日々の雑感(2005年1月〜3月)

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3月31日
昨日(30日)のことになりますが、東京芸大美術館にて現在開催中の厳島神社国宝展を鑑賞してきました。 2004年の台風で厳島神社もかなりの被害を受け、建物の一部は倒壊してしまいました。今回の展覧会はその 復興資金を集めると言うことも目的のようです。出品されていた物は平家納経や厳島神社において行われる 様々な芸能で用いられる面や衣装などです。東京に住んでいるとなかなか広島まで行く機会はないため、今回 色々な物を見られたのは良かったです。厳島神社の再建のための寄付のつもりで見に行っても良いと思います。

今日は自宅にて、「狩人」(テオ・アンゲロプロス監督)のDVDを鑑賞。時は1976年大晦日、狩りを楽しむ人々の前 になぜか1949年の抵抗運動の闘士の死体(しかも死んでから間もないような感じのもの)があらわれ、それをきっかけ にして現代ギリシャの歴史のなかで居合わせた男女がどのように生きてきたのかが語られていきます。そこで語られる過去 は、彼らが軍事政権下で甘い汁を吸って生きてきたというような話であり、正直なところ彼らはそれを思い出したくなか ったのではないか。それゆえに最後に皆で共謀して死体を雪の中に埋める事を選んだのだろうか。過去と現在が交錯する 映画で、しかもいつの間にか過去の話に入り込んでいくという感じなので、何も考えずにぼーっと見ているとなんだかよく 分からなくなると思います。その辺が分かってくると、あぁなるほどと納得できます。

3月28日
(一部加筆修正:3/29)
本日夜、「アビエイター」を鑑賞してきました。ハワード・ヒューズというアメリカの大金持ちの半生を描いた作品なの ですが、彼がなぜ飛行機と映画にあそこまで熱中することになったのかが分からない状態での3時間弱はちょっときつかった です。冒頭の少年時代の描写からはそのあたりは読み取れませんでしたし(あのシーン自体はその後の異常なまでの潔癖性、 強迫神経症への伏線として働いていると思いますが)、既に飛行機と映画にのめり込んでる状態の本編の中でそれとなく理由を 示すような描写を入れた方が良かったんじゃないかと思います。エンディングは話はこれからというところで打ち切りを食らった 漫画のような感じで(いや、主人公があんな風になって終わっているという点で「Zガンダム」最終回か)、人生の途中で映画 を終わらせるとしても他のまとめ方はなかったのでしょうか。テレビコマーシャルではジュード・ロウが主要キャストである かのように出てきますが、彼はちょい役です。むしろ気象学者をやったおじいちゃんのほうが主要キャストにはいってもいいの ではないかと思います。ディカプリオは次第に強迫神経症に苦しむようになるヒューズ役をうまく演じていたとおもいます。 アカデミー賞を取れなかったのは残念ですが、早い段階でアカデミー賞を取った後で不調に陥る人もいるようですし、まだまだ これからと言うことでよいのでは。

3月22日
先週一度見てきた「ロング・エンゲージメント」をもう一度見直してきました。う〜ん、やはり前回見た覚えのないシーン が多数合ったので、前回はたぶんかなり寝ていたんだろうと言うことが判明しました(苦笑)。それでもって、なぜ主人公の 恋人が生きていたのかということは分かりましたが、なぜあの5人に特赦がでたのか、そこのところがちょっとよく分からず。 雨が降るじめじめとした戦場と、風が吹き抜ける草原やのどかな農村のシーンのコントラスト、所々に見られる変わった表現 (電話のシーンで、相手が画面右の方にうつされているところなんかはアニメっぽい?)など、映像面でも見るところは多い のですが、話の方も様々なうわさ話や断片的な証言が組み合わさっていき、やがて真実が明らかになっていくのですが、後になって ああ、あれはそういうことだったのかと分かって、だいぶすっきりしました(前回はどうなっているのかわからなくなってしま ったので・・・)。

その後はちょこっと散歩して帰宅。もう1本映画を見ようかとも思いましたが、それはあきらめました。

3月15日
今週もまた映画を見てきました。見てきた作品は「ロング・エンゲージメント」と「失われた龍の系譜」の2本です。 ただし、寝不足気味での鑑賞であり、所々寝ていたようで、ちょっと記憶があやふやです。もうちょっと体調の良い ときに見れば良かったなと思う今日この頃です。

「ロング・エンゲージメント」は“念ずれば通ず”ということを言いたい映画なのでしょうか?恋人が戦死したという話を信じず、 ひたすら生きていると信じて主人公が探し続ける過程で偶然が重なって結末に至るというお話ですが、謎解きについては所々寝ていた ためにあまりよくわかりませんでした。話の方は登場人物の多さなども相まってちょっとよく分からなかったのですが、映像について はなかなか良かったと思います。もうちょっと体調の良いときに見直してくる予定です。

「失われた龍の系譜」はジャッキー・チェンとその両親に関するドキュメンタリー映画です。ジャッキーの父親も母親も実は再婚で、 ジャッキーには兄2人と姉2人がいること、父親はかつて国民党軍の工作員をしていたこと、母親がアヘン売買などもやっていたこと、 こういった衝撃的な出来事が次々に明らかになっていきます。そしてジャッキーの本名も明らかになっていきます。ジャッキーの父親 は2人の息子を捜しに中国本土へ行き、そしてそこで息子や孫にであうとともに家系図にジャッキーの名も加えていきます。そんな 父親と比べるとジャッキーの方はなんとなく表情も硬い感じですし、兄2人よりもサモハン・キンポーやユン・ピョウのほうに親しみ を感じると言うことを言っています。確かに見たこともない兄2人と、少年時代苦楽をともにした仲間を比べたらそのように感じるの は致し方ないことです。なお、ジャッキーの父親の話について映画化の話もあるようです(実際、かなり劇的な話になりそうな要素を もっています)。

3月11日
果たして一体何年待たされたことか・・・。ようやく山川出版社から世界各国史のギリシア史がでました。先史・古代で 3人、ビザンツ1人、オスマン1人、近現代2人という執筆者で、ビザンツとオスマンはそれぞれ大家と言っても良い方 が書いています(ビザンツは井上浩一先生、オスマンは鈴木董先生)。近現代史については60年代生まれの人たちが書いて いますが、こういうところをみると近現代のギリシア史をやろうという人が昔は少なかったのかなと言うことが何となく わかりますね。で、古代ですが、なぜかヘレニズム、ローマ時代については2人で書いていますが、先史時代から万遍なく 書かれているような感じです。後できちんと読んでから読書コーナーに感想を載せておこうと思いますが、ぱらぱらと眺めた 感じでは以上の通りです。

さて、たまった仕事を一気に片づけなくてはいけないと言うのに、一体私は何をやっているのやら。最低ノルマの三分の一 も終わってないというのに。とりあえず今週末と来週冒頭はかなり大変なことになりそうな予感がします。早く片づけなく ては。しかし、こんな時に花粉症にやられると辛いですね。目と鼻がどうも具合が良くなくて、集中力がゼロに近い状態に なっています。

3月6日
ここのところ余り更新していませんでしたが、ちょこちょこと仕事の合間に映画を見たりしています。見たものは、 ピーター・セラーズの生涯を虚実ない交ぜにして描いた「ライフ・イズ・コメディ!」、意外な掘り出し物だった 「Uボート、最後の決断」、アンコール上映されていた「父と暮らせば」の3本です。ここのところ少々疲れ気味 だったため、ところどころ意識が飛びそうになることがあり、余り詳しい感想を書くことは無理そうですが、いずれも 結構良い作品だったと思います。

「ライフ・イズ・コメディ!」は「ピンク・パンサー」シリーズや「博士の異常な愛情」などで有名なピーター・セラーズ の生涯をセラーズ自身が語るような感じでつくられています。ただ、回想シーンなのかと思ってみているとお芝居のように なっていたり、セラーズがいきなりほかの主要人物を演じているシーンになったり、虚実ない交ぜな感じになっています。 セラーズも色々な役を演じてきていますが、ジェフリー・ラッシュはこの作品でいった一人何役やったことになるのだろう?

「Uボート 最後の決断」はかなり狭い範囲で限定的に公開されている作品で、かなり低予算だったではないかと思われます。 ちなみに映画自体とは関係ないのですが、パンフレットが300円という値段は驚きました(まあ、ページ数も少ないですが)。 もともとは敵を倒すことを目的として潜水艦に乗っていた人たちが、艦内で伝染病が発生したり、米軍、独軍からねらわれる と言う展開のなかいかに生き残るのかということが目的に変わっていき、皆が協力して乗り切るというお話です。ドイツ軍側 の軍人さんたちも結構人間的な描かれ方がしていたような気がします(戦争映画にしてはめずらしい?)。

「父と暮らせば」は昨年上映されていたときに見逃したので、今回のアンコール上映は是非見ようと思って見てきました。 原爆投下、終戦から3年後の広島を舞台に、原爆のなかで生き残ってしまったことが原因で、幸せになることを拒否する 娘と父親(実は幽霊)がシリアスなのだけれどもついつい笑ってしまうような会話を続ける中で(実際に時々お客さんの間で 笑いが起きてました)、娘の心が開かれていくという物語です。リアルな戦闘シーンがなくとも戦争について考えさせられる 映画は作れるのだということがよくわかる一本です。

2月27日
ゴールデンラズベリー賞授賞式がひらかれ、「キャットウーマン」と「華氏911」が賞を分け合った模様です。 何となく事前にこの2作が賞を一杯取りそうだなあとは思っていましたが。「華氏」のほうはブッシュとかライス、 ラムズフェルドといった人々がノミネートされていたほか、本業は歌手のブリトニー・スピアーズ(共和党支持らしい)も 入っていました。こうしたメンバーを見ると出演者関連の賞は独占するというのも何となくわかるなあ、うん。

というわけで、「アレキサンダー」はラジー賞は免れたようで、ほっとする一方、一個くらいとってみても目立って 良かったんじゃないかという気がします。しかし、 この計画が実行されたらラジー賞受賞は ほぼ100%ではないかと思われます。だって、ヴィン・ディーゼルだし・・・。

2月20日
仕事帰りにDVD売り場に行って、「ファ イアーアンドソード」 というDVDを買ってしまいました。はじめは全く買うつもりはなかったのですが、17世紀の東欧を舞台にしているという ポーランド映画だったので、これはひょっとしたら掘り出し物かと思ってついつい買ってしまいました。映画自体は正直な ところそんなにできは良くないと思います。非常に展開が早いというか急ぎすぎている感じだったり、キャラクターの描き方 がどうも半端だったり、といった具合で(一応主人公のライバルっぽいコサックの隊長のキャラがまだよくわかりません)、 日本では未公開なのも何となく納得がいきます。ただし、ポーランド、コサック、クリミア汗国やタタールに興味が あったら見てみるといいかもしれないといった作品です。また戦闘シーンがかなり多いのでそういうのが好きな人もいいかも。 ちなみに、映画ではポーランド語がメインですが、時々ウクライナ語の場所もあり、そこはポーランド語のボイスオーバーが されています(ちなみに見たときにはポーランド語はまったくわからないので日本語吹き替えにしてみていました)。

この映画の原作はノーベル賞作家シェンキェヴィチだそうですが、原作は英文で1000ページくらいある大著のようです。それを たった100分強で納めようとしたのだから、話の展開がやたらと早くなったり無理がでるのもしょうがないのかもしれません が、もうちょっときちんと作ってほしかったです。シェンキェヴィチというと「クォ・ウァディス」で有名ですが、ほかにも 様々な小説を書いており、その中には歴史小説も多数あるようで、ドイツ騎士団との戦いを描いた「十字軍の騎士」という 作品もあります。ただ、クォ・ウァディス以外の作品は現在はなかなか読めないのが現状ですが。

しかし、このように言いたい放題にかなりひどいことも言っていますが、本当にはじめから半端な作品だったのかどうかは わかりません。というのも、DVDのメニューについていたビデオ予告映像を見ると、どうも本編では見た記憶のないシーン がちょこっと入っていました。主人公の仲間が国王の元に危機を知らせに行こうとして死んでしまうという話があるのです が、DVDでは使者に行くといったあとすぐに死んで磔になっているシーンに飛んでいましたが、その間のシーンとおぼしき 場面が予告編にはありました。もしかしたら、日本でDVDにして売り出すときにカットした部分がかなりあるのかもしれ ません。

2月16日
最近映画の影響か、アレクサンドロスを扱った書籍がいくつか出てきています。とくに海外のアレクサンドロスについて 書かれた小説の邦訳がいくつか出てきているので、これから買ってきて読んでみようと思っています。メアリー・ルノー の「アレクサンドロスと少年バゴアス(The Persian Boy)」がすでに発売されているうえ、ニコラス・ニカストロの 「アレキサンダー 陽炎の帝国(原題:Empire of Ashes)」も発売されるようですが、どちらもAmazonではかなり高い 評価を得ている作品なので結構楽しみです。そのほか、テルモピュレーで玉砕するスパルタ軍の物語「炎の門」を書いた プレスフィールドもアレクサンドロスの小説を書いているので、それもどこかで翻訳がでるとありがたいのですが(文春 文庫あたりからでないかな)。

もっとも、可能ならばアレクサンドロスに関する研究者の手によるしっかりした伝記(ボズワースのConquest and Empire でも良いし、カートレッジのアレクサンドロスに関する本でも良いですから)の邦訳がでるか、森谷先生あたりが気合い入れて 専門書を書いて出版されるようなことがあるとさらによいのですが、おそらく無理でしょう。

2月9日
日本対北朝鮮戦を途中からテレビ観戦。いやぁ、はらはらさせられました。しかし、北朝鮮のあの下手なGKに 救われました。あれははじいてはいけないボールでしょう。

2月6日
仕事帰りに「オペラ座の怪人」を見てきました。しかし前半のかなりの部分は歌を子守歌代わりに寝ていたようで、 目覚めたらかなり話が進んでしまっていました。そのため、感想を書けと言われても少し厳しいのですが、後半をみた 感想としては、これって別に映画でやらなくても良いのではないかということだけは書いておきます。これならふつうに ミュージカルを見に行った方がよいのではないでしょうか。舞台をほぼ忠実に映画化する意味ってあるのでしょうか・・・。 世間的には評価がかなりたかいようですが、私にとっては見に行くだけ無駄だったかなと。

2月5日
本日、「アレキサンダー」を早速鑑賞してきました。仕事が遅かったものの、何とかはやめの上映時間に潜り込んで 3時間の映画を見てきました。
ネタばれもありますので要注意

1月29日
今日はDVDを購入して、「王になろうとした男」という映画を見ました。ラドヤード・キプリング原作、ショーン・ コネリー主演の「王となろうとした男」は、主人公ダニーとピーチーが秘境カフィリスタンに富を求めて苦しい旅をし、 現地人を軍事的に組織して次々に村を支配し、やがてふとした偶然からダニーはアレクサンドロスの子孫と見なされ神 とあがめられるも、最後は悲劇的な最期を遂げる(ピーチーは体に傷を負いながらも生きて戻ってきます)という2人の 男の一大冒険記です。
王 になろうとした男

原作者のキプリング(映画にも新聞記者として登場します)というと、未開人を文明化することを白人の責務と信じて いた人として有名ですが、本作品においても、未開人を文明化するとか、現地人が非常に遅れていて無知であるような 印象を与える書かれ方がみられます。戦いの場面では英国式訓練を施した軍勢は規律がとれている一方、敵の方は仮面 をかぶり、まるで踊りでも踊っているような感じで隊列もバラバラです。そういった対比のほかにも、イギリス人には 理解しがたいという感じで現地の習慣を色々と取り上げています(僧侶を見たら戦闘中でもそれを中断して平伏する、 一夫多妻など)。また、最後までダニーとピーチーの2人に忠実に使えるグルカ兵が登場しますが、グルカ兵のような 外国人傭兵の置かれた立場(未開人の立場でありながら、文明を守る側について戦わされている)の難しさを物語って いるようでした。

しかし、異民族に対する視点に問題が多々あることは承知していますが、それでもこの映画は2人の男の冒険物として、 なかなかおもしろい映画でした。コネリー扮するダニーのほうはどちらかというと大それた事を考えるけれどちょっと 無謀な行動をとったり思慮に欠ける部分があり、その足りない部分を相方のピーチーが補っているような組み合わせに なっています。当初はとりあえず財宝を得られればそれで良いという感じだった2人ですが、ダニーの方は王として 統治したいという野心が強まり、あくまで財宝を手に入れてさっさと帰りたいというピーチーと対立もしますが、最後 まで2人は行動をともにしていきます。冒険物として、決して途中で飽きさせたりしない作りになっているので、上記 のような問題点はあるものの、十分に楽しめる映画化と思います。

また、映画の序盤(ピーチー、ダニー、そしてキプリングが出会う場面)や、アレクサンドロスの子として認められる場面 で重要な役割を果たしている事柄として、フリーメイソンにまつわることがありますが、フリーメイソンについても知って いるともっと良かったのかもしれませんが、私にはわかりませんでした(これから調べてみようかと)。個人的には、この映画は かなり変則的ではありますが、アレクサンドロス大王にまつわる映画として扱って良いと思います。19世紀の一作家が東方の 伝承を元に作り上げたアレクサンドロス伝説としてですが・・・。

その後、世界ふしぎ発見のアレキサンダー特集を見ました。「世界ふしぎ発見」にしてはかなりまともな作りだった ような気がします。
感想はこちら

1月24日
神保町をうろついているときに立ち寄った本屋にて、はじめて龍渓書舎の「ポリュビオス 世界史1」を見かけました。 色々な本屋で探しても見つからず、ネットで検索を書けても取り扱い不可になっている本屋もあるなど、なかなか現物を 見ることはできなかったのですが、ようやく見ることができました。

実物を手に取ってみた結論としては、正直なところこれに15750円も出すのはきついなあというところですね。確かに 扱っている内容は京都大学の西洋古典叢書のポリュビオスよりも多いのですが、いかんせん註釈が少なすぎて使えない ようにおもいます。宣伝文句では、ウォールバンクのポリュビオス注釈書を参照にして詳しい註を付けたというような 事がかかれていましたが、西洋古典学叢書の方が註が詳しく、手元に購入しておいておくなら、何年かかるかわかりま せんが西洋古典叢書のほうを買った方が良さそうです。やはり本は可能な限り現物を見て買ったほうがよいと言うこと を改めて認識させられました。とはいえ、フィリッポス5世の時代についても龍渓書舎版では少し扱っているので、 地元の図書館にリクエストを出して借りる予定です(ただ、図書館で購入はしてくれないだろうな。私の地元はそういう ところに回せるお金はあまりないようですし)。

1月23日
ここのところすっかり更新が止まっています。仕事の方が少し忙しいため、しばらくは大規模な更新は難しい と思います。少しずつ調べていることはあるのだけれど、それを文章化するのに結構時間がかかってしまって・・・。 いったいいつになったらクレオメネス戦争を書き上げられるのだろうか。

昨日は久しぶりに友人たちとの飲み会でした。昔の友人と飲むというのは何の気兼ねもなく楽しく飲めて良いものです。 普段は一人で飲み食いするだけのため、ついつい飲み過ぎたりもしますが、ああやって大勢いるとそんなに飲まずとも 楽しめますので、あまり酔うことなく帰宅できました。まあ、飲むものもかなり加減して、アルコール度数が2桁に ならないものしか飲まなかったからだとも思います。

1月5日の雑記に、パンサーへのアップグレードはやめて元に戻したと言うことを書いていますが、やはりパンサーに 変えた方がよいのかと思案中です。なぜかわかりませんがソフトウェアアップデートがまともに働かなくなっている ので、いったん初期化してすべてを入れ直した方がよいのかとも思っています。ネット上で色々と調べてみると、 初期化してインストールするのではなくアップグレードを選んだ場合に色々とトラブルが頻発しているという記事を 見かけますので、もういっぺんデータのバックアップを取り直して初期化・インストールからやり直すべきかとも思 います。しかしそうなると、また徹夜仕事になるかもしれないので、果たしてどうしたものかと・・・。

1月13日
料理屋開拓と言うことで色々と食べるようになり(といいつつ、かなりジャンルは偏っていますが)、 お酒もそのときに飲んでいますが、年を追うごとにどんどん弱くなっているような気がします。ビール 一杯とワイン少々でかなり激しくよってしまいました・・・。昔みたいな無茶は今はもうできないという ことを強く感じさせられています。

1月10日
今年もまた成人の日がやってきます。そしてまた荒れる新成人という話題が取り上げられています。荒れる新成人に関して の社会学的分析などをここでやるつもりは全くないので、その辺のことはよそ様に任せようかと。

1月8日
本格的に仕事が再開、これからはがんばらなくては。更新は少し遅れ気味ですが、ちょっと大規模な更新をする余裕は 2月が終わるまではなさそうです。

ロシア料理のページに記事を追加しました。

1月5日
ようやく我が家のOSをPantherにアップグレードしました。もっと早くアップグレードすることは出来たの ですが、今まで使っていたメールソフトがどうもPantherには対応していない感じだったこともあり、ずっと アップグレードをためらっていたのですが、メールソフトの具合がなんか妙なかんじになったために変更した ついでに、アップグレードもしてしまおうとおもって、一気にやってしまいました。しかし、バックアップを とらずにアップグレードをするという少々無謀なことをしたけれど、今のところ何も問題は発生していないので 一安心といったところです。つかってみて、特に前と大きく変わった感じはしないですが、はたしてどうなって いるのやら。

(追記)
それから数時間後、結局パンサーはやめました。なにやら雑感をアップした後あたりから具合が悪くなってきた ため、いったん全部初期化して前のものに戻しました。なんでこうなるかなあ・・・。

1月3日
三が日も今日で最後ですが、いい加減そろそろ体を外気に慣らさないといけない頃ですね。それはさておき、 タッチ・オブ・スパイス という映画が今年公開されるそうです。ギリシャ映画というと、アンゲロプロスのかなり難しい映画やら、 ときどきどっかから発見されるバカ映画くらいしかしられていないようですが、久しぶりに現代ギリシャの 映画が見られるようです。サイトを見ると、イスタンブールに住んでいたギリシャ人が強制退去させられる 出来事と絡めたある家族のドラマが書かれるようです。これは一寸期待してみてもいいかも。

一眠りした後、夜中にとっておいた「食神」を見ています。いやぁ、「料理の鉄人」と「ミスター味っ子」(感じ としてはアニメの方)を足して2で割らないとこんな感じになるのだろうと(笑)。ストーリー自体はどっかで見たような 話(といいますか、物語の展開は少林サッカーと同じような感じ)ですが、とにかくおかしくて、新春早々馬鹿笑いしたいのを 近所迷惑を考え無理矢理抑えてみてました。少林寺18銅人と審査員のおばちゃんが面白すぎ。これが今年の初笑い、ということ になるんだろうなあ。少なくともヒ@シとかギ@ー侍よりはるかに笑えると思います(年末年始の番組にお笑い芸人さんが たくさん出ていましたが、正直なところあまり笑えず・・・)。

その後、午後からは映画2本を観賞。「モーターサイクルダイアリーズ」と「イブラヒムおじさんとコーランの花たち」の 2本を恵比寿にて観賞、感想はそのうち書く予定。

1月1日
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

結局昨晩からかなりの間起きたままだったため、まだ眠たい状態が続いております。何をするか全く考えてないので、 とりあえずぼーっとしながら過ごそうかと思います。親戚が来るとかそう言うことは全くないので、部屋も片づけず 服も着替えずにのんびりしています。まあ、今日は出かけても本屋も休みですし・・・。

本というと、ようやく山川の『世界各国史』のギリシア史が出るようです。今朝の朝刊の広告によると近刊ということ になっているようですので、今年のうちにはギリシア史がでるようです。「世界各国史」がギリシアの地域史みたいな本に なる事を期待しています。すくなくとも、古代のところがアテナイばっかりという世界史の概説書みたいなことは辞めて ほしいものです。そりゃ、史料が偏ってるからしょうがないのかもしれませんが、昔より研究は進んでいるのですから 他の地域、たとえばマケドニアとかテッサリア、さらにアイトリア同盟、アカイア同盟に関しても詳しく書いてほしい ところですが果たしてどうなることか。執筆者がかなり限定されてしまうから難しいような気もしますが、そこを何とか してほしいものです。

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