日々の雑感 2003年(10/20〜12/31)

日記ではないですが、時々何かを書きたいときに書いていくコーナーです
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12月31日
今年も後少しで終わりです。さて、初詣はどこに行こうかなと今から考えています。今年は夜中に御嶽神社に 初詣に行きました。しかし御岳駅に着いて外に出ると雪が降っていて、神社の階段がかなり滑りやすい感じに なっており、かなり危なかったです。今年はちょっと体調も良くないし、明日日が出てからゆっくりいこうか な。このサイトを開設してから自分で地図や絵を描いて載せたり、色々なことをやってきました。もっと内容 を充実させたいですが、果たしてどうなることやら。

12月24日
世の中ではクリスマスイブだそうですが、私にとっては何も関係ないです。例年通りの日々を過ごしております。 でも、その分身軽に好き勝手に色々出来ますが(笑)。べつにこの日だけじゃないんだし・・・。何でそんなに バカ騒ぎをするのやら、よくわからん。
ここ数日、映像の世紀の再放送をやっているので見ています。過去の放映時には録画のミスや放送日時のミスで 見損ねたり見られなかったので、今回は全部見る予定です。しかし、やはり一回75分の放送時間があると色々な 事を盛り込めるのだな、と改めて思いました。今年の「文明の道」も一回50分じゃなくてせめて60分位は必要だ ったんじゃないかとおもいますが・・・・。って、少ししつこいかな(^^;)。

12月22日
今日は新宿にて「武士(MUSA)」を見てきました。元から明に変わる時 期の中国 に高麗からの使節が派遣されてきたものの流されてしまい、そこで北元の軍隊に遭遇、彼らは自由になり祖国を目指すが 途中で北元にとらえられていた明の姫を救出してさらに東へ、途中で漢族の難民とも合流した彼らは執拗な追っ手を切り 抜けながら、海岸にたどり着くが・・・。はたして彼らの運命は・・・。と言ったお話しです。人によっては残酷とか キャラクター描写が一面的という人もいるようですが、キャラクターにしても台詞はそんなに無くても存在感抜群の主人公 や、渋い脇役がいたり、言われるほどではない人が多いと思います。それになんと言ってもアクションは見応え十分で す。いやぁ、本当に楽しく見られました。おとといの映画とは違うな・・・。

12月21日
2週間放置していたからなぁ・・。ちょっと長めに

昨日は職場からの帰りに「ミシェル・ヴァイヨン」を 見てきました。 世界のレース界でヴァイヨンとリーダーの2つのチームが長年にわたりライバル関係を続けてきたという設定で、ル・マン 24時間レースでの両チームの対決を軸にストーリーは進みます。リーダーの様々な妨害工作を乗り越えて果たしてル・マン で優勝できるのか・・・、と言った感じのお話しですが、ヴァイヨンとリーダーの対立というのがどんなところに起因する のかはほとんどふれられておりません。また、妨害の方法もタイヤの空気を抜いたり、主人公の父親を誘拐したり、といった もので、ドラマ部分に関してはどうもあまり面白くはなかったかな。元がヨーロッパの人気コミックだから漫画っぽい話に なるのはしょうがないのかな。荒唐無稽であることは別に悪くないし気楽に見られるので良いのですが、リアル志向で徹底的 に作られたレースのシーンや映像表現は非常に質が高いため、ストーリー部分が安っぽく、適当に作っているように見えて しまいます。やはりほんの少しでも良いから、両チームの対立がどんなところから生じているのかが分かっていれば漫画っ ぽいストーリーももうちょっと魅力が出ると思うんだけどなぁ。
今日は今日で夜に「グリーン・デスティニー」を見ていました。いやぁ、なんかドラ*ンボールかとおもった(笑)。だって 人が飛ぶんですよ、人が。ストーリーを楽しむ映画ではなくてアクションとヨーヨー・マの演奏を楽しむための映画なんだろう なぁ、きっと・・・・。と言うよりそう思わないと納得がいきません。

最近、自宅本棚をきれいに整理しました。そうしたら、昔買ってから読もうと思いつつ放置されている本の多いこと・・・。 これはあまりよい傾向ではないなぁ。どなたか欲しい方がいらっしゃいましたら、譲ろうかと思うことも時々あります。

先週日曜日、「文明の道」が完結しました。最終回はモンゴル帝国を扱い、 モンゴルが陸上交易路のみならず海上交易路もにぎり、経済的に世界を結びつけていたことが語られていました。また、 モンゴル帝国による世界の一体化がペストの大流行を招いたと言うことも触れられていました。とりあえず本シリーズは これで終了と言うことになりますが、全部見た感想でも・・・。まず、全体の構成に関してですが、アレクサンドロスや モンゴルの回は正直なところ1回の放送回数で終わらせるのはかなり消化不良に感じました。一方でなかなかとりあげられ にくいソグド人の交易活動やフリードリヒ2世に関する話が取り上げられたことは良かったのではないかと思います。どちら も日本ではあまりなじみがないテーマですし。個人的希望としてはアレクサンドロスとモンゴルに関しては2回にしてもっと 内容を濃くしたうえで、さらに大航海時代以降を続編として制作して欲しいです。でも無理だろうなぁ・・・

12月6日
銀行に行ってカードを新しくしました。当然暗証番号も変えました。しかし、何か新しいカードはぱっとしないなぁと 思うのは私だけだろうか(笑)。でも、最近ニュースなどで銀行のカードの情報をいとも簡単に読み取ってしまう技術 もあるようだし、気をつけないと行けないな・・・
最近はここのところ更新ペースが落ち気味、ま、ゆっくりつくろう。とりあえず年内にはアレクサンドロスまでは完成 させたいですね。ディアドコイ戦争中やアンティゴノス朝は色々調べないと分からないことが多いのでちょっとかかりそう。 史料状況から言ってもフィリッポス2世、アレクサンドロス大王の時期と比べてアンティゴノス朝の時代は色々史料もある ようですし、そういったものがつかえるといいのですが・・・・。ギリシャ語やり直さないとダメだろうなぁ。はぁ・・

12月1日
もう今年も後一月でおわりか・・・・。あっという間だったなぁ、この一年も。
昨日は「アンダーワールド」を見てきました。吸血鬼一族と狼男一族の長年にわたる戦いを書いた物、というアクション映画 です。格闘がメインではなくガンアクションがメインの映画です。吸血鬼のほうは特に変身することはないのですが、狼男の 変身シーンは自然にすっと変わるのではなく体の部分部分がぼこっぼこっと変わっていく感じになってました。なんとなく漫画 っぽいかな。ただ、一見すると「マトリックス」の二番煎じみたいに見えるかもしれませんが、あれとは全く違う感じの作品に 仕上がってると思います。裏切りだの一族の掟だのと狼男と吸血鬼で任侠映画をやっているようなテイストでもあり、「マトリ ックス」にはそういう要素は無いですから、また別の映画として楽しめるかと思います。果たして次作がどうなるのだろう、 とちょっと楽しみ。

11月28日
これはすごいな、やっぱり・・・。
<始皇帝陵>巨大な「地下宮殿」を確認 陜西省文物考古研など
 中国陜西省西安市の秦の始皇帝陵(東西345メートル、南北350メートル)を、同省文物考古研究所と中国地質調査局が、 電気探査などのハイテク技術で調査した結果、墳丘の地下約30メートルの地点に巨大な「地下宮殿」や墓室が存在することを 28日までに確認した。地下宮殿の存在はこれまでのボーリング調査などで予測されていたが、具体的な規模や構造が判明した のは初めて。飯島武次・駒沢大教授(東洋考古学)は「世界最大の『地下宮殿』であり、これまでの調査を一歩前進させた」と 評価している。  始皇帝陵の発掘は、巨額の費用がかかる上、保存技術が不十分なため、実現の見通しは立っておらず、今回は始皇帝陵の保護 計画を制定するための調査という。  同研究所などによると、地下宮殿は東西170メートル、南北145メートルの規模で、中央には石灰岩でつくった墓室(東 西80メートル、南北約50メートル、高さ15メートル)があるとみられる。  また、地下宮殿には大量の水銀が流し込まれていたことも判明。司馬遷の史記には始皇帝陵について「水銀の川や海がある」 との記述があり、これを裏付ける結果だ。  このほか、墓室を守るように周囲には厚さ16〜22メートルの頑丈な壁が巡らされており、内部の墓室は壊れていないとの 測定結果も出た。  同研究所の秦始皇陵考古隊の段清波隊長は「始皇帝陵の研究に初めて総合的な科学的データを提供した」と話した。  調査は昨年11月から実施。地表から電流を地中に流し、地下の構造物や地層の変化で異なる導電率を計測する方法など地球 物理学のハイテク技術を応用して行われた。(上海・共同)(毎日新聞)
[11月28日23時20分更新]
本当に地下宮殿らしき物がありそうな感じですね。でも掘るのはほぼ不可能なのか、これだけの規模になると・・・・。 兵馬俑の発掘で我慢ってところですね。でも見てみたいと思うけれど・・・。しかし史記だと項羽が盗掘したという話 もあるけれど、この調査の様子を見ると始皇帝の墓の部分はかなり残っているのかもしれませんね。

11月23日
最近知ったニュースなのですが、ここのところカリフォルニアの山火事でセットが焼けて主演映画の撮影が遅れている レオナルド=ディカプリオですがさらなる不幸が・・・。といっても身内の不幸ではなく映画関係ですが。現在彼が主役 を演じるバズ=ラーマン監督(「ムーラン・ルージュ」などがありますね・・・)の映画「Alexander the Great」が頓挫 してしまいそうな感じです。なんでも頓挫の原 因は日本にある ようです。日本の興行関係者の関心が低く、配給権など諸々のセールスに失敗したのだとか。売り込み方が非常に悪かった のか、日本の興行関係者の歴史に対する無関心のせいか、どちらに原因があるのかは分かりません。また一方ではこの映画 への出演に関してディカプリオ本人がまだサインしていないとか、脚本が2月まであがらないとか、色々な話もあるようで、 なんかこのままだと実際に作られるのかどうかも分からないですね。一方、オリバー=ストーン監督、コリン=ファレル主演 でもアレクサンドロス大王の映画は作られていますがこちらは順調に進んでおり、日本でも日本ヘラルド・松竹が配給権を 獲得したと言うことです。どうもオリバー=ストーン作品の方が先に出来そうな感じになってきました。

11月14日
ビルマのパガン遺跡は世界的にも有名な仏教遺跡として知られています。しかし歴史的な価値は高いものの、軍事政権 のもとにあるということもあり、世界遺産にも登録されていません。しかし貴重な観光資源として活用されています。 しかし、パガン遺跡の保存が現在困難になっているようです。経済制裁、経済援助凍結といった事が行われていること から大変なことになっているようです・・・・。果たしてこれからどうなることか。

11月12日
今日は仕事帰りに映画を一本。東京ゴッドファーザーズというアニメ映画です。しかし、アニメといってもすばらしい できばえでした。2人のホームレスと1 人の家出娘がゴミ捨て場に捨てられていた女の子の親を捜しまわったクリスマスから大晦日までの出来事を描いた映画で す。東京の光景はかなり細かいところまでリアルに作ってる一方、キャラクターの仕草はかなりオーバー、物語の展開は 都合良すぎ(笑)なくらい偶然が重なってます。文字通りの意味で「鼻つまみ者」になっているホームレスの日常に突然 入り込んできたファンタジーっていったところでしょうか。最後は大団円ですし、所々で笑いがこぼれているような映画 なので、楽しく見られると思います。

11月11日
ここのところ少々疲れ気味・・・。椅子に座っているだけで眠ってしまったり、電車で危うく寝過ごしそうになったり、 いろいろです。本屋を見て回っているときに「フィレンツェのサッカー」という本を見つけて、ついつい買ってきてしま いました。随分前に衛星放送の紀行番組でフィレンツェのお祭の時に行われるカルチョという昔の球技を特集している番 組を見たことがありますが、なんかハンドボールっぽい感じでした。しかし、もともと「カルチョ」ってどういう意味の 言葉だったのだろう・・・。football,fussballといった他国の表現と比べても、かなり奇異な感じを与える言葉ですね。

11月6日
今日は深夜2時に帰宅しました。何をしていたかというと、マトリックス・レボリューションズを 見るために夜に出かけていました。でも、キアヌ=リーブスのきていた新宿では見ていないです。歌舞伎町怖いし(笑)。 映画の内容ですが、まぁ、一応、これで終わりなんだな、ってかんじです。賛否両論でそうな映画ですね・・・。あ、 そうそう、映画を見る前にパンフレットは見ない方がいいですよ。ネタバレしてるページがありますから。

この辺はネタバレが少々はいります。ラスト14分に70億円かけた、というそうでしたが、できあがったのがかめはめ波のない ドラゴンボールですか・・・・。ちょっとお金のかけ方が何だかなぁってかんじです。ザイオンの戦闘シーンは意外と迫力 がありましたが、あれだったら別に「マトリックス」じゃなくてもいいのでは、と思ってしまいます。普通の特撮ものですし。 そうはいっても結構楽しく見られました。最後、ネオがデウス=エクス=マキナに載せられて運ばれるシーンはまるでアヴァロン へと連れて行かれるアーサー王のようです。救世主は危機が再びやってきたときに戻ってくる、ってことでしょうか。この へんは消化不良云々行ってる人がいるみたいですが、類似の神話伝承は色々あるような・・・。ただ、親玉の名前がデウス=エクス= マキナってつけたのはちょっとまずいんじゃないかと。ギリシア悲劇においてデウス=エクス=マキナ(機械仕掛けの神)という ものが出てきますが、これは劇の最後で出てきて話を唐突にまとめて終わらせる役目を果たしてるのですが、最後に出てきた親玉 にそんな名前を付けたことと、劇中でばらまかれた謎がそのまま放置されて終わったのと何か関係があるのかもしれませんね。 (そんなのだったらはじめから妙な謎は出すなって・・・)
しかし、リローデッドの最後でマトリックスに入っていないときに特殊能力が使えたのはやはりなぜなんだろう・・・?で、 その後意識を失って、マトリックスと現実の狭間に落っこちていたというけれど、どうやってネオの精神はあそこに行ったのだろう? 単純にパワーアップしたから、ということにしてよいんだろうか?こういったことに関しては疑問はまだまだつきません。

11月3日
連休最終日、しかし天気は悪いですね。今日は一つ小ネタでも。
南チロルのエッツタール渓谷の氷河で1991年、氷漬けのミイラで発見された約5200年前の通称「アイスマン」に関するニュース です。報道によると、“オーストリアとの国境近くの発見場所から南に約60キロ離れた幾つかの谷で生まれ生活していたと、 オーストラリア国立大などの国際研究グループが31日付の米科学誌サイエンスに発表した。新石器時代末期には、アルプスの 谷に人間が定住していたと考えられるという(時事通信)”そうで・・・。「アイスマン」ですが、オーストリア側では発見場 所にちなんでエッツィという名前を付け、イタリア側ではヒベルナトゥスという名前を付けています。で、発見場所が両国国境 付近であったために所有権を巡って両国が対立、結局国境からややイタリア側だったこともありイタリアが所有することになっ たそうです。随分前のDNA調査で 「アイスマン」がアルプス以北のヨーロッパ人種の系統に属するという事は言われていたので すが、今度は彼がどのあたりで暮らしていたのかを特定する研究をやっていたようです。
でも、どうやってエッツタール渓谷から60キロほど離れた場所の集落だ、という特定を行ったのでしょう・・・・。しかし、 「アイスマン」を自国の住民の祖先であるかのように扱うような愚は犯さないで欲しいです。大昔にはイタリアもオーストリア も存在しなかったのですから。

10月30日
今日、ちょっと前に頼んでいた 佐藤亜紀「戦争の法」が自宅に届きました。「バルタザールの遍歴」「1809 ナポレオン暗殺」「モンティニーの狼男爵」など 西洋関係の話が多い著者の作品のなかでは異例の日本を扱った物語です(どうも*潟県っぽいというかモデルはそこだったはず)。 今まで欲しかったけれど絶版になっていたので復刊されてよかったです。同じ作者の 「鏡の影」も近日中に復刊されるとのこと、これも買わなきゃ。しかし、手許にほとんどお金がないときに限って注文した本が くるからなあ・・・・。

10月24日
今日は仕事帰りに上野の博物館をハシゴして帰ってきました。金曜日は夜遅くまで博物館が開いているので、勤め帰り に立ち寄ることも可能ですし。見たものは「煌めきのダイヤモンド展(国立博物館)」と「大英博物館の至宝展(都美術館)」 です。前者は400年にわたるダイヤモンドジュエリーの変化の歴史が見て分かるような展示になっていました。展示内容のためか、 女性のお客さんが多かったです。後者は大英博物館に展示されているもののなかからいくつか集めてきて展示している展覧会で、 日本のものもいくつか展示されていました。でもやはり目立つのはエジプト関連の展示でした。どちらも結構楽しかったです。

10月22日
現在、すこしずつ内容の充実を図っています。マケドニア王国史について、まずマケドニア人がいつ頃移住したのか、 どのような人々なのか、そう言ったところから説明を始めようと思い、準備をしています。いやぁ、それにしてもウェブサイトを まめに更新している人ってすごいなぁとつくづく思います。ほんのちょっと準備するだけでもここまで大変だとは・・。仕事しな がら調べて書く、これはかなり大変です。久しぶりに英語の文献を読み始めたら前と比べると大幅に読解能力が低下してるし・・・。 語学を鍛え直さないと行けないなと思いました。

10月20日
9年ぶりにウェブサイトを作ってみました。大学の授業で遊び半分で作って以来全く弄ったことがなかったので、昨今 のウェブサイト事情があまり分かっていません。なんせスタイルシートってなんだそれってレベルですし・・・。果たして無事に 作ることは出来るのでしょうか。
とはいえ、ウェブサイトを作るからにはしっかりしたものを作りたいものです。

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