どうも最近 こういうネタを投稿する雰囲気じゃない感じがする…。ま、いいんだけれど(自分のサイトの更新に役立つし)。

江 戸時代は本当に鎖国か?という記事が掲載され ていたので読んでみました。内容は、従来は鎖国体制をとって外国との交流を断っていた時代と認識されていた江戸時代にも決して 東アジアで孤立していたわけではなく、外の世界との結びつきも4つの窓を通じて保たれていたといったことで、最近の日本史の本では 普通に見かける内容になっています。

ヨーロッパと東アジアだけが世界なのかとひっかかりを感じる人もいるようですがそれはまあ横に置いておいて(当時の日本に来るのは この辺くらいですし。日本にアルメニア商人がやってきたとかそういう話は全く聞いたことないし)、4つの窓口があって開かれている とは言っても、外との関係はよそから日本に来るというつながりがかろうじてあるという物であって、日本から外に出て行っているわけ ではないことはは留意しておいた方がよいと思われます。よそから日本に来る流れと日本からよそへ行く流れの両方がそろっていない 状況を「開かれた」という言葉で表してそのまま満足してしまうことのないよう注意が必要でしょう。

3月11日
9年前の再現になりそうな気がするニュースがでてますね…。
(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080311-00000078-mai-soci)

ちなみに9年前の1999年には紀伊国屋が法律内容を拡大解釈して「バガボンド」「ベルセルク」などを撤去するしないでもめたことがあります (実際に撤去されたらしいですが、その後また戻されたとか)。それと同じようなことが起こるんでしょうかねえ。

3月7日
家で仕事をしようと思いつつ全く進まず。もう半分おわってるからすぐすむと思って油断したせいか?今日1日で全部すますはずだった のですが一寸時間がかかりそうです。締め切りまではたっぷり時間があるのですが、一寸気を緩めすぎたようで。

3月の新刊本予定で安彦良和のアレクサンドロスが完全版となってでるという情報を見かけました。 ここのサイトでみると、3月29日と なっていますが、果たして予定通りに でるんでしょうか?完全版ということですが、前のヴァージョンと比べて40ページ近く増えていますが、どの部分が加筆されたのか 気になります。それとも加筆ではなく、なんかどうでもいい解説がいっぱいあるのか?

一寸したメモ。
・「清朝史研究の新たなる地平」(山川出版社)にはロシア人八旗に関する論文や三藩の乱の尚氏のその後を扱った論文などがでていました。 高いので買うのは一寸厳しいので、図書館に入れてもらおう。

3月3日
家にかえって仕事をしようと思ったのですが、家の大掃除に巻き込まれて仕事どころでなくなってしまいました。床の上に置いてあった 本をだいぶ整理することは出来ましたが、また少し本を売りに行こうかと思案中です。でも、沢山持って行ってもたいしたお金にならない ことがあるので、その辺はもう少し考えないといけませんね。「ちりも積もれば山となる」というので、すこしずつ本を売って地道にお金 を貯める作戦で行こうかと。なぜそんなことを考えたのかというと、どうも近場の古本屋に大量に持ち込むと安く買いたたかれてるんじゃない かという気がする場面が多く、これだったら少しずつ神保町に持って行ったほうがいいのかなと最近感じているからですが、果たして実際に そうなのかはわかりません。

一寸したメモ。
・「1241年4月9日 歴史的決戦の実像」千葉敏之、『クリオ』9号(1995年)によると1991年刊行のワールシュタットの戦いに関する論文集が あるそうな(なお、この論文集の紹介と当時の研究動向のまとめが当該文献の内容です)。

・「青花の道」を読み進めたいけれど、それをしてしまうと仕事が全然進まない…。途中まで読んだ感想ですが、個人的にはもう一寸図版が 欲しいと思います。色々な陶磁器が出てきても、それがどんな物なのかイメージがつかめなくて結構困っています。

・3月10日に「生き残った帝国ビザンティン」が講談社学術文庫からでます。現代新書で品切れ絶版になってからかなりかかってまた読める ようになるのはよいことです。

・将棋中継のためカウボーイビバップはおやすみ。しかたないな。

3月2日
たまには独り言でもつぶやいてみるか。

・ボルヘスは諦めました。また本棚の奥で眠りについてもらおう。これは暇なときに読む本だな、うん。なんとなく気ぜわしいときに 読む本じゃないとおもいます。あと、忙しい人も読まない方が良さそうです。

・悪い面にばかり目を向けるのもどうかと思いますが、良いことだけ見ていればそれでいいというのもずいぶんとガキっぽい思考だと 思います。そりゃ、四六時中いやな事件の報道ばかり見ていると気が滅入るでしょうけれど、良いニュースばかりを見せていれば それでいいっていうのもずいぶん薄っぺらい見方だなと。

・そもそも、地方の新聞と全国放送のニュースを単純に比較してそれで何かを言おうとすることにかなり無理があります。扱われる 対象の広さが全然違っている事を考慮しないといけません。日本全国で見ればよいこともあれば悪いこともあるわけで、全国ニュース ともなると色々な話題を取り上げるのだから、悪いニュースだって入ってくるでしょう。また、かなり狭い地域を扱う地方紙が悪い ニュースでことごとく埋め尽くされるようになるということはそれはそれで大問題でしょう。付け加えておくと、ニュース番組でも 地方のニュースを扱うコーナーは地方紙のような雰囲気でやっていますので、部分を見て全体がわかったようなつもりになっては いけません。

・最近、ITunesのラジオでバロックとかクラシックとかをBGMがわりにかけてみました。何となくそんなことをしてみたい気分なもので。 そうやってみると、意外といいですね。今までは音楽かけることなんて滅多になかったのですが、たまには気分転換にいいかもしれません。 でも、インターネットでラジオが聴けるようになるなんて便利になったものです。音質は気にしない方なので、Mac Miniで十分対応できて います。それにしてもこんな小さいMac Miniのどこに色々入っているんだろう。クラシック以外にも色々な局があり、イラン音楽、アフリカ 音楽、ギリシア音楽のラジオ局とかもあります。その時の気分によって聴く音楽は変えていますが、なかなかよい感じです。

・うちのサイトのリンクにローマ系があまりないのは、うちとは一寸傾向が違うなあと思ってリンクを張っていないと言うこともありますが、 最近進んでリンクを貼りたいと思うサイトが無いんですよね。でも、少しでもあるだけましなような気がします。ギリシア史に至ってはサイト がほぼ皆無に等しいので…orz。

3月1日
1週間間が空いてしまいましたが、3月下旬は色々と忙しいのでたぶん書き込みはかなり減りそうです。更新は無理っぽいですし。 ま、それも仕方ないのですが。

忙しくなる前にボルヘス「伝奇集」を読んでしまいたいのですが、これは難しいですね。簡単には終わりそうにないです。今月は 「興亡の世界史」もでないのでまあ時間はとれるからいいのですが。今月は読書量はかなり減りそうな感じがしています。あまり 本を読んでいる時間もないので、読む物は厳選しようかと。

2月23日
久しぶりに映画館で映画を見てきました。見た作品は「エリザベス・ゴールデンエイジ」、かなり昔の映画「エリザベス」の続編です。 なぜ今更続編なんだろうとも思いましたが、とりあえず見てみようと思い、見に行ってきました。

アルマダ海戦前後の時期を舞台に、フェリペ2世、メアリー・スチュワート、ウォルター・ローリーといった歴史上の人物が登場し、 ローリーについては結構目立つ役になっています(アルマダ海戦でもドレイクより遙かに目立っていました)。メアリー・スチュワート については、何となく付け足し感が否めないし何となくイメージと違うような(あんなにごついかな?)、フェリペ2世は陰気で神経質 そうな感じが非常に良く出ていたとおもいます(エスコリアル宮殿からほとんど出ることなく政務に没頭していた彼のイメージというと どうもそういう感じなので)。

そんな陰気で神経質そうなフェリペと比べ(エスコリアル宮殿のテラスに出て歓呼を受けることすら出来ないってのは一寸やり過ぎかも しれませんが(笑))、暗殺の危機が常につきまといながらも臣民の前へ堂々と姿を現し、アルマダ海戦のときは鎧を着けて馬に乗って 演説までやってしまうエリザベスの姿が対比されるような形になっているので、どうせならエリザベスとメアリー・スチュワートの関係 についてももう一寸深く掘り下げてかけたのではないかと思います。エリザベスとローリーの関係についてもなんとなく半端な感じが してしまいました。どうせだったら、ベス・スロックモートンとの三角関係(?)をもっとどろどろにしてみてもと思ったり。エンディング がなんだかほのぼのしていたのは果たして良かったのかどうか。

歴史物が好きなら一度は見ておいてもいいかなとおもいます。そんなに凄い映画じゃないと思いますが。もう一寸色々なところを深く掘り 下げて欲しいな。

2月21日
久しぶりに新宿でトルコ料理を食べてきました。久しぶりだったのでつい調子に乗って多く頼みすぎましたが、おいしかったです。 あと、トルコ料理屋に行って初めてドンドルマ(伸びるトルコアイス)を頼みましたが、練りに練っていると本当に伸びるんですね、 あれって。ついつい食べ物で遊んでしまいました。

なにやら最近、私が見に行くサイトとその関係のところで吉祥寺「Cafe Russia」熱が来ているらしい。とりあえず1年目を無事に終えられそう なようで、2年目も色々な料理を出して欲しいなあと思います。近いうちにまた行くかな。個人的にはサイトのトップに掲載されているロシア 語の裏メニューがなになのか日本語の説明や名前も書いて欲しいですね(そうしたらこちらとしては頼みやすいですし)。

このコーナーに ついては、閉店した店もそのまま載せていますが、あと数件は開拓 できそうなので(六本木 など)、久しぶりにネタを集めにどこか行ってくるかな。あと、再開後行ってみようと思いつつなかなか行けないサモワールにもぼちぼち 行きたいところです(池尻大橋ってのが一寸辛いですが)。

2月15日
昨日の夜と今朝のニュースを見てこんな事を思い出してしまいました

確かサッカーのW杯アメリカ大会直前に、サッカーファンの需要を当て込んで沢山発行されたサッカー関連書籍のなかで、こんなような 事を語っているコラムがありましが。記憶が定かでないのと、署名などのデータは全く覚えていないことの2点ゆえにかなり曖昧な書き方 になっていますが、ご承知おきください。記憶違いの場合もありますし…。
    「かつて、1982年のブラジル代表でジーコ、ファルカン、ソクラテス、トニーニョ・セレーゾの4人からなる「黄金の中盤(黄金のカルテット)」 が形成され、その華麗なプレーには誰もが魅了された。しかし彼らは自分たちの前に、ゴールを奪って勝とうとする相手チームの選手たちが いることを忘れていた。」
「ブラジルサッカー史上もっとも多くの人を魅了した」といわれる82年のブラジル代表について、確かに彼らのやっていたサッカーは華麗な サッカーではあったものの、ブラジルとはまさに逆の哲学を持つといって良いイタリア代表に敗れて優勝は出来なかったということで、そんな ことを言っていたのだと思います。自分たちが攻めることだけを考えていて、相手から攻められると言うことを想定しないようではだめだと いうことでしょうか。自分たちがいかにボールを回し前に進めるか・自分たちがどうやって点を取るか、そのことだけに注意を払い、相手の 攻撃をいかにして防ぐのかというところを考えていないとサッカーの試合にならない(自分たちの思うとおりに出来るのは練習だけでしょう)、 そういうことなんだろうと思います。自分たちのことしか見えてないと、痛い目に遭う、ということは肝に銘じておくべきでしょうね。向かい あう相手がどういう者なのか、自分たちが生きているこの世界がどうなっているのか、そういうことは頭の中に入れておかないと、「夜郎自大」 になってしまいますよ。

ま、堅苦しい話は抜きにして、これからの時代を生きる皆さん(果たしてこんなページをどれだけの人間が読んでいるか知りませんが)、 「ジョジョの奇妙な冒険」第2部のルドル・フォン・シュトロハイム少佐(のち大佐)の生き様と、「グラップラー刃牙」の烈海王先生 のお言葉(対愚地克巳戦)をよく学んでおいた方がいいですよ(笑)。政治家や新聞記事、評論家のダベリや駄文よりはるかにために なるかと。

2月14日
最近になって、昔買ったきり読んでいなかった「キケロー弁論集」を読み始め、今日読み終わりました。代表作「カティリーナ弾劾」や、 弁護よりむしろ文学についてキケロが大いに語っている所の印象が強い「アルキアース弁護」、キケロの自画自賛と他人への罵詈雑言が これでもかと書かれた「ピーソー弾劾」、そしてカエサルにこれでもかとばかりごまをすっている「マルッケルスについて」の4本が掲載 されています。

読んでみると、たたみかけるように罵詈雑言を連ねたり、論敵を悪としてレッテルを貼りひたすら愛国的な内容をつらねたり、とにかく 色々な言葉を並べて相手に見苦しいまでのごますりをしたりと、様々な技巧を凝らしながらろくでもないことを言っているという印象が 強い作品が3つも入っていました。また、弁護の弁論なのに、どうも印象に残るのはキケロの文学観だったりする弁論を読むと、なんだか なあという気がしてきます。中身はともかく、論の進め方やリズムが良かったからラテン語の名文として後世に伝わったのでしょうけれど、 こうも自分の自慢話ばかり語っている人っていやだなあ。

2月11日
昔は洋書を買うときにはデオデオやB-BRIDGEを利用してきましたが、洋書販売を休止してしまったため、私もアマゾンを利用してみること にしました。見ていると、かなり割引が聞いている本がある一方、これって明らかに定価より高いんじゃないかと思われる物もありました が、頼んでから早く届くというのはありがたいですね。コンビニで支払いも出来るようになっていたとは知らなかったです。

昔は「ただし利用したことはありません(なにぶん根が天邪鬼なので)」と書いていましたが、背に腹は代えられぬ、ということで。 とりあえず、洋書を買うときに一寸利用するくらいしかないのですが…。

2月8日
上野のルーブル美術館展に行ったものの、混雑がひどくて十分に見たとは言い難い状態です。図録は買ってきたので、それを読みなおし、 もういっぺんリベンジだな。その後は国立博物館の展示を堪能してきたので、十分楽しかったのですが。

帰りに行きつけのビアパブにてビールを飲んで帰宅しましたが、一寸酔いが回りすぎたか、家で風呂も入らずに寝てしまいました。まあ とりあえずは無事でしたが。それはさておき、最近チョコビールがはやっており、この時期はヴァレンタインデーが近いと言うこともあり 色々なお店でチョコビールをおいてあります。チョコレートは入っていないのですが、これが不思議なことにチョコレートのような風味が するのだから、不思議な物です。どうしてああいう味になるのか不思議です。

2月7日
サイトの記事更新に使えそうな論文が欲しくなり、国会図書館に注文してみました。それからしばらく経って、一寸捜し物をしていたら、 注文した論文と全く同じ物が発見されました。

もしかしたらコピーをとったような記憶もあったのですが、まさかこんなタイミングで発見されるとは…。一寸お金を無駄にしてしまった なあ。ま、片方は大きなサイズのコピーが来るので、見やすくなるからいいかなとも思います。

実はこのとき見つかった論文の1本が、最近アップした「王都ペラ」に役立つであろうペラを扱った論文で、ぱらぱらと読んでいると、 かなり色々なことを加筆できそうな感じです。なので、近いうちにあの記事は大幅に前半部分を書き換える予定です。もともと軽いメモ みたいなものでしたが、もう一寸内容を深められそうです。こうご期待(といってもあまり過剰な期待はしない方が…)。

2月3日
朝目覚めると一面の銀世界、久しぶりの大雪です。子供の頃なら大喜びするところですが、こういう日に限って遅刻できない仕事がある ため、何とも困ったなあと思いながら出勤してきました。で、夜になって外を見るとまた降っている…。ニュースではやみつつあるなんて 言っていますが、いったいどこを見てそういうニュースを流しているのだろうかと一寸考え込んでしまいました。

これは明日は路面凍結、バスもこないだろうから歩きだろうな。

2月2日
気がついたらもう2月、早いものです。こないだ正月があって、しばらく仕事で家を空けてきたばかりのような気がするのですが、もう 今年も1ヶ月おわってしまいました。またこんな調子で1年が過ぎていくのでしょうか、それとも何か違うことが起きるのでしょうか。 それはまだわかりませんが。

ここの所風邪を引いていたため、読書も大して進まず、何か歴史関係の調べ物をする余裕もなく、かといってここを書くような気力も 無い、という状態でした。それで気がついたら1週間以上放置していたわけですが、おなかを壊したといったら、周りから一斉に「餃子 食べなかったか?」とつっこまれたのは閉口しました。我が家では冷凍餃子って食べてないですし、外で餃子は滅多に食べないですから( 食べるのはスヰートポーズの餃子を、店がたまたますいている時に食べるくらいです)。

1月25日
ここ数年の間に、今まで見なかったような形で「〜力」とつく言葉をよく見かけるようになりました。「経済力」とか「軍事力」、「労働 力」などは前から普通に使われていましたが、最近目につくのは「日本語力」「鈍感力」「親力」「地図力」「女子力」「地頭力」 等々、昔だったらいちいち「力」なんてつけていたかなと思う言葉や、正直なところ言葉のセンスを疑うようなものが結構あります。

それぞれの「力」の内容や当否についてはさておき、個人的に興味があるのは、なぜこれほどまでに「力」という言葉が多用されるように なったのかと言うことです。現代の日本人の間に「力」に対する素朴なまでの信頼があるのか、それとも計量困難なものを計量可能なもの とする尺度として「力」という言葉が使いやすいからなのか。はたまた本を売るために新しいキャッチコピーを考えた結果こうなったのか。 「力」という言葉を使わずともいえるのではないかと思われるものから、「力」として評価可能なのか疑わしいもの、定義がはっきりしな いものまで色々ある「〜力」ですが、これをベースに、「『イリアス』あるいは力の詩篇」(シモーヌ・ヴェイユ)のような感じで思考を 巡らしてみようかと思いましたが、考えているうちに阿保らしくなってきたのでやめます。どうせ数年もしたら消えてしまうような言葉を まともに考察するだけ無駄でしょう。こういうのは笑いながら適当に眺めておけばよいのです。

ま、それにしても、皆さん商売がお上手なことで。願わくば、そのあぶく銭儲けを社会に還元していただきたいものです。

1月20日
少し部屋を掃除して、本を整理してみました。その時に見て思ったのが、歴史関係の新書を買いすぎだなということですね。買わずに済む ものは買わずにすませたいのですが、新刊を見かけておもしろそうだと思うとすぐに買って読みたくなってしまうため、結局買ってきて ため込んでしまうことになります。単に積んであるわけではなく、一応1回は読んでいますよ、もちろん。その後で色々調べたいと時に 見返したり、おもしろかったらまた何度か読んだりはしていますが、そういう本は少ないですね。

今月は何気なく本屋を見ていたところ、「ハプスブルグ帝国の情報メディア革命」(菊池良生、集英社新書)という本を新刊で見かけて、 これを買ってきてしまいました。ハプスブルグものをよく書いている菊池良生氏が今度は郵便に焦点を当てて書いた本だとのこと。この 著者のほかの本も何冊か持っていますが、読みやすいので電車の行き帰りなどに読むとちょうどいいとおもいます。

話があらぬ方向にそれていますが、売った本は小説とかなんかの表紙に買ってしまった論理思考トレーニングの本といったものを売りに いきました。まだ値段がいくらになったのか判明しないのですが、ハードカバーをあれだけいっぱい持ち込んだのだから電話代くらいには なって欲しいですね。

1月18日
ここのところ寒い日が続いています。にもかかわらずソファで布団もかぶらず寝てしまったため風邪を引いた模様。熱などはないものの、 なんとなく具合が悪いです。世の中ではセンター試験ということですが、受験生の皆様、とにかく体調は維持してください。風邪を引いたり インフルエンザになってしまって満足のゆく結果が出せないと言うことはありますので…。

天気予報を見ていると、日曜日の夜からもしかすると雪になるかもしれないとのこと。仕事に行くとき大変だ…。靴は変えないといけないし、 電車のダイヤが乱れて大変なことになってしまうでしょうから。

1月15日
昔は今日が成人の日だったのですが、悪法のせいで変わってしまいました。やれやれだな…。

それはさておき、ネットサーフィン(死語)をしている最中、私のサイトの紹介で「ヘレニズム史研究者」と書かれたところがありました。 まず、お断りしておかないといけないのは、私は研究者じゃありません。そりゃ、昔は色々勉強していましたが、既にそっちから離れて結構 間が開いています(その間語学をさぼったせいで大変なことになっているわけですが)。研究はしていないので、「研究者」といわれると、 かなり居心地が悪いというか何というか。

昔、「趣味の古代ギリシャ」というサイトを作っておられた方がいましたが(既に閉鎖)、私のサイトをそれにならっていうならば、 「趣味のヘレニズム」とでも言った方が良いものです。本当はもっとしっかりギリシア語、ラテン語をやり直したいのですが、ほかにしなく てはいけないことが山のようにあり、なかなか手が回らないのが現状です(ラテン語は参考書を買って少しやっていたのですが、新年になって から全然ページを開いていない)。今年は少しずつやり直していきたいところですが、果てさてどうなりますか。なんかの本に1日30分でも勉強 を続けろといっていたような気がしますが、それくらいでもいいからやっていこう…。

1月13日
今年2本目の映画は「ジェシー・ジェームスの暗殺」です。

西部のアウトローを主人公にした映画というと、派手な撃ち合いなどを期待する人もいるかもしれません。しかし、本作品に対し そのようなことを期待すると肩すかしを食らうことになります。話の中心は伝説的なアウトロー、ジェシー・ジェームスと彼に あこがれて仲間に加わったロバート・フォードの2人を中心にした心理劇です。

ジェシー・ジェームスについての予備知識を持たずに見た人が話しについて行くのはかなり困難かと思われます。そうならない ためには、パンフレットを買って読んでおいた方がよいと思います(ジェシー・ジェームスについてのまとめが出てきますので)。 主演のブラッド・ピットはこれでヴェネツィア国際映画祭主演男優賞をもらったそうですが、確かに存在感はあったなと思います。 良き家庭人なんだけれど切れると何をするかわからない無法者をうまく演じていたんじゃないでしょうか。しかしそれ以上に凄い とおもうのはロバートを演じていたケイシー・アフレック(ベン・アフレック弟)でしょう。切れやすいへたれな、それでいて野心 とジェシーへの思いは非常に強い、そんな人物を演じていました。

1月11日
そういえば久しぶりに何もせずに休んだような気がします。1週間前は分刻みのスケジュールでいろいろなところをかけずり回って いたんだっけな。時が経つのは早いものだ…。

自分と似たようなことに興味を持っている人と話をする機会があまりないので、そういう人がいると年甲斐もなくハイテンションに なって話してしまいますね。これじゃまずいような気もするのですが。

歴史の本を読んでいていつも思うのは、そこでどんなに斬新なことを言っていても、大学入試と関係ない事ってほとんどの人の目に 触れることはないんですよね…。で、そういう斬新なことを言っている人の大学が新しいことをやっているかというと相変わらずだ ったりするし。言うはやすし、行うは難し、といったところか。

1月7日
新年も既に1週間が経過し、仕事の方も本格的に始まりました。

新年早々休みなしに仕事をしていますが、思ったほど疲れはたまっていないような気がします。色々と大変なこともありますが、 ぼちぼちがんばっていく所存です。

読書コーナーの充実、歴史コーナーの更新等々、やることはありますが、なんとかなるでしょう、きっと。

1月6日
4日よりしばらく家を空けていましたが、ようやく帰ってこられました。疲れた…。でも明日は休めない。

1月2日
実はこれを書いているのは3日なのですが、2日にいったい何をしていたのか…。

宮廷のみやび 近衛家1000年の名宝をみてきました。

そのほか、買い物(プリンタのインクが無くなったので補充。あとはブッツァーテイ「タタール人の砂漠」を購入)をしたほか、 久しぶりに映画を見てきたり、夜はかなり激しく飲んできたりといった過ごし方をしてきました。

で、見てきた映画は何かというと「雪の女王」(同時上映「鉛の兵隊」)です。話としては「鉛の兵隊」の方に惹かれましたが、 よかったですよ。一度見ておいてもいいかなと思います。

1月1日
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。で、年を越してまだそれほど足っていないのですが、昨日までの 日々の雑感は、すでに バックナンバー化してしまいまし た。

ちょっと早いかなとも思いましたが、まあ、こういう扱いでもいいかなと。

その後眠ってから目覚め、年賀状の整理と年賀状書きということになるはずだったのですが、衛星放送で地中海歴史紀行なんていう おもしろそうな番組を見かけてしまったのが運の尽き…。古代ギリシア民主政の話で、動いているポール・カートリッジ@剣橋大教授が でていました。前後編2時間の番組なので、午前中はそれを見て終わりそうです。衛星放送は時々こういうおもしろそうな番組をやって いるから油断できません。

トップへ戻る



inserted by FC2 system